第516回:祝! 誕生20周年
そしてルノー・カングーは風景になった

2017.08.25 マッキナ あらモーダ!

2017年は「記念の年」

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の普及による弊害のひとつに「誕生日の情報がオープンになってしまったこと」があるとボクは思う。他人の誕生日を検索できるのは当たり前。それを記憶しておいて「私の誕生日、覚えていてくれたのね!」と女子を驚かせる喜びは、永遠に過去のものとなってしまった。

誕生日といえば、自動車メーカーが自社製品の○○周年を宣伝のトピックとして用いる手法は、もはや恒常化している。

2017年の日本自動車界で最大のアニバーサリーといえば、「日産(旧プリンス)スカイライン」のデビュー60周年であった。

ヨーロッパでは「ポルシェ928」と「BMW 7シリーズ」がそれぞれ40周年を、「BMW Z1ロードスター」が30周年を迎え、各地のヒストリックカーイベントなどでファンが祝った。

しかし気がつけばもうひとつ、メーカーすら大きく採り上げない、“さりげない街角グルマ”のアニバーサリーがあった。

「ルノー・カングー」である。

現行型「ルノー・カングー」(写真はフランス仕様車)。
現行型「ルノー・カングー」(写真はフランス仕様車)。拡大
アルゼンチン工場で継続生産されている、初代「カングー」。
アルゼンチン工場で継続生産されている、初代「カングー」。拡大
2012年、当時のローマ教皇ベネディクト16世に納車された、「カングーZ.E.」の特別仕様車。
2012年、当時のローマ教皇ベネディクト16世に納車された、「カングーZ.E.」の特別仕様車。拡大
「カングーZ.E.」の特別仕様車の後席におさまる、ローマ教皇ベネディクト16世(当時)。
「カングーZ.E.」の特別仕様車の後席におさまる、ローマ教皇ベネディクト16世(当時)。拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。19年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。

ルノー カングー の中古車
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