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第56回:スズキ・ジムニー ノマド(後編) ―今日のジムニー人気をもたらした、カーデザインの“力”―

2025.02.05 カーデザイン曼荼羅 渕野 健太郎清水 草一
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「ノマド」の登場により、日本で3つの車形をそろえるに至った「スズキ・ジムニー」。今このクルマが、ここまで支持されているのはなぜなのだろうか?
「ノマド」の登場により、日本で3つの車形をそろえるに至った「スズキ・ジムニー」。今このクルマが、ここまで支持されているのはなぜなのだろうか?拡大

荒野を駆ける小さな巨人「スズキ・ジムニー」に、待望の5ドア・ロング「ノマド」が登場! これで車形は3つとなったわけだが、そもそもなぜ、ジムニーは今これほどに支持されているのか? 人気を支える「デザインの力」と「嗜好(しこう)の変化」を、識者と読み解いた。

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清水「見てよ! この5枚のドアと快適そうなリアシートを。今にも家族の明るい笑い声が聞こえてきそうじゃないか」 
ほった「そりゃあ、それを目的に追加されたクルマですからねぇ」
清水「見てよ! この5枚のドアと快適そうなリアシートを。今にも家族の明るい笑い声が聞こえてきそうじゃないか」 
	ほった「そりゃあ、それを目的に追加されたクルマですからねぇ」拡大
1970年登場の初代「ジムニー」。カタログを飾るキャッチフレーズは「男の相棒」「自然に挑戦する男のくるま」という硬派なものだった。
1970年登場の初代「ジムニー」。カタログを飾るキャッチフレーズは「男の相棒」「自然に挑戦する男のくるま」という硬派なものだった。拡大
発表当初からデザインが高く評価されていた現行型「ジムニー」。デビューイヤーの2018年には、日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されている。スズキの同賞の受賞は、2013年の「キャリイ」に続いて2度目。
発表当初からデザインが高く評価されていた現行型「ジムニー」。デビューイヤーの2018年には、日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されている。スズキの同賞の受賞は、2013年の「キャリイ」に続いて2度目。拡大
ちなみに、先代にあたる3代目「ジムニー」も、2008年にグッドデザイン賞の「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」に選ばれていたりする。
ちなみに、先代にあたる3代目「ジムニー」も、2008年にグッドデザイン賞の「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」に選ばれていたりする。拡大

現行型が呼び込んだ、新しいオーナー層

渕野:それにしてもジムニーって軽自動車がベースなのに、幅を広げて、長さを伸ばして、スゴいなと思うんですよ。拡張性がスゴい。なかでもジムニー ノマドは、ライトユーザーにも訴求するというか、ジムニーの裾野を広げる存在になると思う。クロカン、クロカンしてる男臭いクルマじゃなく、家族でも使える的な。

清水:で、すごいウケそうでしょ、ノマド。カーマニアとしては、それが嫌なんだよね。(全員笑)

渕野:うんうん。ジムニーはもっと硬派な存在だったから。

清水:もともとド硬派でしたから。

ほった:1970年のデビュー当初はオープントップのみのクルマでしたしね。後で出てきた屋根付きも、バンって扱いだったし。

清水:そんな昔のことは知らないけど(笑)。

渕野:ジムニーについては、自分もあんまり注目してたわけではなかったので、本格的なジムニーユーザーの人がどう思ってるかはわかりかねるんですけど……。ホッタさんはどちらかというと、昔からのジムニー好き?

ほった:そうです。所有したことはまだないですけど、ずーっとファンってか、あこがれてますね。中古車情報誌をやってたころは勝手に企画を立てたり、掲載車種にムリくりジムニーを押し込んだりして……。webCGでもコッソリ同じようなことをしてますけど(笑)。昔はちっちゃなムック本をお手伝いしたこともありましたよ。

渕野:そういう人からしたら、今のジムニーってどうなんです?

