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                  1/266代目となる新型「トヨタRAV4」。日本では2025年度内に販売が開始される予定だ。
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                  2/262025年5月21日の発表会にて、デザインの異なる3種類の新型「RAV4」を紹介する、トヨタのサイモン・ハンフリーズ チーフブランディングオフィサー。デザイン領域統括部長も務める人物だ。
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                  3/26発表会場に展示されていた初代~5代目「RAV4」と、その起源となったコンセプトモデル。
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                  4/261989年の東京モーターショーで発表されたコンセプトモデル「RAV-FOUR」。1993年には市販車に近いプロトタイプがお披露目され、翌年の市場投入に至った。
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                  5/261994年登場の、初代「RAV4」。都市型SUVの先駆けとなった、実は偉大なモデルだったのだ。
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                  6/26当時のトヨタオート店(現ネッツ店)で販売されていた「RAV4 J」。初代「RAV4」はCMキャラクターに木村拓哉を起用するなど、若者ウケを狙ったモデルだったが、意外やリタイア層からも引き合いが多かったという。
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                  7/26カローラ店で販売された「RAV4 L」とそのインテリア。「RAV4 J」と同Lの違いは、グリルの意匠のちょっとした差異ぐらいだった。
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                  8/26ボディーを410mm延長した5ドアモデル。日本では1995年に発売され、ファミリー層の顧客を大いに獲得していくこととなった。
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                  9/261997年登場の「いすゞ・ビークロス」。「ビッグホーン」由来の車台にクーペ風の3ドアボディーを架装した荒野のスポーツカーで、要は時代を先取りしすぎたモデルだった。
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                  10/26軽ハイトワゴンの先駆けとして、1993年に登場した初代「スズキ・ワゴンR」、後に、国内販売台数No.1の座に輝く人気車種となった。
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                  11/26「トヨタRAV4」のライバルとして、1995年に登場した「ホンダCR-V」(初代)。グローバル市場ではともに気を吐く2車種だが、RAV4が日本で今も人気を博しているのに対し、CR-Vは燃料電池車を除き、日本からは撤退してしまった……。
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                  12/261997年に登場した初代「トヨタ・ハリアー」。言わずと知れた、高級クロスオーバーSUVの先駆けである。
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                  13/261988年登場の初代「スズキ・エスクード」。コンパクトで乗用車ライクなボディーをまとった元祖“ライトクロカン”だが、その実はラダーフレームを備えた本格クロスカントリー車だった。
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                  14/261984年登場の2代目「ジープ・チェロキー」。ボディーはモノコックだがサスペンションは前後リジッドアクスルで、タフな悪路走破性も備えていた。
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                  15/262000年に登場した2代目「RAV4」。このころはまだ、クロカン車よろしく横開きのテールゲートにスペアタイヤを背負っていた。
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                  16/262005年に登場した3代目「RAV4」。グローバルでは人気を博したが、日本国内では肥大化したボディーをユーザーが敬遠。ライバルとの競争激化、マーケットの嗜好(しこう)の変化、トヨタ製SUV同士の市場でのバッティングなども重なり、販売不振に陥った。販売終了は2016年のことで、この代を最後に、日本でのRAV4の取り扱いはいったん終了となった。
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                  17/262013年から2018年まで販売された4代目「RAV4」。シャープなフロントマスクにモノフォルム的なスタイル、背面タイヤをやめた上開きのテールゲートと、そのいでたちはすっかり乗用車的なものとなっていた。
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                  18/262019年に登場した5代目「RAV4」。見よ、このフロントマスクを! それまでの流れから一転、オフロードテイストを前面に打ち出したデザインが衝撃的で、3年ぶりの日本導入もあって大いに話題を集めた。
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                  19/265代目「RAV4」の立体構成はかなりわかりやすいもので、ワイドなフロントバンパーから後ろへいくにつれて絞り込まれる前側の立体を、リアフェンダーやドア底部、テールゲートまわりからなる後ろ側の立体が、リアドアやリアクオーターまわりで受け止めるかたちとなっていた。
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                  20/26インテリアの意匠も、優雅な曲線基調だったそれまでから一転。ゴツゴツした“強さ”を強調するものになった。
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                  21/262017年のロサンゼルスショーで発表された「FT-ACコンセプト」。当初から「これが新型『RAV4』になるのでは?」とウワサされていたコンセプトモデルだ。
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                  22/26ほった「トヨタは『FT-AC』の評判をみて、5代目『RAV4』のキャラ変も『いける!』って思ったのかもしれませんね」
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                  23/26サイドビューでは、前傾したプロポーションや、後ろへいくにつれ高くなっていくベルトラインやキャラクターラインが特徴。勢いを感じさせるスポーティーなものだった。
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                  24/26「RAV4」とは“ガワ違いの兄弟車”の関係にあたる4代目「ハリアー」。いまだに根強い人気を誇っているが、米国仕様の「ヴェンザ」は「クラウン シグニア」(日本名:クラウン エステート)と入れ代わるかたちで廃止となっている。トヨタ・ハリアーの、明日はどっちだ?
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                  25/262018年3月のニューヨークショーより、5代目「RAV4」の発表会の様子。
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                  26/26渕野「自分がもといた会社は、アウトドアテイストのSUVを得意にしていたんで、トヨタが5代目『RAV4』を出してきたときには、こちらのテリトリーに入ってきた! と話題でした(笑)」
 

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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