トヨタとスバルの協業が生んだ“みんなのためのスポーツカー”のすべて
【徹底解説】新型トヨタGR86/スバルBRZ 2021.12.28 ニューモデルSHOWCASE 2つのメーカーの協業が生んだ「トヨタGR86」と「スバルBRZ」。従来型からどのように進化し、またブランドによってどのような違いがあるのか。価格や装備内容を考慮してのおすすめのグレードは? 進化を続ける和製FRスポーツカーのすべてを解説する。初代から受け継がれるトヨタとスバルの“役割分担”
先代にあたる「トヨタ86」および初代「スバルBRZ」の国内発売が2012年春だったから、今回は約9年半ぶりの刷新となる。量産車のモデルチェンジ間隔としては長めというほかないが、開発陣によると「初代かぎりでの終了」が検討されたことは一度もなかったという。毎年のように改良を加えるなかで、「これ以上の性能アップ、今後の法規対応にはフルモデルチェンジしかない」との判断に至ったのがこのタイミングだった。
今回の新型も商品企画とデザインはトヨタ、設計開発と生産はスバルという基本的な役割分担に変更はない。ただし、今回はともに正式車名に独自のブランド名が冠されるようになった。スバル版が「SUBARU BRZ」、トヨタ版が「GR86」を名乗り、自動車メディアの慣例的な表記では、それぞれ「スバルSUBARU BRZ」「トヨタGR86」となる(ここでは以下、BRZおよびGR86と表記)。
メカニズム面では排気量を2.4リッターに拡大したエンジンが最大のハイライト。プラットフォームは先代改良型となるが、上屋にはスバルの最新技術である「インナーフレーム構造」を採用して高剛性化と軽量化を両立した。
2021年7月に発売されたBRZに対して、GR86の発売は約3カ月遅れた。当初は同時発売の予定で開発が進められてきたが、量産スペックの最終確認段階で、GR86の乗り味にトヨタの豊田章男社長から物言いがついて、GR86のみ乗り味のチューニングをやり直したからだそうだ。最終的には、前後のコイルスプリングやスタビライザー(さらにフロントスタビはBRZが中空で、GR86が中実)のバネレート、ダンパーの減衰力、パワーステアリングとスロットルの制御、フロントサスペンションのハウジング=ナックル、リアスタビライザーの支持構造などが、GR86とBRZで異なる。両車の乗り味をおおざっぱにいうと、GR86がより高い回頭性とドリフトコントロール性が、BRZは落ち着いた安定感が目立つ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【ラインナップ】
製品構成はトヨタとスバルで“ほぼ”共通
現時点での主要ラインナップはGR86とBRZともに2グレード構成で、上級グレードはトヨタが「RZ」、スバルが「S」、エントリーグレードはトヨタが「SZ」でスバルが「R」となる。グレード名における“R”と“S”のアルファベット使いがトヨタとスバルで逆になるのが、ちょっとややこしい。また、このほかに競技ベースグレードの「RC」がGR86にのみ用意される。
パワートレインやサスペンションの味つけはともに1種類であり、グレード間の違いはインテリアの仕立てや装備、そしてタイヤ/ホイールによる。この辺りの“仕分け方”もGR86とBRZでほぼ同じといってよく、たとえばタイヤは上級のRZおよびSグレードが18インチの高性能銘柄「ミシュラン・パイロットスポーツ4」、手ごろなSZとRグレードが17インチの「ミシュラン・プライマシーHP」となる。
ただし、安全装備についてはグレードではなく変速機によって大きな差がある。今回からAT車には先進運転支援システムの「アイサイト」が標準装備となったが、MT車には自動ブレーキの類いは一切装備されない。
【主要諸元】
車名・グレード名 | トヨタGR86 RC |
トヨタGR86 SZ(MT) |
トヨタGR86 SZ(AT) |
トヨタGR86 RZ(MT) |
トヨタGR86 RZ(AT) |
スバルBRZ R(MT) |
スバルBRZ R(AT) |
スバルBRZ S(MT) |
スバルBRZ S(AT) |
|
基本情報 | 新車価格 | 279万9000円 | 303万6000円 | 319万9000円 | 334万9000円 | 351万2000円 | 308万円 | 324万5000円 | 326万7000円 | 343万2000円 |
駆動方式 | FR | FR | FR | FR | FR | FR | FR | FR | FR | |
動力分類 | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | エンジン | |
トランスミッション | 6MT | 6MT | 6AT | 6MT | 6AT | 6MT | 6AT | 6MT | 6AT | |
乗車定員 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | |
WLTCモード燃費(km/リッター) | 12.0 | 12.0 | 11.8 | 11.9 | 11.7 | 12.0 | 11.8 | 11.9 | 11.7 | |
