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2/262018年7月に登場した新型「ジムニー」(左)と「ジムニーシエラ」(右)。これまでとは異なり、軽自動車のジムニーと、登録車のジムニーシエラが同時にデビューした。
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3/26トランスファーの操作は、先代モデル(3代目)の途中からボタン式となっていたが、今回の新型では、レバー式に戻された。
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4/26サスペンションは長らく前後リーフリジッドだったが、1995年にバネがコイルスプリングに変更された。もちろん新型でも、バネにはコイルスプリングが用いられている。
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5/261987年、鈴木自動車工業(現:スズキ)に入社。軽自動車用エンジン、ターボエンジンの実験開発業務に携わる。2004年からはカーラインのアシスタントチーフエンジニアとして「エブリイ」や「キャリイ」といった軽商用車、およびトラックの機種プロジェクトに従事。電動パワートレインのシステム開発を経て、2013年に「エスクード」と「ジムニー」のチーフエンジニアに就任。2016年より新型「ジムニー/ジムニーシエラ」のチーフエンジニアとしてプロジェクトを管理する。
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6/26クロカン車らしい武骨なスタイリングが目を引く新型「ジムニー」。スクエアなボディー形状はデザイン性だけでなく、良好な視界や見切りのよさ、車内空間の拡大にも寄与している。
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7/26軽自動車、小型車のイメージが強いスズキは、実は日本メーカー屈指の“SUV大国”という一面も持ち合わせており、そのラインナップは「ジムニー/ジムニーシエラ」も含めると、実に7車種にものぼる。
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8/26「オフロード性能が第一」というキャラクターは、従来モデルから変わりなし。強固なラダーフレームや、リジッド式の前後サスペンション、エンジン縦置き・FRベースの駆動レイアウト、副変速機付きのパートタイム4WDなどといった“伝統”は、新型にも受け継がれている。
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9/26新型「ジムニー」のインストゥルメントパネルまわり。ダッシュボードの最上段には、ナビゲーションシステムを搭載するスペースが設けられた。
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10/262013年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカー「X-LANDER(エックス・ランダー)」(右)。シングルクラッチ式ATにモーターを組み合わせた独自のハイブリッドシステムに加え、リアに小型のバイクを搭載できる構造も特徴となっていた。
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11/26「ジムニー」のエンジンは、これまでは「キャリイ」や「エブリイ」などに搭載される古いK6A型だったが、今回の新型では、「ワゴンR」などの乗用モデルに広く搭載される、R06A型に変更された。
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12/264段ATのシフトセレクター。2ペダル仕様にCVTやシングルクラッチ式ATではなく、コンベンショナルなトルコン式ATを採用したのは、オフロードでの走破性能や耐久性を重視したためだ。
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13/26新型「ジムニーシエラ」に搭載されるK15B型1.5リッター直4エンジン。従来の1.3リッターエンジンと比べ、パワーアップと小型化、軽量化を同時に実現している。
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14/26燃費性能は、「ジムニー」が13.2~16.2km/リッター、「ジムニーシエラ」が13.6~15.0km/リッターとなっている(いずれもWLTCモード)。
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15/26新設計のボディーの採用や新しい装備の追加などにより、特に軽自動車の「ジムニー」の車両重量は、従来モデルよりいささか重くなってしまった。
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16/26新型「ジムニー/ジムニーシエラ」には、自動緊急ブレーキや車線逸脱警報、AT誤発進抑制制御、標識認識機能などの運転支援システムが採用されている。
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17/26センタークラスターに備わる「ヒルディセントコントロール」の操作スイッチ(右から2番目)。新型「ジムニー/ジムニーシエラ」には、このほかにも空転するタイヤに自動でブレーキをかけ、ぬかるみなどからの脱出をアシストするブレーキLSD機能なども用意されている。
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18/26「ジムニー」シリーズにとって20年ぶりとなる今回のモデルチェンジは、主に安全性にまつわる法規に対応するために行われた。
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19/261970年に登場した初代「ジムニー」。軽自動車初の本格4WD車としてデビューし、1981年まで11年にわたり販売された。
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20/26それまでの2ストロークエンジンに代わり、新たに4サイクルのターボエンジンを搭載したJA型。2代目がデビューして3年後の1984年に登場した。写真は660ccのエンジンを搭載したJA11型。
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21/262代目「ジムニー」と基本設計を同じくする、マルチ・スズキ・インディアの「ジプシー」。ロングホイールベースの車体に架装された、独自のハイルーフボディーが目を引く。
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22/26352リッターの容量を備えたラゲッジスペース(「ジムニーXG」は377リッター)。左右の壁にユーティリティーナットを設けたり、床下収納を用意したりと、利便性の改善も図られている。
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23/26ロングセラーモデルのモデルチェンジを担った実感について尋ねたところ、米澤さんは「クルマは一人でつくれるものではないし、実際、いろいろな面でメンバーからサポートを受けました。これ(新型ジムニー)を全部『一人でやりました』というつもりはありません」と回答した。
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24/26軽自動車規格の改定に合わせ、1998年にデビューした3代目。“乗用車ライク”なデザインや2WD車の設定などで物議をかもした(?)世代だが、結果的に初代、2代目を上回るロングセラーモデルとなった。
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25/262014年に登場した3代目の最終バージョン。3代目はモデルライフ終盤になっても根強い人気を保ち続け、軽自動車の「ジムニー」だけでも月に1000台ほどがコンスタントに売れたという。
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26/264代目となる新型「ジムニー」と、チーフエンジニアの米澤宏之さん。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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