ほった:皆に受け入れられるようになったのは素直にうれしいですよ。ただ、なんと申しますか。前回も言いましたけど、「オマエ、カッコでもてはやされるようなヤツだったっけ?」って思いもあったりして、そこはちょっとフクザツですね。

渕野:自分が住んでる周囲でも、ジムニーって割とよく走ってますよね。しかも乗ってるのが、普通のご婦人だったりする。そのへんが、これまでのジムニーとは違うのかな。

清水:ぜんぜん違う層がなだれ込んできてますね。

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これぞデザインの力

渕野:現行型になって新しい客層を取り込んだのは、それはやっぱり、デザインがよくなったからっていう理解でいいのかな? 

清水:ひたすらデザインでしょう。

ほった:デザイン以外の点では、現行型は先代の正常進化版ですからね。ホント、モデルチェンジ時の人気の爆発っぷりには、デザインの持つ力を思い知らされましたよ。販売の跳ね方がスゴかった。前年比何倍とか、1カ月で1年を超える受注がきただとか。もともとジムニーって、長ーく売ってても台数が落ちないことで有名だったんですよ。10年たっても常に月販1000台キープみたいな。なのにいきなりドカンて跳ねちゃったせいで、湖西工場がパンクしちゃった。そのぐらいデザインの破壊力はスゴかったんだと思います。

ただ、先代以前のジムニーって、仕事人やガチの趣味人が機能で買ってたクルマなんですよね。モテとかウケとか、見栄(みえ)とか見てくれとかイバリとか、そういうものを一切そぎ落としていった結果としていき着くクルマって感じだったんで、今編集部のかいわいを走ってるドレスアップされたジムニーを見ると、「なんかなぁ」って気がしてくる。

渕野:そういうのがあるんでしょうね、古いジムニーファンにはきっと。

ほった:JA(2代目中・後期型)のころなんて、モテないクルマの極北だったはずなのに。(全員笑)

渕野:確かにそういう感じでしたよね。男臭いクルマで。

清水:ほった君に似合いすぎだよ!

ほった:ありがとうございます。しかしそれが、今はなんか……とくに「シエラ」はオシャレな勝ち組の象徴みたいになっちゃった。もちろん商品としては正しい進化ではあるんですけど。

2018年7月の現行型発表会より、軽規格の「ジムニー」とスズキの鈴木俊宏社長。会場は熱気ムンムンで、実車も素晴らしい出来栄えだったが、それでもここまでの人気者になるとは思いもしなかった。
2018年7月の現行型発表会より、軽規格の「ジムニー」とスズキの鈴木俊宏社長。会場は熱気ムンムンで、実車も素晴らしい出来栄えだったが、それでもここまでの人気者になるとは思いもしなかった。拡大
660ccのエンジンを搭載し、1990年に登場したJA11型。リーフサスを持つ最後の「ジムニー」で、特に最高出力が64PSに引き上げられた最終の5型は珍重されるという。
660ccのエンジンを搭載し、1990年に登場したJA11型。リーフサスを持つ最後の「ジムニー」で、特に最高出力が64PSに引き上げられた最終の5型は珍重されるという。拡大
街なかをさっそうと走る現行型「ジムニー シエラ」の広報カット。今ではwebCG編集部のある東京・渋谷のかいわいでも、よく見かける光景である。
街なかをさっそうと走る現行型「ジムニー シエラ」の広報カット。今ではwebCG編集部のある東京・渋谷のかいわいでも、よく見かける光景である。拡大

このクルマにはこの潔さがちょうどいい

渕野:現行ジムニーは4代目ですけど、ジムニーファンからすると、どのモデルが一番刺さるんですか?

ほった:みんなバラバラだと思いますよ。おのおのにコダワリが強いから。JB23/33/43に関しては、まだ比較的新しいし、今はそれほど思い入れを持って乗ってる人は少ないかもしれませんけど……。

渕野:それは3代目?

