-
1/152025年9月9日の技術戦略説明会/新中期経営計画説明会より、壇上に立つスズキの鈴木俊宏社長。
-
2/15会場ではディスプレイによる技術説明も実施。多くの報道関係者が、画面とスズキの担当者の間を行き来していた。
-
3/15ここからは配布資料をもとに、各技術の進展状況を説明。軽量化技術「Sライト」については、部材の置換やレイアウトの合理化に加え、3代目「アルト」を参考に車両パッケージの在り方を再検証。2030年までに先行開発を終え、まずは軽自動車から商品化。次いでA、B、Cセグメントの車両に展開していく。
-
4/15パワートレインについては、ハイブリッド/プラグインハイブリッドシステムとの組み合わせや、カーボンニュートラル燃料への対応を含めて内燃機関の開発を継続。インドではすでにE20燃料対応車を市場投入しており、2025年度中にはフレックスフューエル車も投入の予定だ。また将来的にはプレチャンバーや電動ターボチャージャーなどの技術も開発し、2035年以降も採用を続ける。
-
5/15パワートレインではもちろん電動化も推進。軽自動車には48Vの「スーパーエネチャージ」、それより大型の車種にはシリーズハイブリッド、いずれはプラグインハイブリッド……と、システムを使い分けていく。
-
スズキ の中古車webCG中古車検索
-
6/15電気自動車(BEV)については、「eビターラ」と電動スクーター「eアクセス」を市場投入。2030年ごろからは、eアクスルやバッテリーを進化させ、より「バッテリーリーン」等のコンセプトを突き詰めた第2世代の車種を順次投入してく。
-
7/15デジタル関連では、SDV技術の導入を通して、先進運転支援システムの性能向上や、AI活用音声操作の採用、スズキコネクトサービスの拡充など、車載機器の機能向上を図る。いっぽうで、ディスプレイモジュールを一体化するなど、電装類の機能集約と軽量化も推進。まずは「eビターラ」から導入を開始する。
-
8/15環境負荷の低減に関しては、車両のライフサイクル全体で600kgのCO2削減を推進。製造関連では樹脂部品で進めているリサイクルなどの施策を、鉄やアルミなど他の素材にも展開し、また日本のみならずインドや欧州でも、各地の枠組みにのっとって取り組みを広めていく。
-
9/15説明会では、過去に発表されていなかった新しい研究についても紹介。こちらは自動車の排ガスからCO2を回収し、農業分野で利用するというものだ。クルマの性能を損なわず、コンパクトで既販売車に後付けできるシステムの研究が進められている。
-
10/15生産現場では、デジタル技術で操業を“見える化”し、品質と生産性を向上させる「スズキ・スマートファクトリー」の開発を推進。また湖西工場(写真)では、2025年6月よりエネルギー効率を高めた新たな塗装設備が稼働している。
-
11/15スズキでは前回の説明会で解説した「エネルギー極少化」に加え、新たにモビリティーの「本質価値極大化」を追求すると表明。これらを両輪とした取り組みを「Right x Light Mobile Tech(ライトライト モビルテック)」と表し、顧客に寄りそい、社会課題の解決に取り組んでいくとしている。
-
12/15開発の現場では、AIとバーチャル技術の活用による、いわゆる“V字モデル”の導入によって効率化を追求。また電気・電子関連の開発では、印タタとクラウドセンターを開設。膨大なシステム試験をクラウド上で実施することで、試作車による設計確認を削減。効率化を図っている。
-
13/15大きな改革に際しては、“人”のモチベーションアップも必須というわけで、スズキでは「未来R&Dプロジェクト」を発足。技術者が高い熱量で挑戦できる風土をつくるため、ものづくりコンテストや、組織を超えた交流の仕組みづくりなどが行われているという。
-
14/15質疑応答にて、「軽量化の目標を120kgに上げてみようか」と語る鈴木俊宏社長(写真左)と加藤勝弘技術統括(同右)。
-
15/15新しいコーポレートスローガン「By Your Side」について説明する鈴木社長。スズキは現場主義、顧客第一主義のなかから新しい価値を探り出していくようだ。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
スズキ の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
