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1/11トヨタ自動車は2025年5月8日に2024年度の決算を発表した。売上高にあたる営業収益は過去最高の48兆0367億円(前年比6.5%増)で、本業のもうけを示す営業利益は4兆7955億円(同10.4%減)の増収減益だった。写真は決算報告の発表会見に登壇したトヨタ自動車代表取締役社長の佐藤恒治氏。
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2/11決算報告の発表会見に登壇した写真左からトヨタ自動車経理本部長の山本正裕氏、同社代表取締役社長の佐藤恒治氏、同社取締役副社長の宮崎洋一氏。(役職は発表会見時点)
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3/112025年5月21日に世界初公開されたトヨタの新型「RAV4」。RAV4はクロスオーバーSUVのパイオニアとして1994年に初代モデルがデビュー。以来、180以上の国と地域で累計1500万台以上が販売されてきたベストセラーモデルで、今回の新型が6代目にあたる。今後のグローバル販売をけん引する、重要な存在になると予想されている。
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4/112024年8月に米国で発表され、2025年3月に日本でも販売がスタートした改良型「GRカローラ」。その進化には、スーパー耐久シリーズをはじめとするモータースポーツへの参戦を通じて得られた知見が生かされているという。こうしたカーマニア向けのスポーツモデルがラインナップされているのも、トヨタが多くのカスタマーに支持されている理由のひとつだろう。
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5/11北米で販売されているトヨタのピックアップトラック「タコマ」。同市場では「RAV4」と「カムリ」に次ぐ販売台数を誇る人気車種だ。最新モデルには2.4リッター直4のハイブリッドパワートレインが搭載されている。
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6/11北米におけるトヨタのセールスを支える4ドアセダン「カムリ」。同市場で販売される最新モデルは2023年11月に全面改良を受けた11代目で、米ケンタッキー州ジョージタウン工場が生産を担当する。残念ながら日本では同年12月に販売を終了した。
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7/11トヨタの米テキサス州のサンアントニオ工場で生産されるフルサイズSUV「トヨタ・セコイア」。最新モデルは2022年に登場した3代目で、「ランドクルーザー」よりも大きな全長5.3mに迫るボディーサイズが特徴だ。
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8/11決算報告の発表会見でトヨタの宮崎洋一副社長は「(アメリカ合衆国市場で)関税があるから値上げをするという場当たり的な対応はとらない」と明言した。
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9/112025年4月の上海モーターショーで世界初公開された新型「レクサスES」。今回の新型は8代目にあたり、「レクサスの次世代電動車ラインナップの先陣を切る一台として全面刷新を遂げた」とうたわれる。
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10/112025年5月に発表されたトヨタの「bZ Woodland(ウッドランド)」は2026年に北米で発売される予定の電気自動車。「bZ4X」のホイールベースはそのままに、全長を拡大したモデルだ。「bZ4Xツーリング」として日本にも導入される予定。グローバルで電気自動車のラインナップ拡充も推進している。
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11/11「米国での現地生産を拡大するのか?」という報道関係者からの質問に対し、トヨタの佐藤社長は「国内生産に対する思い・意思はぶれずに取り組んでいくつもりでおります」として、国内生産300万台体制の堅持を表明した。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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