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1/18自身の主要な作品に囲まれるゴードン・マレー。2020年、F1レースの70周年に当たって最も貢献したテクニカルイノベーターとして選ばれた(ドライバーにはミハエル・シューマッハーを選出)。後ろ姿を見せる赤いF1マシンが1978年「ブラバム・アルファ・ロメオBT46B“ファンカー”」。リアに大きなファンが見える。
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2/18マレーは巧みな筆致でスケッチを描きながらクルマを設計していく。13歳の時にアートスクールに通い、現在でも絵を習っているという。スタイリングを重視し、醜いクルマをつくることはしたくないと考え、設計者だけでなくデザイナーでもありたいと語っている。公開された「T.50」の側面からの構造画は図面というよりアートだ。
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3/18自身にとっての最新作である「T.50」とゴードン・マレー。T.50は全長4380mm、全幅1850mmと「ポルシェ911」よりも小さく、大仰な空力付加物がそびえ立っていないクリーンなスタイリングが特徴。
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4/18「T.50」のリアには空力付加物の要としてエアファンが備わる。
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5/181967年に自作した「IGMフォードスペシャル」と、アマチュアレーシングドライバー時代のマレー。ゴードン・マレーの設計者としての原点。作品には一連の番号を振ってあり、これが「IMG T1」になる。1967年と68年に南アフリカのローカルレースで成功を収めた。
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6/181973年「ブラバムBT42」。マレーにとって初めてのF1マシン。他に例のない断面が三角形のモノコックシャシーと、短めのホイールベースを持つ、コンパクトなマシンだった。
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7/181992年「LCCロケット」もまたマレーの作品だ。車重約350kgのタンデム2座スポーツカーは、ヤマハ製モーターサイクル用1000cc 4気筒を変速機ごとミドに搭載し、後退ギアを持つ副変速機を追加している。生産のためにLCC社(The Light Car Company)を設立した。かつて『カーグラフィック』誌の長期テスト車にも採用され、軽量で痛快無比なドライビングフィールを楽しませてもらった記憶がある。
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8/18マレーは気に入ったクルマを個人的にコレクションしている。軽量なクルマばかりで、日本車では「ホンダS800クーペ」がある。「フィアット500」が特に好きだそうで、そのうちの1台にはヤマハ製二輪エンジンを搭載したとのこと。ロータスの「エリート」と「エラン」、そして「デ・トマゾ・ヴァレルンガ」の姿が見える。
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9/181978年「ブラバムBT46B“ファンカー”」。ブラバムが採用したアルファ・ロメオ製水平対向12気筒エンジンは、幅が広いためウイングカーがつくりにくかった。その弱点を補うべく、ファンでエンジンベイから空気を吸い出す機構を考案し、人々を驚かせた。
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10/182011年「GMD Electric City Car T.27」。ゴードン・マレー・デザインの“iStream”コンセプトを用いた最初のEVコンセプトモデル。
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11/182011年「東レ・ティーウェーブAR1」。日本の東レは、ゴードン・マレー・デザインにとって最初の技術パートナーの1社で、東レ製カーボンを用いた車体構造を持つEVスポーツカーのコンセプトモデルの開発に当たった。車重は840kgにとどまる。
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12/18「ヤマハMOTIV」。2013年の東京モーターショーでヤマハが公開したコンセプトモデル。マレーの“iStream”コンセプトによるカーボンコンポジットスケルトンフレームを採用。ガソリンエンジンや電気モーターほか、パワーユニットを選ばない柔軟性を備えるとうたった。
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13/18“iStream”コンセプトの軽量小型スポーツカー用カーボンコンポジット製シャシー。2015年の東京モーターショーでヤマハが公開した小型スポーツカー「スポーツライドコンセプト」にも使われた。市販されたなら痛快な軽量スポーツカーになっていたことだろう。
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14/181988年「マクラーレンMP4/4」。マレーにとって、またマクラーレン・ホンダにとって最も成功したF1マシン。1.5リッターV6ターボ付きエンジンを搭載し、全16戦中15勝を果たした。
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15/18「マクラーレンF1」。1991年に登場したマクラーレンのスーパースポーツカー。マレーの軽量設計の思想がいかんなく発揮され、市販車として世界で初めてオールカーボン製シャシーを採用した。カーボンクラッチの採用も市販車として初となった。
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16/182003年「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」。V8フロントエンジンながらグラウンドエフェクトを採用している。この開発を終えてマレーは独立し、ゴードン・マレー・デザイン社を興した。
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17/182016年「グローバルビークル・トラストOX」。英国の起業家で慈善家でもあるノーマン卿の提唱によって誕生した、経済的に豊かでない国向けの多用途車。(写真=グローバルビークル・トラスト)
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18/18「グローバルビークル・トラストOX」は高い信頼性と整備性、走破性を備え、低価格で販売される、人も物もたくさん積める万能車だ。これもまたセンターステアリングだ。生産に向けて準備中とのこと。(写真=グローバルビークル・トラスト)

伊東 和彦
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