最小回転半径 | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | |
エンジン | 形式 | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC |
排気量 | 2387cc | 2387cc | 2387cc | 2387cc | 2387cc | 2387cc | 2387cc | 2387cc | 2387cc | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | 173[235]/7000 | |
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | 250[25.5]/3700 | |
過給機 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | |
燃料 | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | ハイオク | |
寸法・重量 | 全長 | 4265mm | 4265mm | 4265mm | 4265mm | 4265mm | 4265mm | 4265mm | 4265mm | 4265mm |
全幅 | 1775mm | 1775mm | 1775mm | 1775mm | 1775mm | 1775mm | 1775mm | 1775mm | 1775mm | |
全高 | 1310mm | 1310mm | 1310mm | 1310mm | 1310mm | 1310mm | 1310mm | 1310mm | 1310mm | |
車両重量 | 1260kg | 1260kg | 1280kg | 1270kg | 1290kg | 1260kg | 1280kg | 1270kg | 1290kg | |
タイヤ | 前輪サイズ | 205/55R16 | 215/45R17 | 215/45R17 | 215/40R18 | 215/40R18 | 215/45R17 | 215/45R17 | 215/40R18 | 215/40R18 |
後輪サイズ | 205/55R16 | 215/45R17 | 215/45R17 | 215/40R18 | 215/40R18 | 215/45R17 | 215/45R17 | 215/40R18 | 215/40R18 |
【パワートレイン/ドライブトレイン】
プラス400ccの恩恵はダテじゃない
エンジンは全車共通で、排気量2.4リッターの水平対向4気筒自然吸気となる。「FA24」という型式名からも想像できるように、簡単にいえば先代「FA20」の排気量拡大版、あるいは「WRX S4」などが積む2.4リッターターボの自然吸気版……と表現できなくもない。
そのシリンダーレシオはFA20のストロークをそのままにボアだけを拡大したものだ。また、トヨタ由来の燃焼技術「D-4S」を使ったヘッドもターボとは別物となるため、ブロックはFA20ともFA24ターボとも異なる専用部品なのだそうだ。エンジンの外形はFA20と大きく変わりなく、ボアアップによってブロックのぜい肉が削ぎ落とされた形になっており、樹脂インテークなどの新技術もあって、エンジン単体重量は先代FA20より軽く仕上がっているとか。
排気量の拡大によって実現した最高出力235PS、最大トルク250N・mというピーク性能は、先代より2割近いアップとなる。先代の「リッター100PS以上」という象徴的な“比出力”はうたえなくなったが、その性能向上は即座に体感できるレベルにある。全開性能曲線を見ても中速域の谷間がきれいになくなった形状となっており、いっぽうで7500rpmというレブリミットは2リッター時代と変わりない。
6段MTと6段ATという2種類の変速機も、基本的には先代からのキャリーオーバーだが、排気量を拡大したエンジンに合わせてファイナルが全車で5%ほどハイギアード化されたほか、MTはシフトフィールが、ATはトルクコンバーターが改良されている。新たにアイサイトが装備されたことで販売比率が高まると予想されるAT車は、ドライブモードを「スポーツ」にすると、山坂道やサーキットで「上級ドライバー並みの自動変速」を実現するという新設定の変速プログラムに切り替わる。また、最新の騒音規制をクリアしつつも心地よいエンジン音を楽しむために、スピーカーで“加音”する「アクティブサウンドコントロール」も新採用されている。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【ボディーサイズ/デザイン】
随所に見られるパフォーマンス向上のための施策
車体サイズは先代から大きく変わりはない。全長が25mm伸びたいっぽう、全幅は先代と同寸である。ホイールベースは諸元表上5mm伸びているが、意図的な設計変更ではなく、実質的には変わっていない。全高は10mm低くなり、さらにアルミルーフなどの採用で重心高は4mm低くなったそうだ。さらに、フロントシートを左右それぞれ3.5mmずつ中央に寄せるなど、低重心化とマスの集中化への涙ぐましい努力が見られる。
