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2/372023年11月のロサンゼルスショーで発表された6代目「スバル・フォレスター」。米国では2024年春に発売され、このほど約1年遅れで日本に導入されることとなった。
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3/37ラインナップはターボエンジンの「スポーツ」、ハイブリッドの「X-BREAK S:HEV」「リミテッド S:HEV」の3種類が基本で、それぞれに「アイサイトX」を搭載した「EX」も設定。装備やパワートレインに加え、内外装の仕様もグレードによって異なる。写真はX-BREAKのインテリアで、黒/グレーのツートンにグリーンのステッチが映える。
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4/37シート表皮は「スポーツ」がウルトラスエードと合成皮革のコンビ、「X-BERAK」(写真)がはっ水ポリウレタンと合成皮革のコンビ、「プレミアム」がはっ水ファブリックとはっ水トリコットのコンビで、同グレードのみオプションで本革シートも選べる。
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5/37プラットフォームは従来型と基本的に共通なので、インテリアのパッケージに大きな変更はない。リアシートは6:4の2分割式で、リクライニング/可倒機構が備わる。
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6/37機能・装備が大幅に拡充されたのも新型のトピック。11.6インチの縦型センターディスプレイや、操舵連動式のフルLEDヘッドランプなどが標準装備となり、「アイサイト」も広角単眼カメラと前側方レーダーを備えた最新世代のものにアップデートされる。
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7/37サイクリストにも対応した新型ボンネットエアバッグ。歩行者用のものより左右ピラー部のサイズを40cm拡大し、より高い位置で車両と接触するサイクリストの頭部を保護する。
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8/37ハイブリッドシステムの構成は既出の「クロストレックS:HEV」と共通。WLTCモード燃費は、クロストレックの18.9km/リッターに対して18.4~18.8km/リッターと、ほとんどダウンしていないのが面白い。
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9/37スイッチパネルの右端には「EV MODE」のスイッチが。発電&エンジンスタート用と、走行&ブレーキエネルギー回生用と、2つのモーター/ジェネレーターを備えており、バッテリー残量が十分であれば電気のみでの走行も可能だ。
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10/37対角線スタック状態からの脱出を試みる「フォレスターX-BREAK S:HEV EX」。「X-MODE」をオンにしても、他車の類似の機構よりブレーキLSDやトルク制御の介入は穏やかだが、これは「露骨にトルクを抑えたりブレーキをかけたりすると、クルマが動かなくなる可能性があるため」とのこと。アシスト制御ひとつにもノウハウが詰まっている。
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11/37駆動システムは基本的に従来の「フォレスター」と共通で、油圧多板クラッチ式の4WDを採用。モーターで後輪を駆動する電動四駆が増える今日、ハイブリッド車の4WDとしては珍しい機構だ。
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12/37「スポーツEX」およびハイブリッド車の全グレードに搭載される、12.3インチの液晶メーター。ハイブリッド車にはパワーフローメーターなど、電動車向けの表示機能が備わる。
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13/37「X-MODE」の“操作ボタン”は、タッチスクリーン最上段の一等地に配置。機械式のコントローラーは廃止されたが、このあたりの操作性はしっかり考慮されている。
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14/37足まわりでは、従来型のシャシーをベースにダンパー、スプリング、ブッシュの仕様を変更。「S:HEV」ではフロントアームの後ろ側に“すぐり”を埋めた新形状のブッシュを採用。これは「クロストレック」のS:HEVにも使われるもので、タイヤからのインフォメーションとライントレース性の向上を図っている。
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15/37広々とした視界はスバル車に共通する美点。新型「フォレスター」ではボンネットの輪郭から凹凸をなくし、ワイパーも運転席から見えないように配置するなどして、よりスッキリした視野を実現している。
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16/37「スポーツEX」の撮影車に装備されたサンルーフ。(写真:webCG)
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17/37ホイールのサイズは「スポーツ」「X-BREAK」が18インチで、「プレミアム」のみ「フォレスター」として初となる19インチを採用。いずれもオールシーズンタイヤが組み合わされる。
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18/37ハイブリッド車には機械式ブレーキと回生ブレーキを協調制御するため、ブースターレスの電子制御ブレーキが採用された。(アクチュエーターからキャリパーまでは油圧で制御する)
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19/37袖ヶ浦フォレストレースウェイを走行する「フォレスター スポーツEX」。重量が大きく異なるので、ターボ車とハイブリッド車では足まわりのチューニングが異なっている。
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20/37従来型から受け継がれた1.8リッター直噴ターボエンジン。力強い出力特性から「ひんぱんにロングツーリングする人にもお薦め」というのはスバル関係者の弁。(写真:webCG)
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21/37パワートレインの制御を切り替え、エコドライブをアシストする「SI-DRIVE」機能は新型でも健在。ステアリングスイッチで操作する。
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22/37ボンネットの裏側に備わる、分厚いグラスウールの吸・遮音材。新型「フォレスター」は静粛性を高める施策が徹底しており、オーディオメーカーの関係者も「おかげで開発が楽でした」という。
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23/37先代では、メーカーオプション無しで単一の仕様しか選べなかったオーディオだが、新型ではHarman Kardonのサウンドシステムも用意されている。(写真:webCG)
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24/37ラゲッジスペースは開口幅1250mmの大きなテールゲートが自慢。ユーティリティーナットやキックセンサー式の電動オープナーを備えるなど、便利な機能・装備も充実している。写真は「X-BREAK S:HEV EX」。
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25/37装備・機能、内外装の仕立て、そしてドライブフィールと、全方位的にプレミアム感が増していた新型「フォレスター」。クルマとしての出来は上々で、後はそれにともなう価格アップをファンがどう受け止めるかだろう。
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26/37スバル・フォレスター プレミアムS:HEV EX プロトタイプ
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30/37スバル・フォレスターX-BREAK S:HEV EX プロトタイプ
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34/37スバル・フォレスター スポーツEX プロトタイプ
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青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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