ほった:そうです。

清水:ジムニーを型式で呼ぶ時点で、モテない感ビンビン(笑)。

ほった:そんなに褒めないでくださいヨ。で、その前の2代目になると、「いついつまでの2ストがいい」とか、「550ccのターボがいい」とか、「リーフスプリングの最終版がいい」とか、みんなコダワリが違ってくるんです。さらに初代に関しては、完全にクラシックカーなので、またぜんぜん違った選び方になってくる感じですね。

渕野:なるほどですねぇ。

清水:デザインで選んだりはしないの?

ほった:今あらためて古いジムニーを買おうって人は、まずデザインで選んでると思いますよ。そこは普通に、旧車趣味、クラシックカー趣味の人と一緒です。

渕野:自分は3代目が出たときに、すごくモダンになって、デザイン的にいいなと思ったんですよ。それほどクロカン色が強くなくて、プロダクトデザイン的な質の高さを感じたんですけど……。現行型が出たとき、「やっぱジムニーはこれだよな!」ってなった(笑)。これぐらいの潔さ、シンプルさがジムニーには適してんだなっていう。

清水:僕も完全にそうです。3代目までは「カッコ悪いからカッコいい」みたいなクルマだったのが、4代目で本当にカッコよくなっちゃった。

渕野:そうそう。だから現行型で初めて、自分もジムニーに乗ってみたいって思ったんですよ。

1998年に登場した3代目「ジムニー」。JB23が軽自動車規格の「ジムニー」で、JB33/43が登録車の「ジムニー ワイド/シエラ」となる。登録車のうち、JB33が古い「G13B」エンジンの、JB43が新しい「M13A」エンジンの搭載車だった。
1998年に登場した3代目「ジムニー」。JB23が軽自動車規格の「ジムニー」で、JB33/43が登録車の「ジムニー ワイド/シエラ」となる。登録車のうち、JB33が古い「G13B」エンジンの、JB43が新しい「M13A」エンジンの搭載車だった。拡大
1981年から1998年まで販売された2代目は、モデルライフ中にたびたび大幅改良を受けており、発売当初(550cc 2ストロークエンジン/リーフスプリング)とモデル末期(660cc 4ストロークターボエンジン/コイルスプリング)では、完全に別物のクルマになっていた。
1981年から1998年まで販売された2代目は、モデルライフ中にたびたび大幅改良を受けており、発売当初(550cc 2ストロークエンジン/リーフスプリング)とモデル末期(660cc 4ストロークターボエンジン/コイルスプリング)では、完全に別物のクルマになっていた。拡大
1970年から1981年まで販売された初代。年式からもわかるとおり、今や立派なクラシックカーであり、そちらの趣味をお持ちの方でなければ、ちょっと維持は難しいかもしれない。
1970年から1981年まで販売された初代。年式からもわかるとおり、今や立派なクラシックカーであり、そちらの趣味をお持ちの方でなければ、ちょっと維持は難しいかもしれない。拡大
乗用車ライクなデザインもあって、今日ではイマイチ評判が高くない3代目「ジムニー」。しかし、実はwebCGほったの一番のお気に入りはこの世代。いずれ再評価される日が来ると信じている。
乗用車ライクなデザインもあって、今日ではイマイチ評判が高くない3代目「ジムニー」。しかし、実はwebCGほったの一番のお気に入りはこの世代。いずれ再評価される日が来ると信じている。拡大

「ノマド」の形はシカクすぎる?

渕野:今ではジムニーをSNSで上げてる人って、結構女性の割合が高いじゃないですか。本当に裾野が広がったんですね。

清水:かわいい女の子が乗ってたら、すっごい似合う感じしますから。

渕野:そうですよね。

清水:でもノマドはちょっと違うんじゃないかなと。3ドアならかわいい女の子とのミスマッチ感が刺さるけど、5ドアじゃぜんぜん意外性がない!

ほった:そろそろお子さんが産まれるのかな? みたいな。

清水:だよね。シアワセすぎる感じが不愉快(笑)。

ほった:それを言うなら3ドアでもシアワセすぎると思いますよ、ジムニーとしては。

清水:でもさ、一応3ドアで不便だし、後席は狭いわけじゃない。それをガマンして乗るから、ジムニーはカッコいいと思うんだよね。でもノマドじゃ、なにもガマンする必要がない。カーマニアはやせガマンの要素がゼロのクルマは認めない!

