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1/332025年5月21日から23日の3日間にわたり開催された「人とくるまのテクノロジー展2025」。来場者数は7万9808人を数えたという。
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2/33ホンダはADASの次世代「ホンダセンシング」と、ダイナミクス統合制御技術を展示。ワイヤーでできたクルマの1分の1模型には、センサーやECUが搭載されており、壁に掛けたディスプレイには周囲をセンシングした画像を表示していた。
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3/33日産は電動化技術の紹介に際し、歴代のBEV用モーターやバッテリー、およびハイブリッドシステム「e-POWER」のパワートレインなどを展示。進化をなぞれるよう配慮した内容となっていた。
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4/33知能化技術の展示では、「セレナ」をベースとした遠隔自動運転の実証実験車を用意。来場者の注目を集めていた。
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5/33マツダの展示は、最新車種「CX-80」の実車と技術の解説パネルで構成。パワートレインだけでなく、内装などにも多くの人が注目していた。
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6/33三菱の展示ブースには、外装を外したストリップ状態の新型「アウトランダーPHEV」が。
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7/33スバルのブースに展示された、デビューしたばかりの新型「フォレスター」。サイクリスト対応歩行者保護バッグなど、安全技術が多く紹介されていた。
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8/33スバルブースの端にあった、ストロングハイブリッドシステム「S:HEV」のトランスミッション部分の模型。4WDシステムとの両立や、トヨタ式ハイブリッドとの違いなども説明されていた。
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9/33トヨタの展示は、循環経済とも呼ばれるサーキュラーエコノミーがテーマ。車両の解体を簡単にする部品設計への取り組みなど、リサイクル関連の技術展示をメインとしていた。
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10/33トヨタ車体が展示していたデモカー。同社が開発した間伐材由来の樹脂素材「TABWD(タブウッド)」をレゴブロックにして、同社の代表車種「コムス」を再現していた。
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11/33ダイハツのブースに展示された「タント」の福祉車両。ダイハツでは、車両とパネル展示の両方を通して、福祉介護MaaSの取り組みを紹介していた。
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12/33スズキのブースでは、実証実験用に試作された軽トラック「キャリイ」のBEVを披露。カーボンフリーへの取り組みについて説明するイベントも行われた。
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13/33スズキのブースに展示された、電動スクーターと、フレックス燃料対応スクーター。どちらもインド製だ。
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14/33ヤマハは電動パワートレインをメインの展示としていた。写真は、ハイブリッド航空機や船舶への搭載を想定した4連結電動モーター。1基あたり500kWで、合計2MWのパワーを発生する。
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15/33いすゞブースの中央に展示されていた「エルフEVウォークスルーバン」(参考出品)。運転席から荷室に、クルマを降りることなく移動できるのが特徴となっている。
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16/33日野の「デュトロZ EV」をベースに、移動式のオフィスとしたコンセプトモデル「デュトロZ EVモバイルオフィス」。野外イベントや災害時の現場管制室として利用できるという。
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17/33量産間近という、アステモのC/DセグメントBEV向けの小型e-Axle。従来品より10~20%もコンパクトで、車両搭載の自由度が高い。高効率な点も特徴で、小型ながら最高出力は180kWを実現する。
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18/33こちらは「FR1モーターハイブリッドトランスミッション」。FRおよびFRベースの4WD車用トランスミッションの前方に、駆動用モーターとクラッチからなるハイブリッドモジュールを配置したものだ。
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19/33ジヤトコは、2025年度に量産を開始する電動パワートレインの、「3-in-1」(電気自動車用)と「5-in-1」(e-POWER用)を展示。前者は「日産リーフ」に、後者は「日産エルグランド」に搭載される。
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20/33デンソーのAIエージェント「クルマのJullie」。工業用ロボットにAIエージェントを組み合わせ、会話とジェスチャーでもって、走行中にドライバーとのコミュニケーションを図るというものだ。
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21/33デンソーは8インチのSiCウエハーなど、現在開発中の半導体関連技術も展示していた。インバーターそのものだけでなく、インバーター向けのSiCパワー半導体まで自製でまかなえるのがデンソーの強みなのだ。
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22/33トヨタ紡織による燃料電池ユニット「ハイドロジェンパワーシステム」を使った電動自転車。小さな燃料電池と水素ボンベ、電動駆動を一体化したものだ。
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23/33東芝の新型SCiBバッテリー。鉛バッテリーの代替品として2025年度より量産を開始するという。長寿命で低温に強く、重量も軽い。水素ガスが発生しないのも特徴だ。
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24/33村田製作所のタイヤ管理ソリューション。タイヤそのものにRFIDを埋め込み、「id-Bridge」というソフトで管理する。ミシュランと共同開発したもので、バス/トラック用タイヤなどで活用中だ。
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25/33村田製作所が発表したばかりの、絶縁型NTCサーミスタ「FTI」シリーズ。パワー半導体の温度を計測するセンサーで、サイズはわずか2×1.2×0.85mm。熱に強く、半導体そのものに設置できる。
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26/33ボッシュは複数のe-Axleと、第7世代のレーダー(写真)などを展示。このレーダーは自社開発のSoC(システム・オン・チップ)との組み合わせで、最大250m先のものまで検知可能となっている。
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27/33コンチネンタルのSDV向けソリューションの模型。カメラやレーダーなどのセンサー類からECU系まで、幅広いアイテムをそろえていることをアピールする展示となっていた。
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28/33ヴァレオの「SDVエコシステム」のデモンストレーション。生成AIに文字ベースでリクエストして生成した海辺の画像を、メインのディスプレイに反映するというものだ。
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29/33AIにつくらせた海辺の画像が、メインのディスプレイに表示されている。
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30/33ヴァレオの「モジュラーセントラルコンピュートユニット」。SDV時代のソフトウエアの急速な進化に対応するため、ハードウエアにメモリーやCPUを追加できるようにする、という提案だ。
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31/33ヴァレオの次世代ディスプレイ「パノビジョン」。フロントウィンドウの下部にディスプレイを備えており、ボディー側から映写する方式によって奥行きが感じられるのが特徴。偏光レンズでも視認が可能だ。
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32/33市光工業によるライトシステムの展示。中国のLynk & Coが量産モデルに採用しているもので、224個のRGBライトにより、256色もの色を再現する。ヘッドライトは15mmの薄型だ。
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33/33市光工業は、有機ELを使った「アウディA6 e-tron」用のライトシステムも展示していた。60段階でコントラストを変化させることができ、非常に優れた表現力を備えている。

鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。
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