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                    1/16いよいよ日本に導入される“5ドアのジムニー”こと「スズキ・ジムニー ノマド」。 
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                    2/16前と後ろはほぼ「シエラ」のまんま。専用のフロントグリルと、リアの「NOMADO」のロゴバッジがないと、見分けがつかないほどだ。 
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                    3/16横から見ると、違いは一目瞭然。340mm延びたホイールベースと2枚のドアの切り欠き、いわゆる“6ライト”のウィンドウグラフィックにより、まったく違うイメージに仕上がっている。 
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                    4/16webCGほったの撮り下ろし写真をもとに、渕野氏が加工したもの。 
 渕野「どうです?」
 ほった「確かに、こっちのほうがバランスがとれて見えますけど……。なんか重々しくなりますね。ベンツの『Gクラス』みたい」
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                    5/16渕野「こんなのもつくってみました。商用のパネルバン(上)と、ピックアップトラック(下)です」 
 ほった「『ディフェンダー』とか『ランクル“70”』にもいろんな仕様がありますし、夢は広がりますね」
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                    6/162018年7月5日の発表会より、壇上に展示された「ジムニー シエラ」。JB64/74型ジムニーは、そのあまりのカッコよさから人気が沸騰。特に驚きだったのがシエラの人気で、従来型では軽仕様の陰に隠れていたものが、現行型では完全に「上級ジムニー」としての地位を確立した。 
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                    7/16ほった「3ドアにしても、『シエラ』のほうがバランスがいいのは百も承知なのですが、どうしても“軽ジムニー”に心引かれちゃうんですよねぇ」 
 清水「ほった君もだいぶ、こじらせてるねぇ」
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                    8/16上が「スズキ・ジムニー ノマド」、下が「ジープ・ラングラー アンリミテッド」。 
 渕野「こうして見ると、ラングラーのほうがよっぽど長いですね」
 清水「だとしたら、やはりタイヤのデカさが原因なのか……」
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                    9/16清水「なんだか、プレハブかコンテナにタイヤをくっつけただけに見えるんだよなぁ」 
 ほった「プレスラインのRとかも“鉄感”が強いですからね……。でもワタシなんか、そこがカッコいいと思っちゃうんだけど」
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                    10/161989年登場の初代「ディスカバリー」。 
 ほった「ルーフラインに段をつけるって、こういうこと?」
 清水「ここまでわかりやすくなくてもいいんだけど……。『ジムニー ノマド』はなんか、工夫がなさすぎるんだよ!」
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                    11/16「東京オートサロン2025」で見かけた、「ジムニー5ドア」のカスタマイズカー。 
 清水「やっぱり、タイヤがデカいと全然見え方が違うね」
 ほった「このクルマはまだいいですけど、あまり極端に見栄え重視でカスタムするのは、どうかと思いますよ。安全第一でいきましょう」
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                    12/162018年の現行型「ジムニー/ジムニー シエラ」発表会より、ジムニー シエラの用品装着車。フロントに備わっているのが、純正アクセサリーで大人気の「SUZUKI」ロゴのグリルだ。 
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                    13/16ガンメタリック塗装にメッキのスロット装飾を組み合わせた、「ジムニー ノマド」専用のフロントグリル。 
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                    14/16こちらは「ジムニー シエラ」のグリル。飾り気のないつや消しの黒だが、どうしてなかなか、素っ気なさがイカしている。(写真:向後一宏) 
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                    15/16インドではマルチスズキの高級車販売チャンネル「ネクサ」で取り扱われる「ジムニー」。「ノマド」専用色の「セレスティアルブルーパールメタリック」は、かの地では「ネクサブルー」と呼ばれ、同販売店および取り扱い車種のイメージカラーとなっている。 
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                    16/16ほった「リアドアを付けるにあたって、フロントドアは長さを10cm切り詰めてます。リアのドアハンドルがフェンダーぎりぎりの位置にきてしまったのも、リアドアを極力大きくしようとした結果らしいですよ」 

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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