第15回「ポルシェ・ボクスターS」(前編)
2013.09.13 水野和敏的視点    拡大 | 
        
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形態は機能に従う
今回は、「ポルシェ・ボクスター」を取り上げます。ボクスターは、ポルシェのいわばエントリーモデルにして、昨2012年にフルモデルチェンジを果たしたばかり。試乗車は、「ボクスターS」の6段MTモデルとしました。
2.7リッターフラット6(265ps、28.6kgm)を積む「ボクスター」に対して、「ボクスターS」は3.4リッター(315ps、36.7kgm)を搭載しています。車両本体価格は、ボクスターが596万円で、ボクスターSが740万円です。
新しいボクスターは、デザインだけでなく、それと併せて空力面も一段と洗練されましたね。ヘッドランプから始まる稜線(りょうせん)からテールの可動式スポイラーまで、全体のフォルムからして、ボディー上面と側面を行く空気の流れがリアでキレイに分離されるよう設計されています。
エアロダイナミクスの進化とデザインの変化が対になっているところが、ポルシェのポルシェたる由縁ですね。
一方で、個々のパーツにもきちんと手が入っています。ヘッドランプやテールランプも二重レンズを使って、立体感を出していますし、内部にも真空蒸着メッキが施され、光る部分とツヤ消し部分が分けられ、さらに黒の差し色が入っています。
大きく見て3工程も掛けて、従来のイメージを残しながら、新しい、質感のある作りを実践しています。手は抜いてませんね。
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