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2/28<柿沼秀樹さんプロフィール>
1991年入社。車両の運動性能にまつわるボディーやサスペンションの研究開発に従事し、1999年からは「S2000」や2代目「シビック タイプR」「NSX/NSX-R」「インテグラ タイプR」などスポーツモデルの運動性能開発を担当。2010年からは車両運動性能の開発部門リーダーとして、性能開発をけん引する。シビック タイプRの開発責任者を担当するのは、先代(2017年)に続きこれが2度目。 -
3/282022年9月に発売される予定の新型「シビック タイプR」。1997年に登場した最初のモデルから数えて、6世代目にあたる。
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4/28「タイプR」の起源とされる「NSX-R」がデビューしたのは1992年。2022年は「シビック」の誕生50周年であると同時に、タイプRの誕生30周年にあたる。
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5/28プレゼンテーションにて、新型「シビック タイプR」の狙いを語る柿沼氏。開発コンセプトの「Ultimate SPORT 2.0」には、先代の走りをさらに突き詰めるという意味が込められている。
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6/28パワーユニットには改良を加えた2リッター直4ターボエンジンを採用。従来型より高出力化、高レスポンス化が図られているというが、詳細なスペックは明らかにされていない。
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7/28マフラーは先代と同じくセンター3本出しだが、左右の2本が太かったこれまでに対し、新型では中央の1本が太くなっている。
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8/28ライバルがDCTを採用するなか、新型「シビック タイプR」は依然として6段MTを採用。柿沼氏はその理由に関し、「シフトを操る喜びを奪いたくなかったから」と語る。
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9/28新型「シビック タイプR」には、先代同様レブマッチシステムが備わっており、スロットルペダルをあおらなくても自動で回転合わせをし、スムーズな変速をアシストしてくれる。
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10/28ハイブリッドシステムを搭載した「シビックe:HEV」。新型「シビック タイプR」の説明会は、同車の試乗会とあわせて行われた。
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11/28説明会の開場にて、筆者のインタビューに応じる柿沼氏。
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12/28いかに専用のパーツが盛られたモデルとはいえ「シビック タイプR」はあくまで「シビック」のいちグレード。その性能の高さは、シビックの出来のよさがあればこそだ。
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13/28タイヤサイズは265/30ZR19。従来モデルよりやや外径は小さく、幅は広くなった。展示車に装着されていたタイヤは「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」である。
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14/28細身のスポークが目を引くスポーティーなアルミホイール。ブレーキの詳細は未発表だが、剛性感の高さとダイレクトな利きを追求しているという。
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15/28操舵関連では“人車一体”の操縦性と、路面に食いつくタイヤの様子が明瞭に感じられるフィーリングを追求。ステアリングホイールにはスエード調皮革のアルカンターラが巻かれている。
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16/28昨今は、スポーツグレードのために専用のボディーを仕立てるモデルもあるが、「シビック タイプR」は標準モデルの5ドアハッチバックをベースに開発された。
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17/28インテリアカラーは黒と赤のツートン。ダッシュボード装飾の色を、反射を抑えた偏向ガンメタリックとするなど、運転に集中できるよう配慮がなされている。
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18/28スポーツシートは背もたれを多面体形状とすることでホールド性をアップ。通気性を高めるため、体が密着するエリアにはハニカムデザインのパーフォレーションを施している。
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19/28ドライブモードに、「コンフォート」「スポーツ」「+R」に加えて「インディビジュアル」が設定されたのも新型のトピック。エンジンやステアリング、サスペンションなどの制御を、任意で設定できるようになった。
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20/28スポーツ走行時に素早く必要な情報を認識できるよう、「+R」モードには専用のメーター表示を採用。パネルの上部には高輝度LEDのレブインジケーターも配置される。
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21/28インフォテインメントシステムに備わるデータロガーアプリ「Honda LogR」の画面。コネクテッド機能も備わっており、他のドライバーとタイムを競うこともできる。
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22/28ベースモデルよりボリュームが増したフロントまわり。大開口のフロントグリルと、そこからの空気を放出するボンネットのエアアウトレットが目を引く。
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23/28フロントフェンダーの後方には、ホイールハウス内の空気を流すフェンダーダクトが、リアタイヤの前には空気の流れを変えるサイドシルスポイラーが設けられている。
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24/28リアまわりでは、黒塗りのウイングとディフューザーが特徴。フロント/サイドの空力デバイスと合わせ、ダウンフォースの増強と前後リフトバランスの最適化に寄与する。
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25/28リアウイングにはアルミダイカスト製のステーを採用。剛性に優れるだけでなく、ウイングまわりの視覚的な質感向上にも一役買っている。
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26/28VTECターボエンジンを搭載する「シビック タイプR」としては、3世代目のモデルとなる新型。ホンダは将来的なガソリン車の廃止を表明しており、“次の次のタイプR”にはどんなパワートレインが積まれるのか、そもそもその時代にもタイプRは存続し続けるのか、明確なことはなにもわからない。
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27/282021年に「脱エンジン」を発表したホンダだが、内部では開発関係者に「内燃機関の可能性を提案してほしい」と伝えており、エンジンの未来を捨ててはいないようだ。
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28/28スポーツカーはもちろん、自動車全体を取り巻く環境が大きく変わるなかにあっても、“操る喜び”を磨き上げてきた新型「シビック タイプR」。この姿勢と情熱は、ぜひ2040年のホンダにも受け継がれていてほしい。

山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
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