プラットフォームやサスペンションの基本部品は、おおむね先代からの継続採用である。これまでの知見を生かした各部の補強に加えて、インナーフレーム構造や構造用接着剤などといった技術の新規採用によって、車体剛性はフロント横曲げ剛性で先代比+60%、ねじり剛性で同+50%という大幅アップを実現した。
エクステリアデザインは前記のとおり、基本的にはトヨタの担当だ。基本プロポーションは当然のごとく先代に酷似するが、より肉感的となり、かつ空力への配慮が随所に見られる。GR86とBRZともどもフロントバンパーダクトの外側に黒っぽい樹脂部品が見られるが、その表面には深さ45マイクロメートル(=0.045mm)というサメ肌パターンが成形されている。これは空気の剥離(はくり)を抑える「空力テクスチャー」という処理で、「WRX S4」にも採用されるスバル自慢の空力技術だ。
エクステリアデザインにおけるGR86とBRZの違いは、バッジ類をのぞけばフロントバンパーとグリルのみ。当初はそこも両ブランドの中間的な意匠で共通化することを想定していたが、最終的にはトヨタ側がGR特有の「ファンクショナルマトリクスグリル」を採用することにしたために、スバルもBRZに同社ならではのヘキサゴングリルを与えることになったという。このBRZのフロントバンパーグリル部品のみ、スバルがデザインした。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【インテリア/荷室/装備】
受け継がれた機能性と刷新された内装の質感
先代で市場から寄せられた要改善ポイントで、目立って多かったものは2つあった。ひとつがエンジンパワーで、もうひとつが内装の質感である。実際、新しくなったGR86/BRZの内装はソフトパッドを多用するなど、従来型からの質感向上が著しい。同時にダッシュボードを水平基調の造形にしたのは、車体のロール角が視覚から直感できるように……との機能的な配慮からだという。また、メーターパネルを全面液晶化したことで、走行モードによって表記を変えるなどの最新トレンドも取り入れている。
グレード間の大きな違いとなるインテリアの仕様を見ると、上級のRZおよびSグレードはシート表皮が本革/ウルトラスエードになるほか、メーターバイザーにも「ブランノーブ」というスエード風素材があしらわれ、またペダル類がアルミ、スカッフプレートがステンレスになるなど、乗員の足もとまわりが金属部品となる。フロントシートヒーターとアンプ付きの8スピーカーも、上級グレードの専用装備だ(SZとRグレードは6スピーカー)。
ちなみに、GR86専用の競技ベースグレードであるRC(変速機はMTのみ)は、“足先”が16インチの専用スチールホイールとなるほか、ウレタンシフトノブに2スピーカーと、内装の仕立てや装備も一部簡素化される。
小柄な人ならなんとか座れる後席空間や、スポーツカーとしては優秀な荷室容量は、先代とほぼ変わらない。後席シートバックが一体可倒となるトランスルーも健在で、それを使えば18インチタイヤを4本、あるいはゴルフバッグを2個積むことができる。先代では室内側からしかシートバックを倒せなかったが、新型では荷室側からも倒せるベルトが追加されたことが最大の改良点である。
【バイヤーズガイド】
ぜひ乗り比べてからクルマを選んでほしい
これまでに紹介してきたとおり、トヨタ版専用の競技ベースグレードを例外とすれば、GR86とBRZに用意される主要グレードはともに2種類ずつで、グレード間の装備差もほぼ同じだ。外板色は両車とも7色ずつで、うち6色は共通色で1色が専用色となる。GR86の「スパークレッド」とBRZの「イグニッションレッド」は、呼称こそ異なるが色自体は同じだ。専用色はどちらも明るいブルー系の色で、GR86が「ブライトブルー」、BRZが「WRブルーパール」である。
価格設定はGR86とBRZで少し異なる。GR86の上級グレード(RZ)が334万9000円~351万2000円なのに対して、それに相当するBRZのSは326万7000円~343万2000円。下位グレードでいうと、GR86のSZが303万6000円~319万9000円で、BRZのRが308万円~324万5000円である。
つまり、GR86のほうがグレード間の価格差が大きい設定で、上級グレードがBRZより高めなのに対し、下位グレードは逆にBRZより安い。これは「上級グレードを選びがちな高年齢層に多めに負担してもらって、若者向けのエントリーグレードのハードルを下げる」というトヨタの販売戦略が影響している。
走りも一応は18インチを履く上級グレードのほうが俊敏で限界も高いが、タイヤもホイールも好みのものに履き替える……というオーナーにとっては、下位グレードのほうが買い得感は高いだろう。内装にしても、SZ/Rグレードはシート表皮やペダルこそ上級のRZ/Sよりダウングレードされるものの、運転感覚に多大な影響を与えるステアリングホイールやシフトレバーに上級グレードとの差はない。
