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2/17片山 豊(1909-2015)
1935年の入社以来、長年にわたり日産自動車のマーケティングに従事。1954年には東京モーターショーの前身である第1回全日本自動車ショーの開催を主導。1960年に渡米し、日産の米国市場進出を成功させた。 -
3/17片山 豊の企画のもと、1952年に登場した「ダットサン・スポーツ」(DC3)。戦前型のシャシーに太田祐一がデザインしたボディーを架装したものだった。
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4/171958年登場の「ダットサン210」。オーストラリアラリーに参戦してクラス優勝を果たした。
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5/17「ダットサン210」系のシャシーを基に開発された2代目「ダットサン・スポーツ」(S211)。同車の改良版であるSPL212型で初めて「フェアレディ(当時の表記はフェアレデー)」の名が採用された。
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6/171961年10月にデビューした「ダットサン・フェアレディ1500」(SP310)は、「ブルーバード310」のシャシーをベースに「セドリック」のエンジンを搭載したものだった。写真は第1回日本グランプリのB-IIクラスで優勝したマシン。ドライバーは田原源一郎が務めた。
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7/171967年に登場した「フェアレディ2000」(SR311)。他メーカーからはより先進的なスポーツカーが登場していたが、最高速度205km/h、0-400m加速15.4秒という動力性能は依然として一級品で、当時のレースのGT-IIクラスは同車のワンメイクレースの様相を呈していたという。
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8/171967年のモーターショーにおけるダットサンの展示の様子。販売網の構築と製品品質の向上により、ダットサンは米国市場で受け入れられるようになっていった。
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9/171967年当時、米国で使用されていたパンフレット。
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10/171961年に登場した「ジャガーEタイプ」。流麗なスタイリングと高い動力性能を備えながら、「アストンマーティンDB4」の半分以下という価格などで話題を呼んだ。
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11/171964年に登場した「ポルシェ911」。ライバルである「ジャガーEタイプ」を超える高価格車となってしまったため、廉価版の4気筒モデル「912」も設定された。
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12/171963~1971年にかけて販売されたW113型「メルセデス・ベンツSL」。「280SL」は2.8リッター直6エンジンを搭載した上級モデルである。
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13/17「フェアレディ1600」とコンポーネンツを共有するスペシャリティークーペとして1965年にデビューした初代「シルビア」。既に2つのラインナップを持っていることもあり、新しいスポーツカーの開発に反対する社内の声は大きかった。
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14/17アメリカにて、「ダットサン240Z」とともに写真に写る片山 豊。
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15/171971年型「フェアレディ240Z」のリアビュー。ロングノーズ・ショートデッキのクローズドボディーや4輪ストラットのサスペンションなど、「フェアレディZ」は従来モデルの「フェアレディ」とはまったく異なるクルマとなっていた。
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16/172.4リッターの「L24」型直6 SOHCエンジン。ゆとりの排気量がかなえるパワーと耐久性が魅力で、レースでは準レーシングエンジンを搭載した「Z432」よりむしろ同エンジンを搭載した「240Z」の方が活躍した。写真は、1970年の全日本富士1000kmレースの競技車両に搭載されたもの。
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17/17価格的に手ごろなだけでなく、高い運動性能も魅力だった「フェアレディZ」は、国内外を問わずモータースポーツでも活躍を見せた。写真は1970年のSCCAナショナルレース全米選手権にて、ジョン・モートンがドライブする「BREダットサン240Z」。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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