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1/252025年のジャパンモビリティショーで世界初公開された「マツダ・ビジョンXクーペ」のデザインスケッチ。今回は、クルマ好きにとり愛憎相半ばするマツダのコンセプトモデルについて、真剣に考えてみた。
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2/25最新の「魂動デザイン」を体現したとされる「ビジョンXクーペ」。全長×全幅×全高=5050×1995×1480mm、ホイールベース3080mmという、堂々としたボディーサイズの4ドアクーペだ。
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3/25過去の「魂動デザイン」世代のコンセプトモデルと比べると、ボディーサイドの表情は控えめ。Aピラーからリアエンドまで一筆書きでつながるルーフラインや、ボディーに描いたかのようなテールランプの意匠も目を引く。
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4/25こちらもジャパンモビリティショーで発表された「ビジョンXコンパクト」。丸いフォルムが愛嬌(あいきょう)を感じさせるコンパクトハッチバックだ。
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5/25ここのところ、魅力的なショーカーは出すものの、あまり市販車につながることがなかったマツダ。今回発表された2台は、どうなるのだろうか?
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6/25「魂動デザイン」の方向性を示してきた歴代コンセプトモデル。上から「靭(SHINARI)」「RXビジョン」「ビジョン クーペ」「アイコニックSP」。あらためて見ても、どれもウットリするほどカッコいい。
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7/25「ビジョン クーペ」(2017年)と「ビジョンXクーペ」(2025年)の比較。前者では、フロントタイヤの直後でボディーを大きく削り込み、ぐっとタメをつくってからフロントフェンダー、前後ドアパネルを通して大きな“後ろ下がり”となるリフレクションの動きが見られた。いっぽう後者を見ると、タメは控えめで、フロントドアからリアドア中央にかけてはドア断面の変化も抑えられている。
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8/25「ビジョンXクーペ」のインテリア。細部までつくり込まれた質感の高い意匠は、さすがはデザインに命を懸けるマツダである。
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9/25「2035年の未来のクルマ」と紹介される「ビジョンXコンパクト」。「人とクルマの絆がさらに深まる」ことを目指した、スマートモビリティーの未来像とされている。
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10/25「ビジョンXコンパクト」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=3825×1795×1470mm。実用コンパクト的な車形といい、「ビジョンXクーペ」よりは現実味があるか?
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11/25インテリアはこんな感じ。このまま実車化はさすがに難しいだろうが、ぜひ各所のアイデアを、市販モデルへと落とし込んでほしい。
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12/25プリッとしたお尻とグッと張り出した前後フェンダーが魅力的な後ろ姿。面のシンプルさを重視してか、テールランプはボディーパネルと完全に“ツライチ”となっていて、本当に”描いただけ”のように感じられる。
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13/25「ビジョンXコンパクト」の内外装のデザインスケッチ。このクルマをベースに、「マツダ2」がモデルチェンジすればいいのだけれど……。
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14/25今も、Bセグメントのエントリーモデルとしてマツダを支えている「マツダ2」だが、その実は2014年に登場した4代目「デミオ」のマイナーチェンジモデル。中身的には、もう11年選手なのだ。
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15/25マツダが2022年春から欧州で販売している「マツダ2ハイブリッド」。ご覧のとおり、「トヨタ・ヤリス」のOEM車である。
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16/25マツダが独自に開発を進めているCO2回収装置「モバイルカーボンキャプチャー」と、コンセプトモデル「ビジョンXクーペ」。
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17/252025年4月の上海モーターショーで発表された、長安マツダの「EZ-60」。
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18/25「ビジョンXクーペ」のフロントまわり。グリルレスのフロントマスクと、高い位置に据えられた細目のヘッドランプに、「EZ-60」との類似性を感じる。また、ヘッドランプの下に配されたライン状のランプに注目。
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19/25同様の意匠は「ビジョンXコンパクト」のフロントマスクにも。これが、グリルが不要となるBEV時代の“マツダの顔”となるのかもしれない。
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20/25日本におけるマツダのオフィシャルサイトより。ご覧のとおり、同社のラインナップはほとんどがSUVとコンパクトハッチバックで占められているのだが……。
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21/25低いフォルムとササの葉のように薄いガラスエリアが特徴的な「ビジョンXクーペ」。その意匠は、背高なSUVやコンパクトカーに応用できるものなのだろうか?
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22/252023年のジャパンモビリティショーで発表された「アイコニックSP」。ショーカーそのものの出来栄えは本当に素晴らしいのだが……。毎回のように、非現実的なクーペでコンセプトモデルをつくるのはなぜ?
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23/252015年に発表されたFRスポーツのコンセプトモデル「RXビジョン」(上)と、同車由来のデザインモチーフが取り入れられた「CX-60」(下)。CX-60も、実にスタイリッシュなモデルではあるのだが……。
ほった「SUVだとちょっと緊張感が足りないというか、ボディーの厚みが間延びして見えるんですよね。このデザインモチーフって」 -
24/25未来へ向けたメーカーの意思表明だったり、市販予定車の観測気球だったり、発売前のアドバルーンだったり……。いろんな役割を担ってショーでお披露目されるコンセプトモデル。マツダの流麗なクーペは、どういった役割を負っているのだろうか?
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25/25ほった「マツダはそろそろ、マーケティングやブランディング担当も交えて、コンセプトカーをつくる狙いとかを固め直す時期にきてるのかもしれませんね」
清水「とりあえず僕は、ショーカーでも現実解を見せるようにしてほしいよ」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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