ほった:急に偏屈になりましたね。

清水:ノマドって、現行「ハスラー」に似た雰囲気があると思うんですよ。フォルムがスクエアすぎるっていう点で。

ほった:そこに話を戻しますか。

清水:初代ハスラーは傑作だったでしょ? それに対して2代目はスクエアすぎる。そういう話を以前、渕野さんから伺いましたけど、ノマドもそれと同じで、スクエアすぎませんか?

渕野:でもノマドはオーバーフェンダーが付いていて、タイヤがでーんと張り出てますから。ハスラーがスクエアすぎて見えるのは、タイヤとキャビンとの関係によるものなんです。タイヤがボディーのなかに収まってしまうと、途端にカッコ悪くなる。たとえスクエアでも、タイヤがはみ出していれば、見た目的にはそれだけで成立すると思います。

清水:そうか……。

渕野:現行ハスラーも、このまんまタイヤだけどーんと外に出せば、それだけでカッコよく見えるはずです。クルマのデザインを観察するとき、自分はタイヤとキャビンの関係をいつも見るんですけど、その点、初代ハスラーはすごくよくできてました。別にあれも、タイヤが横に張り出ていたわけではないんですけどね。スズキはたまに、そういう傑作を出しますよね。実はデザイン力がスゴい。

清水:スゴいですよね、スズキのデザイン瞬発力。ものすごいヤボったいのが出たかと思うと、ものすごいカッコいいものを出す。

ほった:そのへんは、本当にナゾですね。

ガッチガチのクロカンスタイルでありながら、どこかスタイリッシュさも併せ持つ現行「ジムニー」(写真は「シエラ」)。街なかを走っていても、十分にサマになる。
ガッチガチのクロカンスタイルでありながら、どこかスタイリッシュさも併せ持つ現行「ジムニー」(写真は「シエラ」)。街なかを走っていても、十分にサマになる。拡大
清水「『シエラ』はいいけど、『ノマド』はちょっと……。所帯じみてるというか、かわいい女の子に似合わないよ!」 
ほった「まぁ確かに、シエラが持ってた『荒野もイケるスペシャリティーカー』の趣は薄れましたね」
清水「『シエラ』はいいけど、『ノマド』はちょっと……。所帯じみてるというか、かわいい女の子に似合わないよ!」 
	ほった「まぁ確かに、シエラが持ってた『荒野もイケるスペシャリティーカー』の趣は薄れましたね」拡大
清水「『ノマド』はやっぱり、ボディーが四角すぎると思うんだよ」 
ほった「そういえば前回も、『プレハブにタイヤがくっついてるみたい』って言ってましたもんね」
清水「『ノマド』はやっぱり、ボディーが四角すぎると思うんだよ」 
	ほった「そういえば前回も、『プレハブにタイヤがくっついてるみたい』って言ってましたもんね」拡大
スズキの軽クロスオーバー「ハスラー」(2代目)。清水氏はお気にめさないようだが、2024年の軽自動車販売ランキングでは堂々4位に入っており、その人気はホンモノだ。
スズキの軽クロスオーバー「ハスラー」(2代目)。清水氏はお気にめさないようだが、2024年の軽自動車販売ランキングでは堂々4位に入っており、その人気はホンモノだ。拡大
2代目「ハスラー」(上 写真:向後一宏)と「ジムニー ノマド」(下)の比較。
2代目「ハスラー」(上 写真:向後一宏)と「ジムニー ノマド」(下)の比較。拡大
渕野氏と清水氏が傑作の太鼓判を押す、2014年発売の初代「ハスラー」。
渕野氏と清水氏が傑作の太鼓判を押す、2014年発売の初代「ハスラー」。拡大

クロカンの人気を支える“本物志向”の隆興

清水:それにしても、ジムニーとか「ラングラー」とか、「Gクラス」とか「ランクル“250”」とか、最近プリミティブなデザインのクルマがバカ受けしてる背景には、何があるんですかね。

渕野:アウトドアブーム的なものがここ数年、世界中で盛り上がってるじゃないですか。

清水:グランピングとか?

