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1/24「ノマド」の登場により、日本で3つの車形をそろえるに至った「スズキ・ジムニー」。今このクルマが、ここまで支持されているのはなぜなのだろうか?
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2/24清水「見てよ! この5枚のドアと快適そうなリアシートを。今にも家族の明るい笑い声が聞こえてきそうじゃないか」
ほった「そりゃあ、それを目的に追加されたクルマですからねぇ」 -
3/241970年登場の初代「ジムニー」。カタログを飾るキャッチフレーズは「男の相棒」「自然に挑戦する男のくるま」という硬派なものだった。
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4/24発表当初からデザインが高く評価されていた現行型「ジムニー」。デビューイヤーの2018年には、日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されている。スズキの同賞の受賞は、2013年の「キャリイ」に続いて2度目。
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5/24ちなみに、先代にあたる3代目「ジムニー」も、2008年にグッドデザイン賞の「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」に選ばれていたりする。
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6/242018年7月の現行型発表会より、軽規格の「ジムニー」とスズキの鈴木俊宏社長。会場は熱気ムンムンで、実車も素晴らしい出来栄えだったが、それでもここまでの人気者になるとは思いもしなかった。
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7/24660ccのエンジンを搭載し、1990年に登場したJA11型。リーフサスを持つ最後の「ジムニー」で、特に最高出力が64PSに引き上げられた最終の5型は珍重されるという。
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8/24街なかをさっそうと走る現行型「ジムニー シエラ」の広報カット。今ではwebCG編集部のある東京・渋谷のかいわいでも、よく見かける光景である。
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9/241998年に登場した3代目「ジムニー」。JB23が軽自動車規格の「ジムニー」で、JB33/43が登録車の「ジムニー ワイド/シエラ」となる。登録車のうち、JB33が古い「G13B」エンジンの、JB43が新しい「M13A」エンジンの搭載車だった。
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10/241981年から1998年まで販売された2代目は、モデルライフ中にたびたび大幅改良を受けており、発売当初(550cc 2ストロークエンジン/リーフスプリング)とモデル末期(660cc 4ストロークターボエンジン/コイルスプリング)では、完全に別物のクルマになっていた。
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11/241970年から1981年まで販売された初代。年式からもわかるとおり、今や立派なクラシックカーであり、そちらの趣味をお持ちの方でなければ、ちょっと維持は難しいかもしれない。
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12/24乗用車ライクなデザインもあって、今日ではイマイチ評判が高くない3代目「ジムニー」。しかし、実はwebCGほったの一番のお気に入りはこの世代。いずれ再評価される日が来ると信じている。
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13/24ガッチガチのクロカンスタイルでありながら、どこかスタイリッシュさも併せ持つ現行「ジムニー」(写真は「シエラ」)。街なかを走っていても、十分にサマになる。
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14/24清水「『シエラ』はいいけど、『ノマド』はちょっと……。所帯じみてるというか、かわいい女の子に似合わないよ!」
ほった「まぁ確かに、シエラが持ってた『荒野もイケるスペシャリティーカー』の趣は薄れましたね」 -
15/24清水「『ノマド』はやっぱり、ボディーが四角すぎると思うんだよ」
ほった「そういえば前回も、『プレハブにタイヤがくっついてるみたい』って言ってましたもんね」 -
16/24スズキの軽クロスオーバー「ハスラー」(2代目)。清水氏はお気にめさないようだが、2024年の軽自動車販売ランキングでは堂々4位に入っており、その人気はホンモノだ。
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17/242代目「ハスラー」(上 写真:向後一宏)と「ジムニー ノマド」(下)の比較。
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18/24渕野氏と清水氏が傑作の太鼓判を押す、2014年発売の初代「ハスラー」。
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19/242025年1月30日の発表会より、壇上に飾られた「ジムニー ノマド」。
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20/24清水「ほった君はこの、ブルーメタリックのボディーカラーが気に入ってるんだって?」
ほった「そうですね。これまでの『ジムニー』にないイメージなんで、新鮮でいいなぁと思ってます」 -
21/24「トヨタ・ランドクルーザー」ファミリーのなかでも、中核車種に位置づけられる「ランドクルーザー“250”」。「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」で10ベストに選出されるなど、各方面で高い評価を受けている。(写真:向後一宏)
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22/24今も昔もお金持ちのステータスシンボルといえば「メルセデス・ベンツGクラス」。山や海、川に行くわけでもないのに、みんな“ゲレンデ”が大好きだ。(写真:向後一宏)
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23/242024年5月に行われた「ジープ・ラングラー」マイナーチェンジモデルの発表会より。ステランティスがZ世代向けに行ったアンケート調査によると、ラングラーは若者が購入を検討する輸入車SUVの第1位(全体でも8位)に輝いたとか。そんなわけで、発表会も若者に人気の渋谷・宮下公園で催された。
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24/24清水「僕は『ノマド』は認めないぞ。3ドアこそ至高だ!」
ほった「清水さんがなにを言おうと、これはきっと売れますよ」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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