ランボルギーニ・ウラカンEVO(後編)
2020.11.01 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師の連載企画第6回は、「ランボルギーニ・ウラカンEVO」の試乗リポート後編。これまで数々のスーパーカーを乗り継いできたベテランに「このクルマを次期愛車候補にしたい」と言わしめた理由とは?街なかをゆっくり走っても楽しい
漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサー、池沢早人師先生。箱根のワインディングロードでステアリングを握ったランボルギーニ・ウラカンEVOは、足まわりについてもエンジンに関しても絶賛の嵐。何かしらネガティブな部分はあるのか、それとも「すべてが大絶賛の対象」なのか? 話の続きをお聞きした。
前編で、先生は「ウラカンEVOは街なかや長距離でも苦にならないのでは」という意味のことをおっしゃっていましたが、本当にそうですか?
「うん、そう思いますよ。まずはこのクルマ、視界が非常にいいですし。斜め後ろはさすがにちょっと見づらいけど、それ以外の視界は“かなり良好”と評することができます」
確かに、われわれもそう思いました。
「あと足まわりは、前編で言ったとおり992型『ポルシェ911カレラ』と比べるなら、それはあちらの足のほうがしなやかで快適ですよ。そしてこちらウラカンは2シーターですが、あちら911は2+2だから何かと便利ですし」
ですよね。
「しかしウラカンEVOは、ミドシップ2シーターならではのストイックさというかぜいたくさというか、その分だけクルマ好きを“そそる”要素があるんですよ。だから街なかをゆっくり走ったとしても楽しいし、長距離を走っても“退屈”しないで済むはずなんです。そういった意味でウラカンEVOは、さすがに911ほどではないにせよ、意外とオールラウンダーなんじゃないかと僕は思いますね」
要するに「ランボルギーニ ウラカンEVOとは、非常に完成度が高いクルマである」というのが先生の意見であると理解してOKですか?
「間違いないですね、かなりの高次元にある市販車だと思いますよ。ランボルギーニって『ムルシエラゴ』までは正直、世代によって出来不出来があったと思っています。僕はそれを長いこと見てきましたが、ウラカンは、そして特に今回のEVOは非常に完成度が高い世代だと思いますね」
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