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2/192023年6月にグローバルデビューしたボルボのエントリー電気自動車「EX30」。日本では2024年2月から本格的なデリバリーが始まった。今回は冬の新潟・妙高高原で試乗し、雪道での走りを報告する。
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3/19日本では現在、容量69kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、1基のモーターで後輪を駆動する「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」のみのラインナップ。今後、フロントにモーターを追加した4WDモデル「ツインモーター」や、アウトドアテイストの「EX30クロスカントリー」も導入が予定されている。
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4/19最新世代のボルボ車とひと目でわかる「トールハンマー」型ヘッドランプや、BEVらしさを表現するグリルレスデザインが目を引く「EX30」のフロントフェイス。ヘッドランプには、周囲の車両を検知しハイビームからロービームに自動で切り替える「アクティブハイビーム」が組み込まれている。
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5/192段重ねのリアコンビランプが特徴的な「EX30」のリアビュー。外板色は写真のソリッドカラー「モスイエロー」をはじめとする全5色をラインナップ。どのボディーカラーを選んでもブラックのルーフとの組み合わせになる。
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6/19「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」は、リアに最高出力272PS/6500-8000rpm、最大トルク343N・m/5345rpm発生する電気モーターを車名のとおり1基搭載。後輪を駆動する。
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7/19今回の試乗車は、標準で装備される19インチホイールに、前後とも245/45R19サイズの「ミシュランX-ICE SNOW」スタッドレスタイヤを組み合わせていた。
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8/19写真のインテリアカラーは「チャコール」で、「テイラードウールブレンド ミスト」と呼ばれるシート表皮が組み合わされていた。フロントシートには8WAYの電動調整機構と、ヒーターが内蔵されている。
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9/19後席のスペースは広いとはいえないが、ヘッドルーム、ニールームともに大人が座れる十分なスペースを確保。背もたれには60:40の分割可倒機構も備わっている。
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10/19スイッチや計器を極力排した、シンプルなインストゥルメントパネルデザインが「EX30」の持ち味。速度やドライブレンジ、バッテリー残量の表示などのほか、各種操作や設定を12.3インチのタッチ式縦型センターディスプレイが担っている。Googleのインフォテインメントシステムを内蔵しているのも、最新型ボルボ車の特徴だ。
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11/19シフトセレクターはレバータイプで、ステアリングコラム右側に配置。レバーを下げるとDレンジに、上げるとRレンジに入る。レバーのトップにあるボタンを押すとPレンジが選択できる。
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12/19センターコンソールに収納式のドリンクホルダーを内蔵。アームレストの手前にパワーウィンドウとドアロック/アンロックのスイッチが配置される。パワーウィンドウスイッチは、フロント/リアの切り替え式になっている。
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13/19「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4235×1835×1550mm、ホイールベースは2650mm。多くの機械式駐車場に対応する全高は、都市部でも使い勝手がよさそうだ。
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14/19ダッシュボード上にサウンドバータイプのharman/kardonのプレミアムサウンドオーディオシステムを設置。これは標準装備となるアイテムで、9個のスピーカーと総出力1040Wのアンプで構成される。ドアにスピーカーを設置しないのは、ドア内の配線を少なくするためとボルボは説明している。
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15/19フロントボンネット下に“フランク”と呼ぶ収納スペースが設置される。充電ケーブルや小物を入れるのに活用できるが、ふたにステーやオープン状態を固定する機構が備わっていないため、出し入れしづらいのが難点。
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16/19車体後部の荷室容量は318リッターで、床面は開口部との段差が少ないフラットなフロア高と、低い位置(写真)にセットできる2段階調整式となっている。床面を上部セットし、荷室床下をサブトランクとして使用する際の下部容量は61リッター。
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17/19容量69kWhの駆動用バッテリーにより、一充電あたり最大560km(WLTPモード)の走行を可能とする「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」。低重心が自慢のBEV専用プラットフォームのSEA(サステナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャー)により、後輪駆動モデルながら雪上でも安定したハンドリングが味わえた。
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18/19ボルボEX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ
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櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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