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2/302025年4月の発売以来、好調な受注を集めている新型「スバル・フォレスター」。特にハイブリッド車は、納車待ちが1年という事態に陥っていたが、スバルでは増産体制を敷いて納期短縮に努めている。
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3/30「プレミアムS:HEV EX」の運転席まわり。11.6インチのセンターディスプレイは全車に標準で採用。フル液晶メーターも「スポーツ」以外の全車に装備される。
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4/30試乗車の「プレミアムS:HEV EX」には、オプションの本革シートやサンルーフ、ハーマンカードンサウンドシステムが装備されていた。
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5/30足まわりの調律は、基本的に日本仕様も北米仕様も共通。ただし北米では、ハイブリッド車にも後述する「超飽和バルブ付きダンパー」を装着したグレードがラインナップされる。
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6/30「S:HEV」のパワーユニットは2.5リッター自然吸気エンジンと2基のモーター/ジェネレーターの組み合わせ。システムとしてはトヨタから技術供与を受けたものだが、動力分割機構の設計は、スバル独自のものだ。
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7/30グレード名に「EX」とつく仕様には、渋滞時のハンズオフ走行機能やレーンチェンジアシスト機能などからなる、先進運転支援システム「アイサイトX」が採用される。
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8/30ダッシュボード右端のスイッチパネルには、「EV MODE」のボタンが。
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9/30撮影時の小刻みな移動や切り返しでも、不満のない応答性を示してくれた新型「フォレスター」。古い人間の記者にとっては、シフトセレクターが操作をシッカリ受け付けるレバータイプというのも、好印象なポイントだった。
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10/30「スポーツ/スポーツEX」に搭載される1.8リッターターボエンジンは、環境性能を高めることで、後処理なしで厳しい新排ガス規制に対応。また70kg車重は増えているが、低燃費エンジンオイルや高効率オルタネーターの採用により、従来型と同等のカタログ燃費を実現している。
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11/30外装同様、ブロンズのアクセントが目を引く「スポーツ/スポーツEX」のインテリア。シートはウルトラスエードと合成皮革の組み合わせで、他のグレードとは異なり、はっ水加工の生地は使われていない。
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12/30タイヤサイズは225/55R18。「クロストレック」や「レヴォーグ レイバック」でおなじみの、ファルケンのオールシーズンタイヤが装着されていた。
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13/30個人的に新型「フォレスター」では、419万1000円で「アイサイトX」が付いてくる「スポーツEX」が一番のオススメ。このコストパフォーマンスは、本当にスゴイ。
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14/30オフロードコースに臨む「フォレスター プレミアムS:HEV EX」。スバルいわく、新型フォレスターの足まわりは「悪路走破性というより悪路での乗り心地(ダンパー減衰特性、スプリングレート)に配慮しております」とのことだったが……。
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15/30リアにモーターを追加する他社のハイブリッド四駆とは異なり、スバルは「S:HEV」でもプロペラシャフトを用いた機械式四駆を採用。ただし、システムは純エンジン車とは微妙に異なり、S:HEVには低負荷走行時にFWD走行を行えるよう、カップリングに電磁クラッチが装備される。
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16/30「プレミアム」系のグレードのタイヤサイズは235/50R19。比較用に用意された先代「フォレスター」は225/55R18サイズのタイヤを履いていたので、ここは新型も、同じサイズのタイヤを履く「X-BREAK」系のグレードで試してみたかった……。
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17/30スバルの説明に反して、「ちょっとゆすられ感が強いかな?」という感じだった、悪路での新型「フォレスター」。試乗車が18インチホイール装着車だったら、あるいはサスペンションがこなれてきたら、またちょっと違う印象になるかもしれない。
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18/30「S:HEV」の4WD車で電磁クラッチが作動するのは、「X-MODE」がノーマルで「SI-DRIVE」が「I」の状態のみとなる。
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19/30タッチスクリーンの上段に配置される「X-MODE」の操作画面だが、やっぱり先代のダイヤル式コントローラーと直接使い比べると、操作性はゆずる印象。基本的に停車しないと使えないし、他の画面が表示されていると、「X-MODEどこ!?」と一瞬わからなくなるのだ。
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20/30せめて「ヒルディセントコントロール」だけでも、物理スイッチに戻せないでしょうか? そんなに頻繁には世話にならない機能だが、使うとなればそれは喫緊の事態なわけですから……。
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21/30クルマとしての出来栄えは素晴らしいが、価格からすると、ちょっとファミリーカーとしての印象が強く感じられた新型「フォレスター」。量販市場の北米ではママズカーとしても重宝されるクルマなので、それも理解できなくはないが……。マーケットによりポジションの異なるクルマだけに、商品企画は大変だったことでしょう。
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22/30スバル・フォレスター プレミアムS:HEV EX
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26/30スバル・フォレスター スポーツEX
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堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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