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2/23スーパーカーの歴史を変えたとも評される「ホンダNSX」。1990年9月13日に発表、翌9月14日に販売が開始された。
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3/23広々としたガラスエリアが目を引くキャノピー型のキャビンは、水平方向311.8°という全方位視界を実現。ドライバーにストレスを感じさせない快適性が、「NSX」の身上だった。
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4/23強力なエンジンの提供を通し、ウィリアムズやマクラーレンにあまたのタイトルをもたらしたホンダ。「NSX」の開発では、アイルトン・セナもハンドルを握ったという。
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5/23「NSX」の開発に際して作成された、「天の川チャート」と呼ばれるコンセプトチャート。同車は既存のスポーツカーの枠を超えた、よりF1に近い体験を提供するマシンとして企画された。
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6/23車内は広々とした視界と窮屈さを感じさせない各部の設計が特徴で、さまざまな体形のドライバーが自然な姿勢で運転できるよう、ステアリングにはチルト&テレスコピック調整機構が備わっていた。
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7/23ホールド性はもちろん、快適性も重視されたシート。上質な本革製で、電動のリクライニング/スライド調整機構が備わっていた。
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8/23トランスミッションには5段MT(後に6段に多段化)に加え、ホールド機構付きの電子制御4段ATも採用。当時のスーパースポーツでは、2ペダル仕様の設定は非常に珍しいことだった。
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9/231967年に登場するや、軽乗用車のベストセラーとなった「ホンダN360」。同車以降、ホンダはパッケージングに優れるFFの駆動レイアウトを幅広いモデルに採用していった。
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10/23ホンダは1986年に米国でプレミアムブランドのアキュラを設立。「レジェンド」や「インテグラ」に続き、スーパースポーツのラインナップ追加が期待されていた。
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11/23さまざまな駆動レイアウトが検討された「NSX」だが、UMRの研究結果もあり、早々にミドシップの採用が決定。パッケージングのよさを考慮し、パワートレインは横置きに搭載された。
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12/23ボディーには量産車では世界初となる総アルミモノコックを採用。神戸製鋼所をはじめとする材料メーカーの協力もあり、軽量・高剛性なボディーが実現した。
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13/23開発に際しては、ドライバーの乗車位置や、ペダル、ステアリングホイール、メーターなどのレイアウトについても吟味。自然なドライビングポジションで、リラックスして走りを楽しめる環境が追求された。
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14/23ドイツのニュルブルクリンクを走行する「NSX」の試作車。テストは速度無制限の高速道路、アウトバーンなどでも行われた。
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15/231989年2月時点における「NSX」(プロトタイプ)のデザインスケッチ。キャノピー型のキャビンをはじめ、そのデザインは米軍の戦闘機「F-16ファイティングファルコン」をモチーフにしたものだった。
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16/23プロトタイプのリアまわり。「NSX」の長いテールは横風への耐性を考慮したもので、副産物として、ミドシップのスーパーカーとしては大きなラゲッジスペースも実現した。
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17/23プロトタイプに搭載されたV6 DOHCエンジン。バルブ1カ所につき複数のカム山が設けられたカムシャフトに注目。「NSX」には可変バルブタイミング・リフト機構のVTECが採用されていた。
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18/23栃木・高根沢工場をラインオフする「NSX」。ホンダはNSXを生産するにあたり、専用の生産拠点として高根沢工場を新設。同工場では、後に「S2000」なども生産された。
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19/23ホンダのスポーツイメージを一身に担って登場した「NSX」。1992年には、「タイプR」の名を冠する初のモデル「NSXタイプR」が追加された。
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20/23「NSX」はタルガトップ仕様の追加や1997年と2001年の大幅改良などを経て、2005年まで販売された。写真は「III型」と呼ばれる2001年登場の後期モデル。
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21/23高い動力性能を誇る「NSX」はモータースポーツでも活躍。1995年にはルマン24時間耐久レースで総合8位、GT2クラス優勝という成績を挙げた。
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22/232015年には年初の北米国際自動車ショーで2代目「NSX」が世界初公開。初代の生産終了から10年の時を経て、ホンダのスーパースポーツが復活することとなった。
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23/232代目「NSX」は、フロントに左右前輪を個別に駆動する2基のモーターを備えた3モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドSH-AWD」を採用。独創性を追い求める姿勢は、初代から受け継がれている。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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