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2/192025年8月22日に発表された「EX30クロスカントリー」。ボルボ史上最もコンパクトなSUVとうたわれる電気自動車、EX30の新バリエーションで、引き上げられた車高やアウトドアテイストの外装デザインなどがセリングポイントだ。
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3/19日本に導入される「EX30クロスカントリー」は、前後2基のモーターで4WDを実現する「ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」グレードの1モデル。車両本体価格は649万円。
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4/19「EX30クロスカントリー」のフロントフェイス。グリルのないデザインを受け継ぎながら、前面の大部分をブラックとしてワイルドな印象を強めた。
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5/19フェンダーアーチをブラックで縁取ることで、「クロスカントリー」にふさわしいSUVらしさを演出。リアコンビランプ間のパネルもブラックでコーディネートされる。
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6/19「EX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4235×1850×1565mm、ホイールベースは2650mm。従来型の「EX30」よりも幅が15mm広く、全高が15mm高い。
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7/1912.3インチのタッチ式縦型センターディスプレイをセンターに配置したインストゥルメントパネルのデザインは、「EX30」に準じたもの。ステアリングコラム右側にレバータイプのシフトセレクターが備わる。
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8/19Googleのシステムを採用するインフォテインメントシステムは従来モデルと同じだが、メニューの構成が見直されるなどして、使い勝手が向上。ワイヤレス式の「Apple CarPlay」や、スマートフォンがリモコンキー代わりに使える機能なども採用された。
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9/19収納スペースの多さも「EX30」譲りとなる美点。カップホルダーが内蔵されるセンターコンソールはスライド式で、使わないときはアームレストに格納できる。アームレストの手前にパワーウィンドウとドアロック/アンロックのスイッチを集中配置している。
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10/19フロントに最高出力150PS、リアに同272PSのモーターを搭載。リアモーターはシングルモーターの「EX30」と同じスペックである。一充電走行距離は500km(WLTCモード)と発表されている。
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11/19写真のインテリアカラーは「チャコール」。「EX30クロスカントリー」にはスカンジナビアの森の木や葉からインスピレーションを得た「パイン」と呼ばれるカラーのシート表皮が組み合わされる。フロントシートには電動調整機構とヒーターが内蔵されている。
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12/19後席のスペースは「EX30」と変わらず、広いとはいえないが大人がきちんと座れる空間が確保されている。「ウルトラ」グレードには後席頭上にまでガラス部分が広がる「パノラマガラスルーフ」が標準で装備される。
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13/19後部の荷室容量は318リッターで、床面は2段階調整式となっている。後席の背もたれは、60:40の分割可倒式。フロントのボンネット下にも“フランク”と呼ばれる収納スペースが設けられている。
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14/19今回の試乗車は、標準で装備されるブラックの19インチホイールに、前後とも235/50R19サイズの「グッドイヤー・エフィシェントグリップ パフォーマンスSUV」タイヤを組み合わせていた。
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15/19最新版の「EX30」では回生ブレーキの利き方を「OFF」「低」「高」の3段階から選べるほか、クリープの有無を選択できるようになった。
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16/19ドライブモードは「レンジ」「標準」「パフォーマンス」の3種類から選択できる。パフォーマンスモードではフロントモーターが常に作動するようになるとともに、アクセル操作に対する反応が鋭さを増す。
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17/19専用サスペンションが装着される「EX30クロスカントリー」では、標準モデルに比べて突き上げ感を抑えた設定になっている。実際に運転してみると、これまでの「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」に比べて明らかに乗り心地がマイルド。ハンドリングと快適性のバランスのいい仕上がりに好感を覚えた。
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18/19ボルボEX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス
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生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
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