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2/21半世紀以上の歴史を誇る軽規格のクロスカントリー車「スズキ・ジムニー」。「ジムニーシエラ」はその乗用車版で、海外ではこちらが「スタンダードなジムニー」として販売されている。
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3/21インテリアは機能性を重視したゴツゴツとしたデザイン。MT仕様ではセンターコンソールに収納トレーが設けられる。
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4/21シート表皮ははっ水加工の施されたファブリック。運転席と助手席にはシートヒーターが装備される。
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5/21「ジムニー/ジムニーシエラ」のあまりの人気に、スズキは2019年1月より湖西工場における生産能力を1.5倍に増強。2021年には印マルチ・スズキのグルガオン工場でも生産がスタートしたが、それでも供給はいっぱいいっぱいなのだ。
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スズキ ジムニーシエラ の中古車webCG中古車検索
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6/21デビュー当初に掲げられた「ジムニーシエラ」の国内販売目標は、年間1200台。今日では実売の1カ月分にも満たない数字だ。今日のシエラの人気ぶりが、スズキにとっていかに「うれしいけど誤算」だったかがわかる。
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7/212022年6月の改良ではMT車にアイドリングストップ機構を搭載(発売は同年7月)。クラッチを切ってギアをニュートラルに入れ、クラッチペダルから足を離すとエンジンが切れる。
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8/21ゴム製のじゃばらブーツがなんともノスタルジックなシフトレバー。ギア比は「ジムニー」のMTと比べて1~4速が高めで、上から下まできっちり使える特性のエンジンを、1速ごとにしっかり使って走る感覚だ。
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9/21「ジムニーシエラ」の全幅は1645mmと、軽規格の「ジムニー」より170mm広いが、それはすべてワイドなフェンダーと前後トレッドの分。ボディー形状や車内の広さは、両車で同じなのだ。
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10/21ATとの組み合わせではやや線の細さを感じた1.5リッターエンジンだが、MTとの組み合わせでは扱いやすさが好印象。回転フィールも濃厚で、クルマとの対話を楽しみながらドライブができる。
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11/21エンジンは「K15B」型1.5リッター直4自然吸気。低回転域でも非常にコントローラブルで、回転数が1000rpmを切っても粘りをみせ、簡単にはエンストしない。
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12/21誤操作を起こさぬよう、アクセル/ブレーキ/クラッチペダルはしっかりと距離を置いて配置。左足を休ませるフットレストはないが、窮屈さは感じなかった。
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13/21アイドリングストップは2Hモードでの走行時のみ作動。トランスファーレバーで4Hや4Lを選ぶと、機能がカットされる。
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14/21操安性の高さは軽の「ジムニー」に対する「ジムニーシエラ」の大きなアドバンテージ。高速巡航を多用する、欧州の使用環境も考慮しているのだ。
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15/21ラダーフレームに前後リジッドアクスルと、“悪路第一”の車両構造を踏襲する「ジムニー/ジムニーシエラ」だが、それによるオンロード性能への悪影響は、過去のモデルより大幅に軽減されている。
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16/21タイヤについては、2022年6月の改良と同時に「ダンロップ・グラントレックAT20」に変更された。スズキは「今回のタイヤ変更を除くと、発売以来シャシー関連の改良点はない」としているが……。
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17/21装備が同等のグレード同士を比較した場合、「ジムニー」と「ジムニーシエラ」の差額はどの場合でも18万1500円。中身・外身の違いを思うと、その差額は想像以上に小さい。
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18/21スズキ・ジムニーシエラJC
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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