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2/17群雄割拠の軽スーパーハイトワゴン市場で、不動の人気を誇る「ホンダN-BOX」。販売ランキングを見ると、2015年度から8年連続で軽自動車No.1を達成。登録車を含むすべてのモデルで見ても、2021年度、2022年度と2年連続でNo.1に輝いている。写真は「N-BOXカスタム」。
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3/17今回のインタビューは、ホンダの栃木プルービンググラウンドで行われた新型「N-BOX」の試乗会で実施。同イベントでは、従来型と新型を比較試乗する機会が設けられていた。
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4/17<諫山博之さんプロフィール>
1989年本田技研工業入社。1992年に本田技術研究所に転籍し、初代「オデッセイ」「ライフ」「インテグラ」等のインテリア設計に従事。2008年にアジア専用モデルの初代「ブリオ」のインテリア設計プロジェクトリーダー(PL)を務め、2017年にアジア市場をターゲットとする2代目「BR-V」の開発責任者代行(設計領域)に就任。現在は新型「N-BOX」の開発責任者(LPL)を務めている。 -
5/17従来型(写真向かって左)と新型(同右)の2台の「N-BOX」。3代目となる新型では、車両のプラットフォームやパワートレインを、従来型からキャリーオーバーしている。
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6/17パワートレインの開発に携わった秋山佳寛さん。新型「N-BOX」ではエンジンの制御を見直すことで、より洗練された加減速を追求。若干ながら燃費も改善している。
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7/17秋山氏は「飛び道具はない」というが、実際には「N-BOX」には、センタータンクレイアウトというライバルにはまねできない飛び道具がある。そのレイアウトがかなえるパッケージのよさこそが、「N-BOX」の強みなのだろう。
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8/17現行型でもユーザーから高い支持を得ている「N-BOX」ゆえ、ホンダはそこから劇的になにかを変えるのではなく、その長所をさらに伸ばしていく方向で新型の開発を進めたという。
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9/17「N-BOX」の強みを“総合力”と語る開発メンバー。その根底には、しっかりとしたプラットフォームや合理的なパッケージなど、基本となるクルマのつくりがしっかりしていることがあるようだ。
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10/17かつて軽のサブブランド「Nスタイル+」旗揚げの際に語られた話によると、一度“N”シリーズの軽乗用車を購入すると、モデルは違えど次もNの軽を買う顧客が多いのだという。ホンダのNシリーズは、すでにロイヤルティーの高い顧客を多く抱えているのだ。
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11/17劇的な変化はないとされる新型「N-BOX」だが、乗り心地や操縦性の改善に加え、先進運転支援システムの性能向上、収納スペースの拡充等々、進化のポイントは挙げればきりがないほど多い。通信モジュールの搭載により、コネクテッドサービスに対応した点も大きなトピックだ。
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12/17ライバルの間では、SUVテイストをまぶした派生モデルの設定がトレンドとなっているが、現状、新型「N-BOX」の設定は、これまでと同じく標準モデルと「カスタム」のみとなっている。
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13/17新型「N-BOX」のデザインや装備設定について、顧客の要望や価格といった観点から説明してくれた廣瀬紀仁さん。
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14/17新型「N-BOX」で新たに設定された、標準モデルの「ファッションスタイル」。専用のボディーカラーやアイボリーのドアミラーおよびホイールの差し色などが目を引く。
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15/17「N-BOXファッションスタイル」のインストゥルメントパネルまわり。コーディネートのよさは申し分ないが、ステアリングホイールがウレタン製なのが気になった。オプションでいいので、革巻きの設定はないのかと思ったのだが……。
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16/17会場には福祉車両のスロープ仕様の姿も。こちらも後部スペースの広さを40リッター拡大したり、より簡単にスロープを展開できるようにしたりと、改善がなされていた。
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17/17全方位的な改良により、従来モデルから明確な進化を遂げていた新型「N-BOX」。次はぜひ、公道でその実力を試してみたい。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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