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2/131965年7月18日に開催された、第1回 全日本自動車クラブ選手権の様子。完成したばかりの船橋サーキットで行われた。
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3/13日本におけるモータースポーツ黎明(れいめい)期に活躍した、レーシングドライバーの浮谷東次郎。一緒に映っているのは「ホンダS600」を競技向けに改造したもので、黒い塗装から“カラス”の愛称で親しまれた。
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4/13浮谷東次郎がドライブした「トヨタ・スポーツ800」のレプリカ。
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5/13浮谷東次郎のライバルだった生沢 徹。当時の日本のレースシーンを代表するドライバーの一人だった。
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6/131963年に鈴鹿サーキットで開催された第2回日本グランプリの様子。写真は「トヨタ・コロナ」が出走したT-Vクラスのもの。
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7/13「ホンダS600」は1963年10月にデビューした「S500」の改良モデルとして、1964年3月に登場。1966年1月に「S800」にバトンタッチしている。
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8/131965年に追加された「S600クーペ」。耐候性や実用性は向上したものの、車両重量はさらに重くなってしまった。
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9/13ホンダの「S」シリーズは、500ccの「S500」、600ccの「S600」、800ccの「S800」と、年を経るごとにエンジンの排気量を増していったが、DOHCヘッドに4連キャブレターの組み合わせという、レーシングカー然とした精緻なメカニズムは最後まで変わらなかった。
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10/131965年に登場した「トヨタ・スポーツ800」。軽さと空力に優れるボディーにより、モータースポーツでも活躍を見せた。
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11/13エンジンやシャシーなど、ほぼすべてが専用設計だった「ホンダS600」に対し、「トヨタ・スポーツ800」は「パブリカ」用のメカニカルコンポーネンツを利用して造られたスポーツカーだった。790ccのエンジンも、同車のパワープラントを高出力化したものである。
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12/13「トヨタ・スポーツ800」の丸っこいスタイリングは空気抵抗が低く、ハイパワーな「ホンダS600」に勝る最高速を実現した。
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13/13軽量で空力性能にも優れる「トヨタ・スポーツ800」は、運動性能はもちろん燃費にも優れており、特に耐久レースではその長所を生かして活躍した。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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