第57回「アストン・マーティンV12ヴァンテージS」

2014.07.11 水野和敏的視点 水野 和敏

下克上のアストン!

今回は英国の名門スポーツカーメーカーであるアストン・マーティンの「V12ヴァンテージS」を取り上げます。ヴァンテージのアストン・マーティン内での位置づけは、トップモデルの「ヴァンキッシュ」、基幹車種たる「DB9」、そしてエントリーモデルの「ヴァンテージ」となるわけですが、「V12ヴァンテージ」だけは、ちょっと事情が異なります。

その名の通り、まずエンジンが本来の4.7リッターV8から、上位モデルと同様の5.9リッターV12にアップグレードされています。しかも今回テストする「S」モデルは、通常のV12ヴァンテージと比較して50ps以上もパワーアップされており、アストン・マーティンは最高出力573ps/6750rpm、最大トルク63.2kgm/5750rpmを豪語しています。

その価格は、DB9や「DB9ヴォランテ」すら上回る2305万円。価格的には「フェラーリ・カリフォルニアT」(2450万円)が好適なライバルとなりそうです。

実車を前にすると、ボディーパネルのプレスが素晴らしい。さらに、塗装の平滑さにも感心します。映り込みがキレイで、まるでひずみがない。最終的に、手作業で仕上げているんじゃないでしょうか。

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