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2/14ロータスの創業者であるコーリン・チャップマン(1928-1982)。先進的技術を積極的に取り入れることでスポーツカーとレーシングカーの歴史に革命を起こした。
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3/141922年に登場した英国の小型大衆車「オースチン・セブン」。1939年の生産終了までに29万台余りが生産される大ヒットとなり、ジャガーやBMWなど、さまざまなメーカーの誕生に影響を与えた。
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4/14チャップマンにとって初の作となった「ロータス・マーク1」。売れ残りの「オースチン・セブン」をレーシングカーに仕立てたもので、ローカルレースで好成績を収めた。
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5/14戦前のグランプリレースで活躍した「ブガッティ・タイプ35」。「タイプ37」は同車のボディーに1.5リッター直4エンジンを搭載したもので、当時としては非常に高性能なスポーツカーだった。
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6/14チャップマンは、1952年にマイケル・アレン、ナイジェル・アレンの兄弟とともにロンドンにロータス・エンジニアリング社を設立する。写真は同社の契機ともなった「ロータス6」。チャップマンが一から設計した、初のオリジナルモデルだった。
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7/141957年秋のロンドンショーで「エリート」と共にデビューした「セブン」。既存のモデルと同じく、完成車に加えてキットフォームでの販売も行われた。ロータスは1973年に同社の製造権を生産設備ごとケータハムに売却。これが今日に続く「ケータハム・セブン」となった。
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8/14自動車史においても極めてまれなFRP製のフルモノコックボディーに、コベントリー・クライマックス製の1.2リッター直4エンジンを搭載した「エリート」。ハイパワー版の「SE」やモータースポーツでの使用を想定した「スーパー95」「スーパー100」などの高性能モデルも生産された。
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9/14バックボーンフレームにFRP製のボディーを架装した「エラン」は、オープンカーが好まれた当時の北米市場で大ヒット。「26R」などのレーシングバージョンも用意された。
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10/14ロータスが本拠地を構える、英ヘセルで行われた同社の70周年記念イベントにて、走る姿を披露する歴代のフォーミュラカー。
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11/141963年と1965年の2度にわたりF1のドライバーズタイトルに輝いたジム・クラークと、コーリン・チャップマン(左)。2人はクラークが1968年に事故死するまで、公私にわたり良好な関係であり続けた。
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12/14英国のヒストリックカーイベントで走る姿を披露する「ロータス72」。ボディーの両サイドにラジエーターを配した最初のモデルだった。
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13/14空気の流れによってクルマを地面に押し付ける、グラウンドエフェクト理論を取り入れたF1マシン「ロータス79」。前身となった「78」とともに好成績を挙げ、1978年のコンストラクターズタイトルをロータスにもたらした。
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14/14「ロータス79」とコーリン・チャップマン。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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