-
1/23
-
2/239代目となる新型「スズキ・アルト」のエントリーグレード「A」。その価格は94万3800円と、100万円を切る。
-
3/23機能的にいろいろと簡素化される「A」だが、意外やインテリアのトリムは上級グレードと共通。ダッシュボードやドアコンソールには、紺の装飾パネルがあしらわれる。
-
4/23オプションで用意されるディスプレイオーディオ。携帯端末をつなげば、ナビアプリなどさまざまな機能を利用できる。
-
5/23エントリーモデルといえども予防安全装備に不足はなく、ステレオカメラ方式の自動緊急ブレーキや誤発進抑制制御機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能などが標準装備される。
-
スズキ アルト の中古車webCG中古車検索
-
6/23ツートンを含む豊富なカラーバリエーションが用意される「アルト」だが、「A」では試乗車のシルバーを含む、3色のモノトーンしか選択できない。
-
7/23黒一色の簡素なセンタークラスター。「アルト」では最上級グレードの「ハイブリッドX」を除き、エアコンがマニュアル式となる。
-
8/23ヘッドレスト一体型の、ブルーのファブリックシート。「A」にはシートハイトアジャスターが装備されず、ドライバーの体形によっては適切な運転姿勢をとるのに苦労するかもしれない。
-
9/23リアシートにヘッドレストが標準装備されるのは「ハイブリッドX」と「Lアップグレードパッケージ装着車」のみだが、他のグレードにも、販売店オプションとして同じヘッドレストが用意されている。
-
10/23「A」のリアドアウィンドウはまさかのはめ殺し。上下スライド式の開閉機構はもちろんのこと、換気などに使えるポップアップ機構も付いていない。
-
11/23「A」の車両重量はわずか680kg。それでも、先代「アルト」や「ダイハツ・ミラ イース」と比べると、重くなっている。
-
12/23エンジンは「R06A」型の0.66リッター直列3気筒自然吸気。上級グレードとは違ってマイルドハイブリッド機構は備わらず、また最高出力が3PS、最大トルクが3N・m低くなっている。
-
13/23目盛りの細かさやシルバー装飾の有無など、メーターの意匠はマイルドハイブリッドシステム搭載車と非搭載車でデザインが若干異なる。インフォメーションディスプレイの機能はほぼ共通で、「A」「L」ではエコスコアが表示されない程度だ。
-
14/23新型「アルト」では「ハイブリッドX」のみアルミホイール、その他のグレードはスチールホイールとなるが、「A」ではフルホイールキャップも備わらず、足もとは“鉄チンむき出し”となる。
-
15/23「アルト」の足まわりはサスペンションにスタビライザーも備わらないシンプルなものだが、軽さや重心の低さもあって、存外にコーナリングも楽しめるクルマとなっていた。
-
16/23初代「アルト」の誕生は1979年5月。戦略的な価格設定がもたらした爆発的な人気は、スズキはもちろん、当時低迷していた軽のマーケットにとっても復活の起爆剤となった。
-
17/23「L」や「ハイブリッドS」と同じく、ヘッドランプにはハロゲン式を採用。ドアミラーが非塗装のブラックとなるのは「A」だけだ。
-
18/23荷室の仕様は他のグレードと共通。床下には発泡スチロール製のラゲッジアンダーボックスが備わる。
-
19/23スズキは2019年6月に、先代「アルト」をエンジンもそのままにパキスタンで現地生産し、販売を開始した。軽のグローバル展開へ向け、着々と計画を進めているのだ。
-
20/23日本のドメスティックな規格である軽自動車だが、そこで培われたミニマルなクルマづくりの技術は高い。今後、グローバル市場を戦ううえで、大きな武器となることだろう。
-
21/23スズキ・アルトA
-
22/23
-
23/23

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
スズキ アルト の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.3 スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】 2025.11.1 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
-
ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH(FF/4AT+2AT)【試乗記】 2025.10.28 マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった「ルーテシア」が上陸。ルノーを代表する欧州Bセグメントの本格フルハイブリッド車は、いかなる進化を遂げたのか。新グレードにして唯一のラインナップとなる「エスプリ アルピーヌ」の仕上がりを報告する。
新着記事
-
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
NEW
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。 -
NEW
第90回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(前編)
2025.11.5カーデザイン曼荼羅新型の「ダイハツ・ムーヴ」に「日産ルークス」と、ここにきて新しいモデルが続々と登場してきた軽自動車。日本独自の規格でつくられ、日本の景観を変えるほどの販売ボリュームを誇る軽のデザインは、今後どのように発展していくのか? 有識者と考えた。 -
NEW
プジョー2008 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.11.5試乗記「プジョー2008」にマイルドハイブリッドの「GTハイブリッド」が登場。グループ内で広く使われる最新の電動パワートレインが搭載されているのだが、「う~む」と首をかしげざるを得ない部分も少々……。360km余りをドライブした印象をお届けする。 -
“安心・安全”をより長く 2人のプロが「ブリヂストン・ブリザックWZ-1」を語る
2025.11.42025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>ブリヂストンが、持てる最新のタイヤ技術を投入して誕生させた、新しいスタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1(ダブルゼットワン)」。高い氷雪上性能とサステナビリティーを併せ持つ新製品の魅力に、2人のプロフェッショナルが迫る。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】
2025.11.4試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。































