フェラーリ・ポルトフィーノ(前編)
2020.11.22 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師が「フェラーリ・ポルトフィーノ」に試乗。クーペフォルムからわずか14秒でオープンカーに変身できる、スタイリッシュなFRスポーツモデルの印象を語った。エンジンサウンドに好感
フェラーリ・ポルトフィーノは、「カリフォルニア」「カリフォルニアT」の後を受け、2017年9月のフランクフルトモーターショーで発表されたFRのオープン2+2スポーツカー。創業以来、綿々とスポーツカーをつくり続けてきたフェラーリが、その世界観とラグジュアリー性、GTとしての多用途性や快適性を「前例のないレベルで融合させた」とうたうマシンである。
まずは池沢早人師先生に、箱根のワインディングロードを走ってみての第一印象をうかがった。
「想像していたよりもエンジンサウンドがいいですね。これは確かV8のターボで、排気量は3.9リッターでしたっけ?」
はい、3.9リッターV8ターボですね。最高出力は600PS/7500rpm、最大トルクは760N・m/3000-5250rpmです。
「なるほど。もちろん『F355』などの本当に魅力的な自然吸気エンジンにはかなわないけれど、NA(自然吸気)っぽさも随所に感じられるというか、意識して(そんなフィーリングを)残してあるように思えますね」
パワーやレスポンスの面はいかがですか?
「ターボエンジンで懸念される、過給時のいわゆるターボラグもほとんどないから、こういったワインディングロードでもアクセルワークを十分楽しめるんですよ。コーナー手前でじわ〜っとブレーキングして、そこからまたじわ〜っとアクセルを踏んでいくという一連の流れを、素直に楽しむことができるターボ車だと思いますね」
![]() |
![]() |
![]() |
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!