- 
                  
                  1/12最後の純アルピナといわれる「B3 GT」のステアリングを握り、夜の首都高に出撃。実はこう見えてあまりアルピナに詳しくないので、今回はその魅力をしっかり理解しようと思っている。
 - 
                  
                  2/12ドイツで一番小さな自動車メーカーであるアルピナ社、正式名「アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン社」は、2025年に自社での車両開発・製造・販売を終了する。アルピナの商標権をBMWに譲渡し、以降はクラシックアルピナモデル関連のビジネスを中心に、別の道を歩むという。
 - 
                  
                  3/122024年6月に発表された「BMWアルピナB3 GT」。ステーションワゴンの「B3 GTツーリング」、4ドアクーペの「B4 GTグランクーペ」 とともに60年に及ぶ同ブランドの最終章を飾るモデルとなる。
 - 
                  
                  4/12アルピナ独自の「ドームバルクヘッドレインフォースメント」が追加されたエンジンルーム。「BMW M」由来の3リッター直6ツインターボのS58ユニットは、最高出力が従来型「B3」の495PSから529PSに高められた。
 - 
                  
                  5/12左右に小さなカナードとスプリッターが備わった「ALPINA」の立体的なロゴ入りスポイラーが目を引くフロントフェイス。エアロデバイスは、BMWの風洞試験施設で効果を確認済みだという。
 - 
  
BMWアルピナ B3 の中古車webCG中古車検索
 - 
                  
                  6/12「B3 GT」で首都高に乗り入れて、まずはジョイントの乗り越え時の収束具合を確かめる。確かにコントロールしやすく乗り心地はいいが、首都高の速度域ではアルピナの本領が発揮できないとも感じた。
 - 
                  
                  7/12エンジンルームにBMWアルピナであることを示すシリアルナンバー入りのプレートが備わる。今回の試乗車両では「BMW ALPINA B3 GT Limousine 009」と刻印されていた。
 - 
                  
                  8/12「GT」モデル専用となる「オロ・テクニコ」と呼ばれるゴールドに塗られた「アルピナクラシック20インチ鍛造ホイール」。リム部分には「B3 GT」のロゴが入っている。
 - 
                  
                  9/12この日の首都高・辰巳PAには、レンタカーの「ホンダ・シビック タイプR」に乗ったインバウンド客の姿が。彼らはシビック タイプRの写真撮影に夢中で、アルピナにはほとんど関心を示さなかった。
 - 
                  
                  10/12アルピナの流儀でコーディネートされたコックピット。「オロ・テクニコ」のカラーは外装だけでなく、ステアリングホイールのステッチやアルミニウム製のシフトパフドルなどにも用いられていた。右ハンドル仕様は30万円の有償オプション。
 - 
                  
                  11/12「B3 GT」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4725×1827×1440mm、ホイールベースは2851mm。車重は1875kgと発表されている。「アルピナブルー」のボディーカラーが東京の夜景に映える。
 - 
                  
                  12/12最高巡航速度308km/hは、ドイツのアウトバーンでしか意味をなさないものかもしれないが、われわれカーマニアはそこにロマンを感じてしまうのだ。速度無制限区間は年々減る一方と聞く。しかしアウトバーンに憧れて育った世代にとっては、いまでも最高のステージなのである。
 

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
  BMWアルピナ B3 の中古車webCG中古車検索
  
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
  
  
  
      
        カーマニア人間国宝への道の新着記事
  - 
  
  第321回:私の名前を覚えていますか 2025.10.20 清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。
 - 
  
  第320回:脳内デートカー 2025.10.6 清水草一の話題の連載。中高年カーマニアを中心になにかと話題の新型「ホンダ・プレリュード」に初試乗。ハイブリッドのスポーツクーペなんて、今どき誰が欲しがるのかと疑問であったが、令和に復活した元祖デートカーの印象やいかに。
 - 
  
  第319回:かわいい奥さんを泣かせるな 2025.9.22 清水草一の話題の連載。夜の首都高で「BMW M235 xDriveグランクーペ」に試乗した。ビシッと安定したその走りは、いかにもな“BMWらしさ”に満ちていた。これはひょっとするとカーマニア憧れの「R32 GT-R」を超えている?
 - 
  
  第318回:種の多様性 2025.9.8 清水草一の話題の連載。ステランティスが激推しするマイルドハイブリッドパワートレインが、フレンチクーペSUV「プジョー408」にも搭載された。夜の首都高で筋金入りのカーマニアは、イタフラ系MHEVの増殖に何を感じたのか。
 - 
  
  第317回:「いつかはクラウン」はいつか 2025.8.25 清水草一の話題の連載。1955年に「トヨペット・クラウン」が誕生してから2025年で70周年を迎えた。16代目となる最新モデルはグローバルカーとなり、4タイプが出そろう。そんな日本を代表するモデルをカーマニアはどうみる?
 
新着記事
- 
              
                
                          NEW
                    “安心・安全”をより長く 2人のプロが「ブリヂストン・ブリザックWZ-1」を語る
2025.11.42025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>ブリヂストンが、持てる最新のタイヤ技術を投入して誕生させた、新しいスタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1(ダブルゼットワン)」。高い氷雪上性能とサステナビリティーを併せ持つ新製品の魅力に、2人のプロフェッショナルが迫る。 - 
              
                
                        
                          NEW
                    2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】
2025.11.4試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。 - 
              
                
                          NEW
                    「新車のにおい」の正体は?
2025.11.4あの多田哲哉のクルマQ&Aかつて新品のクルマからただよっていた「新車のにおい」の正体は? 近年の新車ではにおうことがなくなった理由も含め、トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんが解説する。 - 
              
                
                        
                    第322回:機関車みたいで最高!
2025.11.3カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。2年に一度開催される自動車の祭典が「ジャパンモビリティショー」。BYDの軽BEVからレクサスの6輪車、そしてホンダのロケットまで、2025年開催の会場で、見て感じたことをカーマニア目線で報告する。 - 
              
                
                    現行型でも中古車価格は半額以下! いま本気で狙いたい特選ユーズドカーはこれだ!
2025.11.3デイリーコラム「クルマが高い。ましてや輸入車なんて……」と諦めるのはまだ早い。中古車に目を向ければ、“現行型”でも半値以下のモデルは存在する。今回は、なかでも狙い目といえる、お買い得な車種をピックアップしてみよう。 - 
              
                
                        
                    スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】
2025.11.3試乗記スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。 
                  
                  
                  
                  
                  





























                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
    
    
    
    
    
                          
                        
                          
                        
                    
                        
                    
                  
                  
                  
                  
                        
                    
                        
                    
                        
                    
                        
                    
                        
                    