-
1/20
-
2/202022年3月に発表された、ロータス初の100%電動SUV「エレトレ」。ライトウェイトスポーツカーで知られるロータスブランドの新機軸であり、「実用的で多用途、広々としたファミリー向けハイパーSUVを求める新世代ロータスカスタマーに向けたモデル」とアピールされる。
-
3/20ロータスは2017年に中国の吉利(ジーリー)傘下となり、世界一ハードコアでスパルタンなスポーツカーメーカーからの脱却を図っている。将来的には100%EVブランドを目指しているという。
-
4/20空気を切り裂いて大気圏を突破しそうなエッジの立ったフロントマスクとSUV的なフォルムの組み合わせが特徴となる「エレトレ」のエクステリア。今回は前後にモーターを積み、システム最高出力918PSを発生する最上級モデル「エレトレR」に試乗した。車両本体価格は2324万3000円。
-
5/20アルミと高張力鋼板からなる新しいプラットフォーム「エレクトリックプレミアムアーキテクチャー」を採用。同プラットフォームはバッテリーサイズやモーター、駆動方式の変更が容易で、アップデートや派生モデルの開発が短期間で行えるのも大きなメリットと紹介される。
-
ロータス の中古車webCG中古車検索
-
6/20「エレトレR」のボディーサイズは全長×全幅×全高=5103×2019×1636mmで、ホイールベースは3019mm。アクティブエアサスペンションが標準で装備され、高速走行時には車高を最大で25mm下げ、オフロードでは15~25mm引き上げることができる。
-
7/20これまでのロータス車とは一線を画すデザインのコックピット。運転席と助手席の前方には天地の薄い12.6インチの液晶メーターパネルが組み込まれ、ダッシュボードのセンターには15.1インチのタッチ式ディスプレイが置かれる。
-
8/20小さなレバー式シフトセレクターの横に、パーキングスイッチとハザードスイッチを配置。センターコンソールの前方にはワイヤレス デバイスチャージャーを標準で装備する。インフォテインメントシステムは「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応している。
-
9/20エントリーモデルの「エレトレ」とスポーツモデルの「エレトレS」が22インチホイールを採用するのに対して、最上級モデルの「エレトレR」は23インチホイールを標準装備としている。今回の試乗車はフロントに275/35R23、リアに315/30R23 サイズの「ピレリPゼロELECT」タイヤを組み合わせていた。
-
10/20ワインディングロードで小径の楕円(だえん)形ステアリングホイールを切ったとき、間髪入れずにノーズがインを向くその走りにロータスらしさを感じた。アクティブアンチロールコントロールやブレーキによるトルクベクタリング、アクティブ後輪ステアリングなど、シャシーには最先端電子制御技術が盛り込まれている。
-
11/20ステアリングホイールにはパドルスイッチが備わり、左が回生ブレーキの強さ、右がドライブモードの切り替えを担当。走行モードは通常走行時に使用する「ツアー」に加え、「レンジ」「スポーツ」「オフロード」「インディビジュアル」そして「トラック」の6つのモードが用意されている。
-
12/20薄型12.6インチの液晶メーターパネルが運転席と助手席の前方に組み込まれている。表示情報は最小限だが、フロントウィンドウに映し出されるヘッドアップディスプレイが他の情報を補完している。
-
13/20厚みがわずか10mmの15.1インチタッチ式ディスプレイ。1600万色以上を使用して美しく鮮明な画像を表示する。写真は充電レベルと航続可能距離を表示させた様子。音声コマンドを用いて各種操作がハンスフリーで行えるバーチャルパーソナルアシスタントも組み込まれている。
-
14/20フロントフードの下には容量46リッターとなるふた付きの荷室が配置されている。充電ケーブルや小物入れの収納などに活用できる。
-
15/20後席使用時の荷室容量は688リッター。後席バックレストをすべて前方に倒せば荷室容量を1532リッターに拡大可能だ。荷物の積み下ろしの際、荷室左側面に備わるスイッチの操作で車高を瞬時に下げることもできる。
-
16/20「エレトレR」ではシートとインテリアトリムをホワイト系の「クオーツ」とグレー系の「マグネタイト」、そしてブラック系の「ジャスパー」(写真)から選択できる。フロントシートにはヒーターと12Way電動調整機構が備わっている。
-
17/20頭上と足元にゆとりのある後席スペース。背もたれには40:20:40分割可倒機構が備わる。前席を含めレッドのシートベルトは、ジャスパーのシート表皮でのみ選択できるアイテムとなる。
-
18/20日本仕様ではハンズオフ走行に対応していないが、センサーやカメラ、LiDARなどを用いたレベル3の要件を満たす最新鋭のADASを搭載。電動化と同じく運転支援システムにおいても、トップレベルが目指されている。
-
19/20ロータス・エレトレR
-
20/20

サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
ロータス の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。






























