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2/28トヨタの“ランドクルーザーファミリー”のなかでも、基幹車種として位置づけられる「ランドクルーザー“250”」。“300”と同じ「GA-F」プラットフォームをベースとしているが、足まわりやエンジンの設定などにより、より気兼ねなく使えるクルマに仕立てられている。
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3/28機能性重視の設計思想が表れたインストゥルメントパネルまわり。各所を飾るザイル調のチタニウムフィルムやメッキの装飾、チタン塗装のシフトぺゼルは、最上級グレード「ZX」だけの特徴だ。
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4/28「ZX」グレードでは、運転席に8wayの電動調整機能に加えて、座面の長さ調整機能も採用。1・2列目シートの両方にシートヒーター/ベンチレーション機能を備えている。
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5/28「ZX」に標準で、「VX」のディーゼル車にオプションで用意される12.3インチTFTカラーメーター。他の仕様には7.0インチのTFTカラーメーターが装備される。
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6/28早朝の高尾山口駅にて、途中合流の取材クルーを待つ「ランドクルーザー“250”」。あくまで私見だが、「ジープ・ラングラー」などのアメリカ製クロスカントリー車/ピックアップトラックと比べると、トヨタのクロカンやピックアップは、オフロード性能だけでなくオンロードでの操作性にも配慮した調律となっている印象がある。
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7/28「ZX」に装備されるプロジェクター式3眼LEDヘッドランプ。純正アクセサリーで人気の丸目のLEDランプは、「VX」グレードでないと選べないので要注意。
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8/28特殊な車体構造の「ランドクルーザー“250”」だが、レーダークルーズコントロールやレーンキーピングアシストといった運転支援システムの作動に違和感はない。「ZX」には、渋滞時のハンズオフ走行を可能とする、「トヨタチームメイト[アドバンストドライブ(渋滞時支援)]」も、標準で採用される。
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9/28オーディオの仕様もグレードによって異なり、「ZX」には14基のスピーカーからなるJBLプレミアムサウンドシステムが標準で装備される。
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10/28中央自動車道を快調に飛ばす「ランドクルーザー“250”」。パワートレインの洗練度は相当なもので、昔のディーゼルエンジンのように、アクセルを踏むのが心苦しくなる類いの振動・騒音は皆無。8段ATの変速も適切でスムーズだ。
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11/28ドライブモードセレクターが備わるのはディーゼル車のみで、ガソリン車は非採用となる。「スポーツ」「ノーマル」「エコ」の、3種類のモードが用意される。
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12/282.8リッター直4ディーゼルターボエンジン「1GD-FTV」の最高出力は204PS、最大トルクは500N・m。昔懐かしのクロカンを思えば、夢のようなスペックだ。操作性も良好で、細かなスロットル操作にも、ていねいに反応してくれる。
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13/28WLTCモードでの計測燃費は、市街地が8.5km/リッター、郊外が11.0km/リッター、高速道路が12.6km/リッター、これらを含むWLTCモード燃費は、11.0km/リッターとされている。
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14/28硬くデコボコとした凍結路を走る「ランドクルーザー“250”」。写真ではなんてことないように見えるが、グリップしていると思ったら突然ツルリとタイヤをとられたりして、ヒヤヒヤした。
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15/28「ランクル“250”」とともに今回のドライブを支えてくれた、ダンロップのSUV用スタッドレスタイヤ「ウインターマックスSJ8+」。
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16/28「マルチテレインセレクト」には全6種類のモードがあり、トランスファーが「H4」の場合は「オート/ダート/サンド/マッド/ディープスノー」が、「L4」の場合は「オート/サンド/マッド/ロック」が選択可能となる。
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17/28センターディスプレイの「マルチテレインセレクト」表示画面では、車両の斜度やパワートレイン/ドライブトレインの状態を確認可能。“300”と比べると表示はいささか簡素だが(笑)、見やすさに関しては非常に良好。ただ正直なところ、走行中にこの画面を注視するような機会はなかった。
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18/28滑りやすい凍結路では、慎重なスロットル操作や先を見越しての繊細なブレーキ操作が必須となる。「ランドクルーザー“250”」のアクセルやブレーキの操作性は、こうした環境を考慮して調律されているのだ。
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19/28ロケの最中には雪が降りだし、いつの間にやら吹雪に。当取材の水先案内人を務めた、八ヶ岳に居を構えるK氏によると、この日の状況は「八ヶ岳でもめったにないほど過酷」なものだったとか。無事に帰れてよかった……。
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20/28センターコンソールに備わる、悪路向けのアシスト機構の操作パネル。「ダウンヒルアシストコントロール/クロールコントロール」は下段の「DAC・CRAWL」のボタンを押すと作動。通常はドライブモードの選択に用いる上部のダイヤルで、設定速度を調整する。
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21/28「ダウンヒルアシストコントロール」は、車速が30km/h以下の状態で使用が可能。速度は約4~30km/hの間で、5段階で調整できる。上述のとおり、速度調整はセンターコンソールのダイヤルで行うのだが、ビビリな記者は。ハンドルから手を離さないで操作できるほうがいいと思いました……。
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22/28センターコンソールには、2つのデフロックやトラクションコントロールのオン/オフ、フロントスタビライザーのロック/フリーを操作するボタンを配置。左のツマミは副変速機のスイッチだ。ローレンジのギア比は2.566である。
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23/28別荘地と幹線道路をつなぐ、スロープ状の小道。クルマを降りて確かめてみたら、スケートリンクのようにつるつるしていて血の気がうせた。スタッドレスタイヤと、電子制御の進化に感謝である。
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24/28トヨタ・ランドクルーザー“250”ZX
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堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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