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2/17アルマン・プジョー(1849-1915)
プジョーにおいて自転車、自動車の生産を主導し、同社を今日に続く大メーカーへと成長させた。 -
3/17モンベリアールの農家だったプジョー家は、18世紀より軽工業に進出。19世紀に入ると製鉄や金属製品の製造などに手を伸ばし、事業を拡大していった。
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4/171872年に使われていたライオンマーク。プジョーは自動車メーカーとなる前からライオンをモチーフにしたマークを使用。1858年には商標登録している。
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5/17「Grand Bi」と呼ばれる、プジョーが19世紀に生産した自転車。「ペニー・ファージング」型と呼ばれるこの自転車は、巨大な前輪に取り付けられたペダルを直接こぐ仕組みだった。
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6/17カール・ベンツと並び、世界で初めてガソリン自動車をつくったとされるゴットリープ・ダイムラー。パナール・エ・ルヴァソールにエンジンの製造権を供与していた。
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7/17自動車の黎明(れいめい)期には、電動モーターとガソリンエンジン、スチームエンジンの間で、パワーユニットの主導権争いが繰り広げられていた。フェルディナント・ポルシェが初めて設計したとされる「エッガー・ローナーC2フェートン」(1898年)も、電気自動車だった。
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8/171889年に製作された「プジョー・セルポレ」。リアにスチームエンジンを搭載した蒸気自動車だったが、フレームがその重さに耐えきれず、実用にはならなかった。
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9/17フランスの発明家であるエミール・ルヴァソール。ルネ・パナールとともにパナール・エ・ルヴァソールを創設し、自動車の開発と普及に努めた。
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10/171890年にプジョーが製作した「クアドリシクル」こと「タイプ2」。世界初の複数生産モデルとなった。
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11/171894年に開催されたパリ-ルーアン・トライアルは、レースではなく「安全で操縦しやすく、走行経費の少ないクルマを探す」イベントとして開催。1着は蒸気自動車のド・ディオン・ブートンだったが、ドライバーのほかに釜炊き要員が必要だったことから2位に落とされ、2着のプジョー(写真)と3着のパナール・エ・ルヴァソールが優勝とされた。
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12/17アルマン・プジョーは1896年に「プジョー兄弟の息子たちの会社(Les Fils de Peugeot Freres)」から独立し、オートモビル・プジョーを設立する。翌年には念願の自社製エンジンを完成させるとともに、オダンクールに初めての自動車工場を設立。1898年にはリールに第2工場を建てるなど、順調に事業を拡大していった。写真は1901年製「タイプ36」。
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13/171904年に登場した「プジョー・タイプ69」。画期的な設計の小型車で、「ベベ(赤ちゃん)」の愛称で親しまれた。
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14/17アルマンが興したオートモビル・プジョーの成功を見て、本家のプジョーも自動車の製造に乗り出すが、事業を軌道に乗せることはできず、1910年にオートモビル・プジョーに吸収された。写真は1909年製「リオン・プジョー」。
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15/171913年に登場した新型「ベベ」こと「タイプBE1」。初代のコンセプトを受け継いだ経済的な大衆車だった。
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16/171921年には「タイプ161」、通称「クアドリレット」を発表。「シトロエン5CV」ともども、戦前のフランスにおける大衆車の決定版となった。
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17/172021年2月25日に発表された、新しいブランドロゴ。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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