-
1/25今回は5月にイタリア・コモで取材した「コンコルソ・ヴィラデステ」のリポートを。写真は24日の招待者投票による「コッパ・ドーロ」を受賞した1957年「BMW 507ロードスター」。
-
2/25グランドホテル・ヴィラ・デステの招待日。近年はなぜか天候不順が続き、オーナーたちをやきもきさせたが、2025年はまばゆいばかりの晴天に恵まれた。
-
3/25審査員によるベスト・オブ・ショーには、ドイツのコレクターが持ち込んだ1934年「アルファ・ロメオ・ティーポB(P3)」が選ばれた。
-
4/25パッカード1108(1934年)
-
5/25初代オーナーは北極探検家のルイーズ・アーナー・ボイド。彼女が付けていたホッキョクグマのマスコットも再現されている。
-
6/25アルファ・ロメオ6C2500SSティーポ256(1939年)
-
7/251950年「ブガッティ・タイプ101 Cアンテム」。名門のスワン・ソングである。
-
8/25「メルセデス・ベンツ300SL」はもう見慣れた、と言うなかれ。これはアストンマーティンのオーナーだったデイヴィッド・ブラウンが所有していた車両である。
-
9/25もはや3年目となった、テノール歌手ヨナス・カウフマン(左)が選定する「ベスト・エンジンサウンド賞」。今回は1956年「アストンマーティンDB3S 2シーター オープンコックピット」が選ばれた。
-
10/25モンテヴェルディHAI 450-GTS(1970年)
-
11/251967年「OSIシルバーフォックス プロトタイプ」。Silver Foxとはデザインの考案者であるピエロ・タルッフィのニックネームだった。
-
12/25日本のエントラントによって運び込まれた「デ・トマソ・パンテーラ グループ4」。1973年のジュネーブモーターショー出展車両で、後年のオーナーによって改造された各部を、当時の数少ない資料をもとにオリジナル状態へと修復した。
-
13/252025年「アルファ・ロメオ8Cドッピアコーダザガード」(左)。ルマンカーを公道仕様にした「グリッケンハウス007S LMH」(右)と。
-
14/25BMWコンセプト スピードトップ
-
15/25「BMWコンセプト スピードトップ」のインテリア。
-
16/25「BMWコンセプト スピードトップ」は70台が限定生産される。
-
17/25会期中のオークションは、従来のRMサザビーズに代わり、ブロードアロー社が催すことになった。BMWオンリーのセールも5月24日に行われた。
-
18/25ロールス・ロイス・ファントム・ゴールドフィンガー(2024年)
-
19/25「ファントム・ゴールドフィンガー」の後席。
-
20/25ピクニックテーブルの象眼細工。劇中に登場する金所蔵庫の地図である。
-
21/25ルーフの内張り。劇中の名場面を飾ったスイス・アルプスの星座が、719個の“星”で表現されている。それも、1964年の撮影最終日におけるものを正確に再現したというから驚きだ。
-
22/25ドライバーズシート。センターコンソールにはファントムの形態をモチーフにした18カラットの金塊が。
-
23/25ステップのプレート。
-
24/25グローブボックスのフタを開けると、劇中で敵役オーリック・ゴールドフィンガーが語るセリフが。「これはゴールドです。ミスター・ボンド。私は人生すべてをかけて、その色、輝き、そして神聖な健全さに愛情を注いでいるのです」
-
25/25会場では『007/ゴールドフィンガー』の劇中車である1937年「ファントムIIIセダンカ・ドヴィル」とともにディスプレイされた。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
マッキナ あらモーダ!の新着記事
-
第940回:宮川秀之氏を悼む ―在イタリア日本人の誇るべき先達― 2025.12.11 イタリアを拠点に実業家として活躍し、かのイタルデザインの設立にも貢献した宮川秀之氏が逝去。日本とイタリアの架け橋となり、美しいイタリアンデザインを日本に広めた故人の功績を、イタリア在住の大矢アキオが懐かしい思い出とともに振り返る。
-
第939回:さりげなさすぎる「フィアット124」は偉大だった 2025.12.4 1966年から2012年までの長きにわたって生産された「フィアット124」。地味で四角いこのクルマは、いかにして世界中で親しまれる存在となったのか? イタリア在住の大矢アキオが、隠れた名車に宿る“エンジニアの良心”を語る。
-
第938回:さよなら「フォード・フォーカス」 27年の光と影 2025.11.27 「フォード・フォーカス」がついに生産終了! ベーシックカーのお手本ともいえる存在で、欧米のみならず世界中で親しまれたグローバルカーは、なぜ歴史の幕を下ろすこととなったのか。欧州在住の大矢アキオが、自動車を取り巻く潮流の変化を語る。
-
第937回:フィレンツェでいきなり中国ショー? 堂々6ブランドの販売店出現 2025.11.20 イタリア・フィレンツェに中国系自動車ブランドの巨大総合ショールームが出現! かの地で勢いを増す中国車の実情と、今日の地位を築くのに至った経緯、そして日本メーカーの生き残りのヒントを、現地在住のコラムニスト、大矢アキオが語る。
-
第936回:イタリアらしさの復興なるか アルファ・ロメオとマセラティの挑戦 2025.11.13 アルファ・ロメオとマセラティが、オーダーメイドサービスやヘリテージ事業などで協業すると発表! 説明会で語られた新プロジェクトの狙いとは? 歴史ある2ブランドが意図する“イタリアらしさの復興”を、イタリア在住の大矢アキオが解説する。
新着記事
-
NEW
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」
2025.12.19デイリーコラム欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。 -
NEW
第856回:「断トツ」の氷上性能が進化 冬の北海道でブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」を試す
2025.12.19エディターから一言2025年7月に登場したブリヂストンの「ブリザックWZ-1」は、降雪地域で圧倒的な支持を得てきた「VRX3」の後継となるプレミアムスタッドレスタイヤ。「エンライトン」と呼ばれる新たな設計基盤技術を用いて進化したその実力を確かめるべく、冬の北海道・旭川に飛んだ。 -
NEW
次期型はあるんですか? 「三菱デリカD:5」の未来を開発責任者に聞いた
2025.12.18デイリーコラムデビューから19年がたとうとしている「三菱デリカD:5」が、またしても一部改良。三菱のご長寿モデルは、このまま延命措置を繰り返してフェードアウトしていくのか? それともちゃんと次期型は存在するのか? 開発責任者に話を聞いた。 -
フォルクスワーゲンID. Buzzプロ ロングホイールベース(前編)
2025.12.18あの多田哲哉の自動車放談現在の自動車界では珍しい、100%電動ミニバン「フォルクスワーゲンID. Buzz」。トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんが、実車に初めて試乗した感想は? -
第941回:イタルデザインが米企業の傘下に! トリノ激動の一年を振り返る
2025.12.18マッキナ あらモーダ!デザイン開発会社のイタルデザインが、米IT企業の傘下に! 歴史ある企業やブランドの売却・買収に、フィアットによるミラフィオーリの改修開始と、2025年も大いに揺れ動いたトリノ。“自動車の街”の今と未来を、イタリア在住の大矢アキオが語る。 -
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】
2025.12.17試乗記「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
注目の記事
-
フルモデルチェンジで全方位に進化した人気のコンパクトカー「MINIクーパー5ドア」の魅力に迫る。 特集 -
品質の高さと確かな保証でカーライフに寄り添う「レクサス認定中古車CPO」。その魅力を探る。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング総合
