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1/12新開発のストロングハイブリッドシステムが搭載される「スバル・クロストレック」と、同システムに採用される北本工場製のトランスアクスル。
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2/12スバルの北本工場で製作される、「S:HEV」のトランスアクスル(のカットモデル)。変速機と動力分割機構、モーター/ジェネレーター、カップリング、リダクションギア、トランスファーなどをセットにしたもので、ハイブリッドシステムの核となるユニットだ。
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3/12駆動用モーターとそれを内包するケースの組み立てについて説明する工場スタッフ。ケース(写真向かって左から2番目)の内部に、駆動用モーターのステーター(同3番目)とローター(同右端)を組み込むかたちとなる。
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4/12ケースにステーターを組み付けているところ。ケースとステーターの双方で厳密な位置決めを行い、0.1mmの精度で組み付けする。
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5/12作業位置を補正するため、ケース/ステーターのインライン3次元計測を行う様子。
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6/12トランスアクスルの振動・作動音をチェックする検査設備。複数のマイクによってギアやモーター、ジェネレーターが発する音を収集し、計測を行う。
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7/12品質確認工程にて、検品を受けるトランスアクスル。北本工場は「S:HEV」のトランスアクスルの生産拠点というだけではなく、未来へ向けた施策を先取りする、モデル工場の役割も担っているのだ。
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8/12工場に持ち込まれるモーターのステーター。北本工場では、自動車メーカーの拠点として初めてトラックドライバーによる自主荷役を廃止。またトラックポートや荷役エリアを改修し、作業効率の改善も図っている。
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9/12シール材の塗布の状態を画像判定する様子。こうしたデータはクラウドに蓄積され、品質の管理だけでなく、日々の改善や将来的な技術革新に役立てられる。
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10/12工場のオートメーション化と、現場における人と機械の分業について話をうかがった、北本工場の佐伯一哉工場長。
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11/12ロボットによってシール材が塗布されたハウジングをドッキングさせる工程の様子。高度に自動化された最新の工場でも、人の手に頼らなければならない領域はあるのだ。
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12/12北本工場から出荷されるのは、どうやら「S:HEV」用のトランスアクスルだけではない様子。ここからどのようなノウハウが発信され、スバルのモノづくりを変えていくのか、要注目である。

林 愛子
技術ジャーナリスト 東京理科大学理学部卒、事業構想大学院大学修了(事業構想修士)。先進サイエンス領域を中心に取材・原稿執筆を行っており、2006年の日経BP社『ECO JAPAN』の立ち上げ以降、環境問題やエコカーの分野にも活躍の幅を広げている。株式会社サイエンスデザイン代表。
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