それよりもっと大切なのは、絶対性能はまったく同じといっていいGR86とBRZのどちらを選ぶかだ。ちなみに、先代最終期の両車は前後ダンパーの減衰力とパワステ制御が違う“だけ”だったが、より細かく差別化された新型では、GR86とBRZでは乗り味やハンドリング特性にかなりの差がある。市街地での乗り心地や交差点の曲がり方ひとつでも明確な違いがあるので、ぜひとも両車に試乗したほうがいい。もちろん、ひとまずブランドや見た目の好みで選んで、買ってからいろいろとチューニングするのも一興ではあるが。
(文=佐野弘宗/写真=トヨタ自動車、スバル/編集=堀田剛資)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
-
【徹底解説】レクサスLBX 2024.4.2 レクサスから、全長4.2mを切るコンパクトSUV「LBX」が登場。「高級車の概念をブレイクスルーする」ことを目指して開発された新時代のプレミアムカーを、デザインやカラーバリエーション、価格や装備、グレード構成など、多角的な視点で徹底解剖する。
-
【徹底解説】新型トヨタ・クラウン セダン 2024.1.29 SUV系のモデルを含め、4車種で構成される新しい「トヨタ・クラウン」シリーズ。そのなかでも、伝統の4ドアセダンの車形を採るのが「クラウン セダン」だ。ショーファーカーにも使えるフォーマルな一台を、価格や燃費、装備、デザインと、多角的な視点で解説する。
-
【徹底解説】新型ホンダN-BOX 2023.12.16 軽自動車はもちろん、登録車(いわゆる普通車)を含む全国内販売車種のなかでもNo.1の人気を誇る「ホンダN-BOX」。今どきのニッポンの国民車は、新型となってどのような進化を遂げたのか? デザインや燃費、装備、価格……と、多角的な視点で徹底検証する。
-
【徹底解説】新型トヨタ・アルファード/ヴェルファイア 2023.10.14 強力なライバルを打ち倒し、今や高級ミニバン界の頂点に君臨しているトヨタの「アルファード/ヴェルファイア」。従来型から全面刷新された新型を、燃費や価格、装備、グレード構成、パワートレインの設定と、多角的な視点で徹底解剖する。
-
【徹底解説】新型レクサスRX 2023.8.9 レクサスのクロスオーバーモデルのなかでも、最上位に位置する「RX」。2022年に登場した新型は、先代からどう進化し、ライバルに対してどんなアドバンテージをもっているのか? レクサスの屋台骨を支える一台を、装備や燃費、価格など、多角的な見地で徹底解剖!
-
NEW
マツダ・ロードスターS(後編)
2025.10.12ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏。彼が今回試乗するのが、最新型の「マツダ・ロードスター」だ。初代「NA型」に触れて感動し、最新モデルの試乗も楽しみにしていたという辰己氏の、ND型に対する評価はどのようなものとなったのか? -
MINIジョンクーパーワークス(FF/7AT)【試乗記】
2025.10.11試乗記新世代MINIにもトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が続々と登場しているが、この3ドアモデルこそが王道中の王道。「THE JCW」である。箱根のワインディングロードに持ち込み、心地よい汗をかいてみた。 -
航続距離は702km! 新型「日産リーフ」はBYDやテスラに追いついたと言えるのか?
2025.10.10デイリーコラム満を持して登場した新型「日産リーフ」。3代目となるこの電気自動車(BEV)は、BYDやテスラに追いつき、追い越す存在となったと言えるのか? 電費や航続距離といった性能や、投入されている技術を参考に、競争厳しいBEVマーケットでの新型リーフの競争力を考えた。 -
ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】
2025.10.10試乗記今や貴重な4ドアセダン「ホンダ・アコード」に、より高度な運転支援機能を備えた「Honda SENSING 360+」の搭載車が登場。注目のハンズオフ走行機能や車線変更支援機能の使用感はどのようなものか? 実際に公道で使って確かめた。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の半額以下で楽しめる2ドアクーペ5選
2025.10.9デイリーコラム24年ぶりに登場した新型「ホンダ・プレリュード」に興味はあるが、さすがに600万円を超える新車価格とくれば、おいそれと手は出せない。そこで注目したいのがプレリュードの半額で楽しめる中古車。手ごろな2ドアクーペを5モデル紹介する。 -
BMW M2(前編)
2025.10.9谷口信輝の新車試乗縦置きの6気筒エンジンに、FRの駆動方式。運転好きならグッとくる高性能クーペ「BMW M2」にさらなる改良が加えられた。その走りを、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか?