メルセデスAMG GT R(前編)

2020.09.27 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師の連載企画第3回の試乗車は「メルセデスAMG GT R」。前回リポートした「ポルシェ911カレラ」の試乗後、AMGのトップパフォーマンスモデルに乗り換え、その印象を語った。

911カレラとは対極の足まわり

現在の愛車である「ポルシェ911カレラS」(991型前期)をはじめとする、さまざまなハイパフォーマンスカーを所有してきた漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサー、池沢早人師先生。そんな池沢先生が箱根のワインディングロードで、「ポルシェ911カレラ」(992型)の次にステアリングを握ったのが「メルセデスAMG GT R」である。

まず、第一印象は?
「これは……かなり興奮を覚えるクルマですね」

気持ちを熱くさせるということですね?
「コイツは公道に解き放たれたレーシングマシンですね。ナンバーが付いているけど、かなりサーキット寄りというほうが正しいかもしれません。サーキットを走るなら話は別ですが、公道を走る分には足のセッティングがかなりハードですので、路面の悪い箇所では簡単に跳ねるんですよ。どんな路面状況でも包み込むようにいなしてくれる911カレラ(992型)の足とは、対極にあるといえるでしょう」

AMG GT Rの足、そんなに硬いんですね……。
「といっても、僕が昔乗っていた964型の『911カレラRS』ほどじゃないですけどね。アレは、素晴らしいクルマではあったけど、あまりにも足が硬すぎて、コーナリング中の路面にギャップがあると、隣の車線まで簡単に吹っ飛んだりしてましたから(笑)。メルセデスAMG GT Rはそこまでじゃない。しかし……気を使うクルマであることは間違いないですね。特に公道では」

「クーペ」や「ロードスター」に加えて「4ドアクーペ」もラインナップする「AMG GT」シリーズ。今回試乗したのは、ドイツのニュルブルクリンク北コースにおいて、7分10秒9のラップタイムを記録した同シリーズのトップパフォーマー「GT R」だ。車両本体価格は2453万円。
「クーペ」や「ロードスター」に加えて「4ドアクーペ」もラインナップする「AMG GT」シリーズ。今回試乗したのは、ドイツのニュルブルクリンク北コースにおいて、7分10秒9のラップタイムを記録した同シリーズのトップパフォーマー「GT R」だ。車両本体価格は2453万円。拡大
【メルセデスAMG GT Rのスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4550×2005×1285mm/ホイールベース:2630mm/車重:1690kg/駆動方式:FR/エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:585PS(430kW)/6250rpm/最大トルク:700N・m(71.4 kgf・m)/2100-5500rpm/タイヤ:(前)275/35ZR19 100Y XL/(後)325/30ZR20 106Y XL(ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2)/燃費:--km/リッター/価格:2453万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:287.8km(市街地1:高速道路7:山岳路2)/使用燃料:45.7リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:6.3km/リッター(満タン法)/6.1km/リッター(車載燃費計計測値)
【メルセデスAMG GT Rのスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4550×2005×1285mm/ホイールベース:2630mm/車重:1690kg/駆動方式:FR/エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:585PS(430kW)/6250rpm/最大トルク:700N・m(71.4 kgf・m)/2100-5500rpm/タイヤ:(前)275/35ZR19 100Y XL/(後)325/30ZR20 106Y XL(ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2)/燃費:--km/リッター/価格:2453万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:287.8km(市街地1:高速道路7:山岳路2)/使用燃料:45.7リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:6.3km/リッター(満タン法)/6.1km/リッター(車載燃費計計測値)拡大
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