-
1/27
-
2/27「フォードF-150ラプター」は、オフロード走破性能に特化したF-150のスペシャルモデルである。
-
3/27インテリアでは、各所に施された「RAPTOR」のロゴや、赤いセンターマークが入ったステアリングホイールなどが目を引く。
-
4/27メーター内のマルチインフォメーションディスプレイには、燃費をはじめとした走行情報や走行モードの選択状態などに加え、クルマの斜度や4WDシステムの作動状況などといった、悪路走破時に役立つ情報も表示することができる。
-
5/27スポーツシートの背もたれに施された「RAPTOR」の刺しゅう。「F-150ラプター」のデビューは2010年のことで、今回取材したのは2世代目のモデルとなる。
-
フォード の中古車webCG中古車検索
-
6/27アメリカでは「フォードF-150」のほかにも、「シボレー・コロラド」や「トヨタ・タコマ」にもオフロード用のスポーツグレードが用意されている。またフォードも、よりコンパクトな新型「レンジャー」に「ラプター」を設定。このジャンルが広がりを見せつつある。
-
7/27長年にわたり日本でも正規輸入販売が行われてきたフォードだが、2016年を最後に撤退。現在、フォード車は並行輸入でしか手に入れることができない状態となっている。
-
8/27今回のテスト車はトーヨータイヤのデモカーだが、タイヤ以外にノーマル車からの変更点はない。派手なエアアウトレット(半分はダミーだが)が目を引くボンネットも純正のままだ。
-
9/27テスト車に装備されていた、トーヨータイヤの「OPEN COUNTRY R/T」。ノーマルの「F-150ラプター」には、315/70R17サイズの「BFグッドリッチAll-Terrain T/A KO2」がOE装着される。
-
10/273種類の製品がラインナップされるトーヨータイヤのOPEN COUNTRYシリーズのなかでも、「R/T」はオンロード性能とオフロード性能の両方に配慮した製品となっている。
-
11/274WD機構の駆動モードは「2H」(2WD)、「4A」(4WDオート)、「4H」(4WD High)、「4L」(4WD Low)の4種類。リアアクスルにはデフロック機構も備わっている。
-
12/27足まわりは前が独立懸架、後ろがリジッドアクスルの組み合わせ。フロントサスペンションはアルミ製のロワアームを用いたダブルウイッシュボーン式となっている。
-
13/27リアサスペンションのバネは古式ゆかしきリーフ式。前後ともにダンパーはFOXレーシング製となっている。
-
14/27全長×全幅×全高=5890×2459×1994mmという特大のボディーが目を引くスーパークルー(4ドア)の「F-150ラプター」。2ドアのスーパーキャブも用意されているが、それでも全長は5588mmである。
-
15/27テスト車に装備されていたオプションのレザーシート。多彩な上に調整幅も大きい各種調整機構により、ドライバーは適切なドライビングポジションをとることができる。
-
16/27十分な広さをもつリアシートまわり。座面を跳ね上げて荷室スペースとすることもできる。
-
17/27オプションで用意される360°カメラ。俯瞰(ふかん)画像のほかにも、バックビューやサイドビューなどさまざまな映像の表示が可能で、ボディーの大きな「F-150ラプター」では非常に重宝した。
-
18/27燃費は米EPA値で16mpg(約6.8km/リッター、複合モード)。ガソリンタンクの容量は、スーパーキャブが23ガロン(87リッター)、スーパークルーが26ガロン(98リッター)だが、オプションで36ガロン(136リッター)のタンクも用意されている。
-
19/27パワーステアリングの重さやESCの介入度合いなど、「F-150ラプター」ではさまざまな制御のパラメーターをスポーツカーのように調整することができる。
-
20/27エンジンは3.5リッターV6ツインターボ。従来モデルの6.2リッターV8を上回る、450hpの最高出力と691Nmの最大トルクを発生する。
-
21/27トランスミッションはトルコン式の10段AT。80km/h程度のスピードでも、ガスペダルを緩めると頻繁にトップギアに入る。
-
22/27アイポイントの高さとエッジの立ったボンネット形状がかなえるフロントまわりの良好な“見切り”は、オフロード走行ではもちろん、狭い場所のすり抜けでも役に立つ。
-
23/27さまざまなサイズのベッド(荷台)が用意される「F-150」シリーズだが、「ラプター」で選べるのは、荷室長67.1インチ(約1.7m)の“5.5フィート”のみである。
-
24/27リアウィンドウは電動で中央部の開閉が可能。スイッチはフロントのオーバーヘッドコンソールに備わる。
-
25/27テスト車に装備されていた、開放感抜群の「ツインパネルムーンルーフ」。2ドアのスーパークルーにも、シングルタイプのサンルーフが用意されている。
-
26/27エンジンやパワートレイン、サスペンションと、各所に専用の設計や特殊な装備が用いられた「F-150ラプター」。アメリカでの価格は5万0020ドルからとなっている。
-
27/27フォードF-150ラプター

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
フォード の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。 -
ロレンツォ視点の「IAAモビリティー2025」 ―未来と不安、ふたつミュンヘンにあり―
2025.9.18画像・写真欧州在住のコラムニスト、大矢アキオが、ドイツの自動車ショー「IAAモビリティー」を写真でリポート。注目の展示車両や盛況な会場内はもちろんのこと、会場の外にも、欧州の今を感じさせる興味深い景色が広がっていた。