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2/262022年5月に発売された「スバル・ソルテラ」。2023年4月、同年10月と改良が加えられ、充電速度の向上や先進運転支援システムの強化などが図られた。
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3/26今回の改良では、楕円(だえん)型のステアリングホイールを新採用。「ET-HS」グレードでは、エアコンに車内の空気を清浄に保つ「ナノイーX」の機能が追加された。
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4/26前席のパワーシートについては、リクライニングの調整幅を42°から72°に拡大。また助手席もチルトとリフターの調整が可能となった。
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5/26「SUBAROAD」は2021年12月にリリースされたスマートフォン向けのアプリ。各所の観光名所や運転の楽しそうな道を組み合わせてドライブルートを製作し、ナビゲートしてくれるドライブアプリだ。(写真:webCG)
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6/26伊豆コースのスタート地点である「道の駅伊豆ゲートウェイ函南」にて。今回走破した伊豆のドライブコースは、「SUBAROAD」のコースのなかでもいちばん初めに設定されたもの。SUBAROADのスタッフにとっても「アプリの原点であり、非常に思い入れのあるコース」とのことだ。
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7/26当初は車載インターフェイスとの連携機能がなかった「SUBAROAD」だが、2024年2月の改良でApple CarPlayに対応。モニターでの道案内や操作が可能となった。
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8/26「ソルテラ」の車両重量は「ET-HS」で2030kg、メーカーオプションを装備した試乗車では2050kgとかなりの重量級だが、2モーターの4WDは上り坂でもコーナーの立ち上がりでも、それをものともしない力強さを見せる。
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9/26相模湾を見渡す展望で知られる、伊豆スカイラインの多賀駐車場。撮影の最中にも多数の観光客が訪れ、その風景を写真に収めていた。
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10/26やや奇抜な見た目の楕円のステアリングホイールだが、当然ながら、操舵時の操作のされ方や、リムの握られる位置などを考慮して設計されている。今回の試乗では、特段違和感を覚えることはなかった。
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11/26今回の改良では、ステアリングパドルで回生ブレーキを強めていくと、最終的に「S-PEDAL」モードに入るようになったのもトピックだ。
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12/26試乗車はまだ“衣替え”していなかったようで、足もとにはスタッドレスタイヤの「ヨコハマ・アイスガードiG70」を装着。それでも、峠道でふらつくようなそぶりは一切なかった。
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13/26「筏場のわさび田」にて。落葉広葉樹の豊かな森に恵まれ、清流も多い中伊豆や湯ヶ島は、日本有数のわさびの産地としても知られる。
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14/26国士峠を越える伊東西伊豆線こと県道59号は、険しいうえに狭くて先も見通せない峠道だ。「ルート設定時に、“通過難易度”を★の数とかで教えてくれるとうれしいね」とは筆者の弁。
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15/26「浄蓮の滝」の駐車場にて、伊豆の踊子像を背景に「SUBAROAD」の画面を撮影。湯ヶ島温泉には川端康成が『伊豆の踊子』を執筆したという湯本館もあるので、ファンの方はぜひ。
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16/26ゴールの「あいあい岬」に到着したのは、日も暮れた後。残念ながら「雄大な夕景をバックに『ソルテラ』を撮影」とはならなかった。
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17/26ドライブ終了後には、スマートフォンに走行時間や走行距離などが表示される。ドライブログも記録されるので、熱心な人はぜひ「SUBAROAD全ルート制覇」を目指してみよう。
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18/26バッテリー残量が100%の状態における、メーター上の走行可能距離は、東京出発時で383km、2日目の出発時で369kmとなっていた。「ソルテラ」の実際の走行可能距離は、おおむね“300km台後半”といったところだろう。
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19/26今回の改良では、バッテリーの充電能力も強化。暖機性能の向上などにより、低温時の充電所要時間を最大で30%も短縮した(外気温-10℃、90kW急速充電器で電欠ランプ点灯状態から約80%まで充電量を回復したケースで試算)。
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20/26先進運転支援システムには、渋滞時のハンズオフ走行機能「アドバンストドライブ」や、車線変更の操作を自動で行う(ただし周辺監視などの責任はドライバーが負う)「レーンチェンジアシスト」が追加された。これらは姉妹車「トヨタbZ4X」には非採用のものだ。
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21/26伊豆のワインディングロードを含め、さまざまなシーンで存分に運転の楽しさを味わわせてくれた「ソルテラ」。「BEV=つまらないクルマ」というのは、今の時代には先入観でしかないだろう。
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22/26スバル・ソルテラET-HS
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鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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