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2/222022年9月2日に月間400台の販売計画で発売された新型「ホンダ・シビック タイプR」。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響や慢性的な半導体不足などを理由に、注文受け付けが一時停止されている。車両本体価格は499万7300円。
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3/22新型「シビック タイプR」の最終開発車両は、鈴鹿サーキット国際レーシングコースでの走行テストにおいて、FF車最速となる2分23秒120のラップタイムを記録している。
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4/2211代目「シビック」をベースに、専用アイテムでスポーティーに仕立てられた「シビック タイプR」のコックピット。赤と黒のハイコントラストによって「クルマに乗り込むときの高揚感と運転時の集中できる空間」を表現したという。
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5/22強大なダウンフォースの発生と低ドラッグを実現するリアスポイラー。スリムなアルミダイキャスト製のステーはデザイン面や軽量化対策だけにとどまらず、空気抵抗の低減とスポイラー下面に発生する負圧面積を拡大させる効果が得られるという。
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6/22冷却性能向上のため、フロントグリルの開口部をベースとなった「シビック」よりも拡大。エンジンフードにはベース車にはないエアアウトレットが設けられている。
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7/22「シビック タイプR」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4595×1890×1405mm、ホイールベースは2735mm。車重は「シビックe:HEV」よりも30kg軽い1430kgと発表されている。
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8/22「K20C」と呼ばれる2リッター直4ターボエンジンは先代からのキャリーオーバー。スペックは10PSと20N・mアップした最高出力330PS、最大トルク420N・mにとどまるが、パーツの改良や徹底した軽量化などを行い、レスポンスの向上が図られている。
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9/22赤いステッチが目を引くアルカンターラ仕立ての「シビック タイプR」専用ステアリングホイール。レーシンググローブを使用した際に、優れたグリップ感をもたらすという。
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10/22テールパイプフィニッシャーはセンターがもっとも太い3本出し。サイレンサー中央にアクティブエキゾーストバルブ機構を採用し、回転数に応じてバルブ開度がコントロールされるほか、人工音でエキゾーストサウンドを表現するアクティブサウンドコントロールも搭載されている。
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11/22プラットフォームには10代目の改良型となる「ホンダアーキテクチャー」が用いられている。サスペンションはフロントがマクファーソン式、リアがマルチリンク式。構造用接着剤の塗布エリアを先代比で約3.8倍に拡大し、剛性アップを図ったという。
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12/22ティアドロップ型のアルミシフトノブは先代後期型と同形状だが、シフトリンクやゲート形状を細かく見直したことで、操作力は軽いのに高精度で吸い込まれるように操作できる。
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13/22ホンダの「タイプR」でおなじみの赤い専用バケットシートを前席に標準で装備。旋回時などに背中・骨盤・下肢を効果的にホールドする理想的な強化フレームと高硬度パッドの形状と性能を、実走検証を繰り返して導き出したという。
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14/22後席の表皮はブラックのスエード調。赤いシートベルトが「タイプR」であることを主張している。背もたれには他の「シビック」と同じく60:40の分割可倒機構が備わる。
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15/22フロントフェンダー内に滞留する空気をボディーサイドに流し、圧力を軽減するフロントフェンダーアウトレットが装備される。
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16/22「シビック タイプR」専用チューニングが施された265/30ZR19サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」をOEタイヤとして採用。タイヤ幅を拡大しながらエアボリュームを確保するために、このサイズが選択されたという。
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17/22車両のさまざまな走行情報を表示できるパフォーマンスモニターが標準で装備されている。写真はGメーターを選択した様子。計器表示は、エンジンの水温や油温、油圧、吸気温度など12項目のなかから6項目が選べる。
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18/22ドライブモードは「インディビジュアル」「スポーツ」「コンフォート」「+R」の全4種類。+Rのみ、前方にある独立したプッシュスイッチを用いて操作を行う。
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19/22ラゲッジルームの基本形状は、床上容量が404リッターの「シビックe:HEV」や「EX」などと共通。巻き取り型で横引きタイプのカーゴエリアカバーが標準装備されている。
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20/22ボディーカラーは写真の「チャンピオンシップホワイト」のほか、「クリスタルブラック・パール」「フレームレッド」「レーシングブルー・パール」、そして有償色「ソニックグレー・パール」の全5種類が設定されている。
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21/22ホンダ・シビック タイプR
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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