ロータス・エミーラV6ファーストエディション(MR/6MT)【海外試乗記】
とにかく楽しい 2022.08.18 アウトビルトジャパン 近い将来の電気自動車専業メーカーへの転身を宣言しているロータス。しかしその前に登場した、この「エミーラ」は、クラシックなスポーツカーの美点をたたえているのだ。アウトビルトが試乗した。※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
エミーラにはMTが似合う
伝統主義者はそれにおびえる一方で、エレクトロモビリティーをチャンスと捉える者もいる。ロータスもそのひとつだ。英国ヘセルに本拠を置く軽量化スペシャリストであるロータスは最近、「エリーゼ」「エキシージ」「エヴォーラ」の生産終了を宣言した。しかし、2023年に新しいオール電化モデルが登場するまでの経過措置として、内燃機関を搭載したスポーツカーが新たに開発された。
その名もエミーラ。新しいミドエンジンスポーツカーのコンセプトは、これまでのどのモデルよりも日常的な使用に適しており、より上品で快適なものとなっている。しかし、公道でもレース場でも、このブランドの特徴であるダイナミックなコーナリング性能はまったく失われていない。当初は、トヨタの遺伝子を受け継いだ3.5リッターのスーパーチャージャー付きV6、400PSが搭載されるが、来年には「メルセデスAMG A45」の4気筒ターボ、360PSと8段デュアルクラッチを搭載したバージョンも追加される予定だ。
一方、V6バージョンは、ピュアでちょっとニヒルな6段マニュアルと、6段オートマチックが用意されている。おすすめは、自分でギアを変えること。オートマチックは面白くないし、反応が鈍い。また、パドルは内側にありすぎて手が届きにくく、変速のクリック感もほとんど感じられない。
ワイドトレッド化でさらにダイナミックに
シャシー面では、ロータスはエヴォーラのシャシーを進化させ、トレッドを広げ、かつて購入したステアリングシステムを自社開発したものに変更した。乗れば実感できるだろうか。そして、なんと! 特にブレーキング時にはフロントアクスルが見事に従順で、コーナーで軽くスロットルを操作すれば、荷重変化でリアが曲がっていくのが直感的にわかるように仕上がっているのだ。
パワーに関しては、両エンジンにあまり共通点はない。0-100km/h加速は、4気筒が4.3秒から4.2秒とコンマ1秒速く、最高速度はV6が283km/hから290km/hへと7km/h速くなっている。重量面では、ロータスは最も軽いバージョンで1405kg(DIN)を目標としている。
インテリアはモダンな印象
エミーラのインテリアは、ロータスのモデルとしてはかつてないほどモダンな印象だ。中央のインフォメーションディスプレイは10.25インチで、そのグラフィックは非常にテクニカルであり、あらゆる最新のガジェットを提供する。
価格面では、ほぼフル装備の「ファーストエディション」が9万5995ユーロ(約1345万円)からとなっている。その後、4気筒バージョンとともに、両エンジンモデルともより手ごろな価格のベースモデルが、来年早々にも発売される予定だ。
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結論
ロータスは、クラシックなスポーツカーをつくる能力があることを、最後にあらためて証明した。エミーラは、運転するのがとにかく楽しい。そしてこのクルマは、この英国のメーカーが将来に向けて用意している電気駆動の可能性への期待をかき立ててくれる。
AUTO BILDテストスコア:2(スコアは1が最高)
(Text=Alexander Bernt/Photos=Lotus Cars Ltd.)
【スペック】
全長×全幅×全高=4412×1895×1225mm/ホイールベース=2575mm/乾燥重量=1405kg/駆動方式=MR/エンジン=3.5リッターV6 DOHC 24バルブ スーパーチャージャー付き(最高出力400PS、最大トルク420N・m)/トランスミッション=6MT/価格=9万5995ユーロ(約1345万円)より
記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)
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AUTO BILD 編集部
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