-
1/132025年3月に販売が開始された「ミシュラン・プライマシー5」。今回は報道関係者向けにテストコースで行われた試走会の様子を報告する。
-
2/13静粛性に優れ、上質で快適な乗り心地を提供するプレミアムコンフォートタイヤと紹介される「ミシュラン・プライマシー5」。ハッチバックやセダン、ミニバン、SUVなど幅広い車種への対応もセリングポイントとされる。
-
3/13太い縦溝が4本まっすぐに通ったデザインが目を引く「プライマシー5」のトレッド面。ショルダー部は太い横溝と細い横溝を組み合わせることで、静粛性を損なわずに排水性能とエッジ効果を向上させる。内部構造の最適化によるトレッド面の均一な接地圧分布も実現しており、加速時やブレーキング時、コーナリング時でも接地面が安定するほか、偏摩耗の抑制にも寄与するという。
-
4/13「フォルクスワーゲン・ゴルフ」で行ったウエットブレーキテストの様子。新品の「プライマシー5」装着車と残溝が2mmとなったプライマシー5装着車の制動距離を比較することができた。
-
5/1316インチから22インチまでの全42サイズをラインナップし、2025年3月1日から順次販売が開始された「プライマシー5」。価格はオープン。
-
フォルクスワーゲン ゴルフ の中古車webCG中古車検索
-
6/1380km/hからぬれた路面でフルブレーキングを行い、その制動距離を確認する。「ゴルフ」に装着したタイヤサイズは205/55R16。新品の「プライマシー5」装着車での制動距離は、平均でゴルフの全長にして7台分まではいかない。
-
7/13タイヤ交換寸前の残溝2mmに調整された205/55R16サイズの「プライマシー5」装着車。当然新品タイヤより制動距離は延びたが、その差は予想以上に小さいものだった。「ぬれた路面でのグリップ力が長く最後まで続く」というプライマシー5のセリングポイントに偽りはないといえそうだ。
-
8/13「日産セレナ」に「プライマシー5」を装着したスラロームテストシーン。装着サイズは205/65R16。ここではステアリング操作に対するリニアな反応と、収束の遅れを意識させない走りが確認できた。ミニバン専用をうたわずとも、良好な装着フィールを有していると実感した。
-
9/13高速走行で直進安定性をチェック。背が高く重心も高いミニバンでは、ステアリング操作の際にふらつきを感じることもあるが、プライマシー5ではまるで重心が数十cm下がったかのようなハンドリングが味わえた。
-
10/13「メルセデス・ベンツGLA」を用いて、ワインディングロードを模したウエットハンドリング路を走行。このステージでは「プライマシー5」(写真)と、従来型となるSUV向けの「プライマシーSUV+」との比較試走を行った。装着サイズはいずれも235/55R18。
-
11/13従来型となる「プライマシーSUV+」(写真)は確かな直進安定性と、素直なハンドリングが特徴。ウエットグリップも申し分ないが、「プライマシー5」は確実にその上をいく。S字コーナーの切り替えしではプライマシー5のほうがヒラリ感は一枚上手で、よりスポーティーな走りが楽しめた。
-
12/13走りだしの瞬間、タイヤのひと転がり目のグリップ感が圧倒的にいいのも「プライマシー5」(写真)の持ち味。ディーゼルエンジンを搭載した「GLA」の太いトルクを余すことなく受け止めるグリップ力と、ステアリングの操作に対するリニアな反応も確認できた。
-
13/1318インチサイズ以上の「プライマシー5」には、サイドウォールデザインに上質な黒とベルベットを思わせる高級のある「プレミアムタッチ」を採用。0.1mm単位まで調整した表面の造形が光の反射量を少なくし、タイヤをより黒く美しく見せる仕上げをセリングポイントとする。たかがサイドのデザインと軽視しがちだが、その質感の違いは顕著である。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
フォルクスワーゲン ゴルフ の中古車webCG中古車検索
エディターから一言の新着記事
-
第855回:タフ&ラグジュアリーを体現 「ディフェンダー」が集う“非日常”の週末 2025.11.26 「ディフェンダー」のオーナーとファンが集う祭典「DESTINATION DEFENDER」。非日常的なオフロード走行体験や、オーナー同士の絆を深めるアクティビティーなど、ブランドの哲学「タフ&ラグジュアリー」を体現したイベントを報告する。
-
第854回:ハーレーダビッドソンでライディングを学べ! 「スキルライダートレーニング」体験記 2025.11.21 アメリカの名門バイクメーカー、ハーレーダビッドソンが、日本でライディングレッスンを開講! その体験取材を通し、ハーレーに特化したプログラムと少人数による講習のありがたみを実感した。これでアナタも、アメリカンクルーザーを自由自在に操れる!?
-
第853回:ホンダが、スズキが、中・印メーカーが覇を競う! 世界最大のバイクの祭典「EICMA 2025」見聞録 2025.11.18 世界最大級の規模を誇る、モーターサイクルと関連商品の展示会「EICMA(エイクマ/ミラノモーターサイクルショー)」。会場の話題をさらった日本メーカーのバイクとは? 伸長を続ける中国/インド勢の勢いとは? ライターの河野正士がリポートする。
-
第852回:『風雲! たけし城』みたいなクロカン競技 「ディフェンダートロフィー」の日本予選をリポート 2025.11.18 「ディフェンダー」の名を冠したアドベンチャーコンペティション「ディフェンダートロフィー」の日本予選が開催された。オフロードを走るだけでなく、ドライバー自身の精神力と体力も問われる競技内容になっているのが特徴だ。世界大会への切符を手にしたのは誰だ?
-
第851回:「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す 2025.11.6 ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。
新着記事
-
NEW
トヨタ・アクアZ(FF/CVT)【試乗記】
2025.12.6試乗記マイナーチェンジした「トヨタ・アクア」はフロントデザインがガラリと変わり、“小さなプリウス風”に生まれ変わった。機能や装備面も強化され、まさにトヨタらしいかゆいところに手が届く進化を遂げている。最上級グレード「Z」の仕上がりをリポートする。 -
NEW
レクサスLFAコンセプト
2025.12.5画像・写真トヨタ自動車が、BEVスポーツカーの新たなコンセプトモデル「レクサスLFAコンセプト」を世界初公開。2025年12月5日に開催された発表会での、展示車両の姿を写真で紹介する。 -
NEW
トヨタGR GT/GR GT3
2025.12.5画像・写真2025年12月5日、TOYOTA GAZOO Racingが開発を進める新型スーパースポーツモデル「GR GT」と、同モデルをベースとする競技用マシン「GR GT3」が世界初公開された。発表会場における展示車両の外装・内装を写真で紹介する。 -
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。






























