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2/182017年2月にデビューした「アストンマーティン・ヴァンテージ」は、ブランドのエントリーモデルを担う2シーターのスポーツカーだ。動力性能を大きく高める改良は、2024年2月に続いてこれが2度目。あわせて車名も「ヴァンテージS」に改められた。
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3/18前回の改良で大幅刷新を済ませていたためか、今回はインテリアの変更は控えめだ。表皮はスエード調素材「アルカンターラ」とレザーの組み合わせが標準で、サテン仕上げのカーボン製トリムインレイを採用。素材の見直しなどにより、従来モデルよりわずかに重量が軽減している。
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4/18ボディータイプには従来モデルと同様、今回試乗したクーペに加えてオープントップの「ロードスター」も用意される。
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5/18大胆な抑揚が目を引く「ヴァンテージS」のエクステリア。その印象とは裏腹に、ボディーサイズは全長×全幅×全高=4495×1980×1275mm、ホイールベース=2705mmと、全幅を除けば意外とコンパクト。この手のスポーツカーにしては、取り回しにもさほど苦労しない。
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6/184リッターV8ツインターボエンジンは、最高出力が668PSから680PSに向上。800N・mの最大トルクは、発生回転域が2750-5000rpmから2000-5000rpmへと広げられた。
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7/18外装を飾る「S」バッジは手づくりの真ちゅう鍛造製。フレーム部分にはブライトクローム加工またはダーククローム加工が施され、その内側に赤いエナメルガラスが充てんされる。
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8/18「S」のロゴとアストンマーティンのウイングマークが刺しゅうされたシート。インテリアにはオプションで、フルセミアニリンレザー、またはセミアニリンレザーと「アルカンターラ」のコンビネーションが選択可能な「インスパイア・スポーツ」も用意される。
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9/18「THE MAGARIGAWA CLUB」のコースを走行する「ヴァンテージS」。電子制御サスペンション「ビルシュタインDTXアダプティブダンパー」の改良や、アライメントの変更、各部マウントの見直しなど、シャシーに施された改良の効果が如実に感じられた。
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10/18タイヤには専用チューニングが施された「ミシュラン・パイロットスポーツS 5」を採用。サイズは前が275/35ZR21、後ろが325/30ZR21だ。
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11/18空力関連では、新設計のフロントエアダムやフロントベンチュリベーンの採用、アンダーボディーの改良により、最高速走行時に発生するダウンフォースを67kg増大させている。
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12/18リアまわりでは、デッキリッドスポイラーの採用により、最高速走行時のダウンフォースを44kg増強。またダウンフォースの全体的なバランスをフロント側に偏らせることで、ターンイン時のレスポンス改善とコーナリンググリップの強化も図っている。
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13/18スポーツカーとしての高い資質に加え、グランドツアラーとしての走りの味も感じさせた「アストンマーティン・ヴァンテージ」。運動性能を大幅に高めた「ヴァンテージS」でも、その貴重なキャラクターは健在のようだ。
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14/18アストンマーティン・ヴァンテージS
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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