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1/23
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2/23中央自動車道を東京から河口湖方面へと向かう。今回の試乗は東京・丸の内-山梨・富士ヶ嶺の往復で行った。
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3/23今なおオフロード第一の姿勢をつらぬく「スズキ・ジムニー」と「メルセデス・ベンツGクラス」。ボディー・オン・フレームの車両構造や大きな“3アングル”、副変速機付きの4WD機構などは、いずれもFFベースのSUVには見られない両車の特徴となっている。
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4/23ボディー、フレーム、足まわりのいずれもが従来モデルから刷新された「Gクラス」。操舵に対する挙動のあいまいさや、揺すられ感の強い乗り心地などは劇的に改善された。
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5/23充実した運転支援システムも現行型「Gクラス」の特徴。操舵支援機能付きのアダプティブクルーズコントロールや、縦列駐車、並列駐車の双方に対応したパーキングアシストなどの機能が搭載される。
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6/23現行型「Gクラス」はボディーにアルミニウムや高張力/超高張力鋼板を積極的に用いるなどして、約170kgの軽量化を実現。フレームとボディーのねじり剛性も、約55%アップしている。
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7/23コントラストステッチ入りの上質なレザーシート。「Gクラス」の試乗車には、インテリアの質感を一層高める「designoレザーエクスクルーシブパッケージ」が採用されていた。
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8/23「Gクラス」のフロントの足まわり。現行型ではフロントサスペンションがダブルウイッシュボーン式の独立懸架となり、ステアリング機構もリサーキュレーティングボール式からラック&ピニオン式に変更された。
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9/23「G550」のタイヤサイズは275/55R19が標準。オプションの「AMGライン」を選択すると275/50R20となる。
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10/23悪路での路面接地性を考慮して、リアサスペンションには従来モデルと同じリジッドアクスルを採用。ただし、ラダーフレームともども設計は刷新されている。
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11/23「G550」のサスペンションにはアダプティブダンピングシステムが標準装備されており、選択された走行モードに応じて乗り心地が変化する。
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12/23乗り心地も操作性も、従来モデルより大幅に洗練された現行型「Gクラス」だが、コーナーでは少し早めにハンドルを切ってやるなど、スムーズに走らせるにはやはりコツがいる。
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13/23現行型「ジムニー」の車両重量は、MT仕様で1030kg、AT仕様で1040kg。2.5tを超える「Gクラス」の4割程度しかない。
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14/23シート表皮はファブリックで、廉価グレードの「XG」を除き、はっ水加工が施されている。
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15/23サスペンションは前後ともに3リンクのリジッドアクスル式。メンバーの追加によって剛性がアップしたラダーフレームや、大型のボディーマウントゴムの採用などにより、乗り心地や操縦安定性が改善している。
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16/23ステアリング機構は従来モデルと同じリサーキュレーティングボール式。新たにステアリングダンパーを装備することで、路面からのキックバックを低減するとともに、ステアリングの振動やふらつきを抑制している。
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17/23現行型「Gクラス」のラインナップは、今回試乗した「G550」に、AMGモデルの「G63」、ディーゼルエンジンを搭載した「G350d」の3種類となっている。
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18/23「G550」に搭載される、最高出力422ps、最大トルク610Nmの4リッターV8ツインターボエンジン。トランスミッションには9段ATが採用される。
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19/23「ジムニー」のトランスミッションは5段MTと4段ATの2種類。副変速機の操作方法は、従来のボタン式からレバー式に変更された。
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20/23「ジムニー」のセンタークラスター。下段にはヒルディセントコントロールや横滑り防止装置のカットオフなど、悪路走行で用いるスイッチが配されている。
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21/23本格オフローダーとしてはもちろん、モデルチェンジのスパンが長いクルマとしても知られる「ジムニー」と「Gクラス」。2018年に登場した現行型も、長くファンに愛されるロングセラーとなることだろう。
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22/23スズキ・ジムニーXC
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23/23メルセデス・ベンツG550

サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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