ほった:個人的には好きじゃない世界だな(笑)。

渕野:まぁまぁ(笑)。そんななかで、クルマにもアウトドアフィールの高いデザインっていうのが求められてるんだと思います。あとはやっぱり“本物感”ですね。せっかく好きなものを買うんだったら、行けるところまで行く! みたいな人が増えたんじゃないかな。私のまわりでも、若い人が結構突っ走るっていうか、いいと思ったら高額なものでも平気で買ったりするんですよ。そういうマインドがZ世代にはある気がします。それより前の世代って、いろんなことを考えて、「総合的にはこれかな」みたいな感じになるでしょう? それだとジムニーやラングラーにはいき着かない。そこを突き抜けて本物を欲しがる人が、多くなってるのかなと思いますね。

ほった:そういや、ジープとかGMの取材会でも、そんな話を聞きますね。若い人が頑張ってローンを組んで、ラングラーを買っていく、みたいな。

清水:キモは非日常感ですかね?

渕野:そうですね。それにこういうクルマって、アイコン性が高くてわかりやすい点もある。希少価値的な部分が重視されてる気もしますね。増えたとはいえ、大勢のクルマのなかではすごく突出した存在でしょう? 本物を表現するためには、余計なものは必要ない。そういう潔さ、軍用車みたいな機能だけの世界に魅力を感じる人が増えたんでしょう。

清水:カイテキそうな乗用車より、こっちのほうがモテそうな感じもしますからね。

ほった:まぁ乗ったら全然、カイテキなんですけどね。

渕野:多分こっちのほうがウケますよね。ベンツよりもジムニーのほうが。

ほった:ジムニーがウケますか。なーんか、複雑な気持ちだなこれ(笑)。

渕野:昔っから応援している人は、あんまりウケてほしくないんでしょうけど。

ほった:うれしいような寂しいような(笑)。

清水:とりあえずオレはノマドは否定! 3ドアだけを応援するよ。

ほった:ムダな抵抗でしょう。

(語り=渕野健太郎/文=清水草一/写真=スズキ、JLR、向後一宏、webCG/編集=堀田剛資)
 

2025年1月30日の発表会より、壇上に飾られた「ジムニー ノマド」。
2025年1月30日の発表会より、壇上に飾られた「ジムニー ノマド」。拡大
清水「ほった君はこの、ブルーメタリックのボディーカラーが気に入ってるんだって?」 
ほった「そうですね。これまでの『ジムニー』にないイメージなんで、新鮮でいいなぁと思ってます」
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	ほった「そうですね。これまでの『ジムニー』にないイメージなんで、新鮮でいいなぁと思ってます」拡大
「トヨタ・ランドクルーザー」ファミリーのなかでも、中核車種に位置づけられる「ランドクルーザー“250”」。「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」で10ベストに選出されるなど、各方面で高い評価を受けている。(写真:向後一宏)
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今も昔もお金持ちのステータスシンボルといえば「メルセデス・ベンツGクラス」。山や海、川に行くわけでもないのに、みんな“ゲレンデ”が大好きだ。(写真:向後一宏)
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2024年5月に行われた「ジープ・ラングラー」マイナーチェンジモデルの発表会より。ステランティスがZ世代向けに行ったアンケート調査によると、ラングラーは若者が購入を検討する輸入車SUVの第1位(全体でも8位)に輝いたとか。そんなわけで、発表会も若者に人気の渋谷・宮下公園で催された。
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清水「僕は『ノマド』は認めないぞ。3ドアこそ至高だ!」 
ほった「清水さんがなにを言おうと、これはきっと売れますよ」
清水「僕は『ノマド』は認めないぞ。3ドアこそ至高だ!」 
	ほった「清水さんがなにを言おうと、これはきっと売れますよ」拡大
渕野 健太郎

渕野 健太郎

プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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