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2/21スバルと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)が「東京オートサロン2025」でサプライズ発表したSTIのコンプリートカー「S210」のプロトタイプ。市販モデルは台数限定500台で販売される予定だ。
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3/21今回は正式発表前に、伊豆のサイクルスポーツセンターで「S210」のプロトタイプに試乗。レーシングマシン「スバルWRX NBR CHALLENGE」の直系モデルとうたわれる同車の走りを確かめた。
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4/21STIモデルを象徴するチェリーレッドのアクセントカラーが用いられたフロントグリル。「S210」のエンブレムの奥には「Sシリーズ」としては初採用となるスバルパフォーマンストランスミッション用のフルードクーラーが顔をのぞかせる。
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5/21「S210」プロトタイプのリアビュー。リアサスペンションのゴム製ブッシュをピロボールに変更したり、STI製フレキシブルドロースティフナーを装着したりと、さまざまなフレキシブルパーツを用いてボディー細部にまで手が入れられている。
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6/21「S210」プロトタイプの走行シーン。専用チューニングの電子制御ダンパーやコイルスプリング、新開発のリアスタビライザーブッシュなどで足まわりが強化されている。
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7/212.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンは、ノーマルモデル比で25PS増しの最高出力300PSを発生。「数値ではなく、アクセル操作に対して極めてリニアなレスポンスを求めた」と、STI開発副本部長の高津益夫氏はコメントしている。
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8/21ニュルブルクリンク24時間レースで培った技術や知見をもとに開発したという「STIドライカーボンリアスポイラー」が標準で装備される。
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9/21ホイールアーチまわりのガーニッシュは、フロントに「S210」のオーナメントが備わる専用アイテム。「スバルWRX NBR CHALLENGE」マシンから得られた空力的なノウハウを生かし、デザインの見直しと片側で10mmの拡幅が行われている。
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10/21「S210」プロトタイプのボディーサイズは全長×全幅×全高=4690×1845×1465mm、ホイールベース=2675mm。ボディーカラーは写真の「WRブルー・パール」と50台限定の「サンライズイエロー」を含む全5色の展開を予定している。
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11/21ブラックを基調とし、STIのチェリーレッドをアクセントカラーに用いた「S210」プロトタイプのインテリア。ステアリングホイール下部にはシリアルナンバー入りのオーナメントが備わる。
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12/21「STI」のロゴが入ったフレキシブルドロータワーバーは、バー本体がブラック仕上げされた「S210」の専用アイテム。センター部はピロボール式のフレキシブル構造になっている。
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13/21エアの吸入抵抗を低減させた「S210」専用のエアクリーナーシステム。エアクリーナーエレメントをはじめ、ダクトケースやインテークブーツなどが専用設計されている。
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14/21電動8Wayのフロントシートはレカロ製で、カーボンファイバーのバックレストとナッパレザーの表皮が採用される。サイドサポートの各ドア側にはサイドエアバッグも内蔵されている。
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15/21カーボンファイバーで覆われたレカロ製バケットシートの背面。レッドのシートベルトも「S210」を象徴するアイテムとして標準で装備される。
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16/21マットブックの「STIフレキシブルパフォーマンスホイール」は、前・後の使用輪が指定された専用アイテム。タイヤはフロント、リアとも255/35R19サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」を装着する。
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17/21「FRONT」の文字が刻まれた前輪用の「STIフレキシブルパフォーマンスホイール」。タイヤの性能を使い切るために、あえて前・後でリム形状が異なる専用デザインにしたという。
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18/21エンジンの回転域が高まるほどに、気分を盛り上げてくれるサウンドを奏でるマフラー。新設計された低背圧エキゾーストシステムが、低速トルクのアップと高回転域での伸びを両立させ、加速レスポンスの向上を実現するという。
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19/21雨が強まる伊豆サイクルスポーツセンターのツイスティーなコースを遠慮のないペースで駆け回っても、ドライ時と変わらない安心感を提供し続けてくれる「S210」のプロトタイプ。小気味いい回頭感も、ベース車にはない走りの見どころだ。
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20/21スバルS210 プロトタイプ
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21/21

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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