フェラーリ・ローマ(前編)
2021.11.28 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師がフェラーリの新型FRクーペ「ローマ」に試乗。これまで多くのフェラーリを愛車にしてきた漫画界のレジェンドは、古くて新しいコンセプトで生み出された“マラネッロの新種”をどう評価したのか。高速での乗り味がすばらしい
フロントミドに最高出力620PSの3.9リッターV8ツインターボエンジンを搭載するフェラーリ・ローマ。その名が示す通り、イタリアはローマで2019年11月に発表されたフェラーリの新型FRクーペである。
そのドライバーズシートから「いや、これはさすがにいいクルマだね!」と、満面の笑みを浮かべながら降りてきた池沢早人師先生。ここであえて紹介するまでもない、漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサーでもある。
車両本体価格2682万円のローマが「いいクルマ」なのはある意味当然であろうが、それでは何がどのようにいいのか? 早速レジェンドに聞いてみた。
今日は都内の自宅からローマに乗ってこられたわけですが、まず都内の一般道と、高速道路での印象はいかがでしたか?
「街なかでは当然かもしれませんが、乗り心地に若干の硬さを感じますね。でも、この種のハイパフォーマンスカーとしてはもちろん許容範囲内であり、僕個人は“嫌な硬さ”だとは思いませんでした。高速道路に上がると、すべらかさというのかな、それが大いに増して……ほんと、すばらしいです」
スピードが増せば増すほどフラットライドになるということですね。
「そうです。そのフィーリングといったら、ほれぼれしますよ」
ワインディングロードではいかがでしょう?
「足の落ち着きが増しますね。もちろん今日は雨が降っているのでかなりの安全マージンをとって走ったわけですが、街なかでは少々感じた硬さも、ワインディングロードではほとんど気になりませんでした。フラット感は高速よりも、さらにすばらしくなる印象です」
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