「ミッションS」だけではない? 2035年に向けたポルシェの新戦略を探るNEW 2026.10.28 ポルシェは2026年10月7日、新中期戦略「Sportwagenschmiede'35」を発表した。新型パワーユニット搭載の「ミッションS」をはじめとするニューモデルで、経営状態の立て直しを目指す。その注目すべき内容を詳しく解説する。
-
ホンダが次世代ハイブリッドの名称を「Honda Hybrid」に決定 命名の理由とその背景を探る 2026.10.26 本田技研工業が2027年からグローバルで用いる次世代ハイブリッドシステムの名称を発表した。その名は「Honda Hybrid」である。「i-MMD」から「e:HEV」へと変更されて6年。慣れ親しんできた名称が変更される理由と、その背景を探る。
-
「マツダRX-7」の復刻部品を生産!? ミクニの挑戦は旧車オーナーの福音となるか? 2026.10.23 ミクニが「マツダRX-7」向け復刻部品の開発検討を開始した。古い自動車部品の供給は、なぜここまで困難を極めるのか? ミクニの挑戦は世のロータリーオーナーにとって福音となるか? 日本の自動車文化に潜む課題と、その解決に挑む企業と人をリポートする。
-
2028年までに復活! 名車「シトロエン2CV」の現代版はその名に値する一台か? 2026.10.22 パリモーターショー2026の会場で大注目を集めた「シトロエン2CVコンセプト」。あの「2CV」の復活とあって多くのファンが目を輝かせるが、それは名車の名を継ぐに足る一台なのか? オリジナルの2CVに乗る今尾直樹が魅力に迫る。
-
電動化時代も軸足は“スポーツ”に CEOに聞いた「アルピーヌブランドのこれから」 2026.10.21 富士6時間レースに合わせて来日したアルピーヌのフィリップ・クリーフCEOにインタビュー。レースカーから市販車にフィードバックされたポイントや、「A110」を含めた今後の商品展開などを聞いてみた。
新着記事
-
NEW
「ミッションS」だけではない? 2035年に向けたポルシェの新戦略を探る
2026.10.28デイリーコラムポルシェは2026年10月7日、新中期戦略「Sportwagenschmiede'35」を発表した。新型パワーユニット搭載の「ミッションS」をはじめとするニューモデルで、経営状態の立て直しを目指す。その注目すべき内容を詳しく解説する。 -
NEW
日産フェアレディZ NISMO(FR/9AT)【試乗記】
2026.10.28試乗記「日産フェアレディZ」のマイナーチェンジモデルが登場。改良の主眼はZが受け継いできたヘリテージのさらなる深化と性能の強化だという。もはやお値段1000万円(!)に迫らんとする「NISMO」の9段ATモデルを試す。 -
NEW
第134回:アウディデザイン水掛け論 ―これが未来のアウディか? 「ヌヴォラーリ」と他のモデルに見る不整合―
2026.10.28カーデザイン曼荼羅微妙に迷いが見えていたアウディのデザインに、新しい潮流が? これまでとは異なるモチーフが取り入れられた「ヌヴォラーリ」の造形は、次世代のフォーシルバーリングスを指し示すものなのか? カーデザインの識者と、アウディデザインの未来について考えた。 -
第879回:メルセデスがうたう「想像以上」は本当か? フル電動の新型「メルセデス・ベンツCLA」に1000km乗ってわかったこと
2026.10.27エディターから一言フルモデルチェンジした「メルセデス・ベンツCLA」の中でも本命とされるのが「CLA with EQテクノロジー」。新世代EVをアピールするメーカーのうたい文句は本当なのか、北海道で1000km乗って確かめた。 -
ダイハツ・ミラ イースtuned by D-SPORT Racing(FF/5MT)【試乗記】
2026.10.27試乗記ダイハツのベーシックな軽乗用車をもとに、ラリーやレース向けの競技車両に仕立てた「ミラ イースtuned by D-SPORT Racing」。軽量ボディーをロールバーで固め、力強いターボエンジンを搭載した一台は、クルマの楽しさを学べる教科書のような一台となっていた。 -
「乗り物酔いしやすいクルマ」と「酔いにくいクルマ」の違いは?
2026.10.27あの多田哲哉のクルマQ&A乗り物酔いしやすい同乗者がいると、ドライバーは運転に気を使う。では、クルマの側にはその要因はないのだろうか? 「酔いやすいクルマ」を見極めるポイントを、車両開発者の多田哲哉さんに聞いた。





























