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2/261948年登場の「ランドローバー シリーズI」を起源とする「ディフェンダー」。その車名は、“ブランドの始祖”という立ち位置や、積み重ねてきた歴史の長さ、高い悪路走破性能により、ランドローバーの象徴となっている。
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3/26現行型「ディフェンダー」は2019年9月のフランクフルトショーで発表。70年にわたり受け継がれてきた基本構造を捨て、まったく新しいクルマとしてデビューした。
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4/26筆者が所有する1996年型「ディフェンダー」。ボディーオンフレームの車体構造に前後リジッドアクスルの足まわりを組み合わせた、古式ゆかしきクロスカントリー車である。
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5/26ローバージャパンやランドローバージャパンによって正規輸入されていた旧型「ディフェンダー」だが、2005年に取り扱いを終了。以降は並行輸入業者によって、日本に輸入された。
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6/26今回の試乗車は「ディフェンダー110 HSE」。2020年モデルに設定のあった最上級グレードだが、2021年モデルでは“ディスコン”となってしまった。
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7/26各部がレザーでしつらえられた上質なインテリアは「HSE」ならではのもの。パノラマサンルーフも標準装備されている。
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8/26シート表皮にはウィンザーレザーを採用。運転席と助手席にはヒーター/クーラー機能が備わっていたほか、メモリー機能付きの14way電動調整機構、4wayの調整機構付きヘッドレストなどが装備されていた。
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9/26構造的には共通点のない新旧「ディフェンダー」だが、新型のボディーには、各所に旧型のデザインアイコンが取り入れられている。
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10/26新型「ディフェンダー」には、「D7x」と呼ばれるアルミモノコックボディーと、前:ダブルウイッシュボーン、後ろ:マルチリンクの4輪独立懸架が採用されている。
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11/26リジッドアクスルと比べて路面追従性が不利とされる4輪独立懸架だが、新型「ディフェンダー」はご覧の通り。ホイールトラベルの大きな足まわりが、しっかりタイヤを接地させている。
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12/264WDシステムは完全な電動式。悪路向けの走行モードを選べば、自動で副変速機はローレンジに入り、状況に応じてセンター/リアデフロックも作動する。
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13/26タイヤには標準仕様のオフロードタイヤに加え、オールシーズンタイヤや、より堅牢(けんろう)な“プロフェッショナルオフロード”タイヤも用意されている。
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14/262列目シートは6:4の分割可倒式。後席用エアコンや電源ソケット、センターアームレストなどが備わっており、快適に過ごすことができる。
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15/26「ディフェンダー110」にオプションで用意される3列目シート。「HSE」のものにはヒーターが装備されていた。
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16/26荷室容量は5シート仕様が786リッター。5+2シート仕様では、3列目シートを起こした状態で160リッター、たたんだ状態で743リッターとなっている。
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17/26圧巻のオフロード性能に加え、オンロードでの快適性も手に入れた新型「ディフェンダー」。オールマイティーなキャラクターは、旧型との大きな違いだ。
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18/26先進的な機能や装備も新型「ディフェンダー」の特徴。運転支援システムやインフォテインメントシステムはジャガー・ランドローバーの中でも最新のもので、特に後者はソフトウエアのアップデート機能に対応。各種システムを最新の状態に保つことができる。
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19/26悪路走破性を高めるエアサスは、快適な乗り心地にも寄与。乗降時や荷物の積載時には、車高を40mm下げるという“おもてなし機能”も備わっている。
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20/26“器具”としての機能に特化した旧型とは異なり、快適さや充実した装備も手に入れた新型「ディフェンダー」。旧型との性格の違いに、「わざわざこの名前にしなくてもよかったのでは?」と思ってしまった。
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21/26旧型オーナー(筆者)に複雑な思いを抱かせた新型「ディフェンダー」だが、クルマの出来栄えには文句のつけどころがない。ぜひ長く愛されるクルマになってほしい。
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22/26ランドローバー・ディフェンダー110 HSE
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田村 十七男
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