カーメイト「d'Action(ダクション)360 S」
実勢価格:6万4584円前後
自動車用品の老舗カーメイトが発売した最初のドライブレコーダー「d' Acti on360」(型番DC3000)はフロントガラスに設置しながらもひとつのカメラで後方の映像もカバーすることを目的に、魚眼タイプの全天周360度カメラを備え、またアクションカメラとしても使用できることで話題を呼んだ。そして2018年、同じコンセプトでさらに高みを目指したモデルが登場した。それが「d'Action360 S」、型番DC5000である。
DC3000では1個のレンズを下に向けることで全天周をまかなっていたのに対し、DC5000では全天周レンズを前方と後方用に各1個、すなわち計2個をぜいたくに装備したもので、これにより360度+360度で全天球をカバーすることができた。また、レンズを前後に分け個々に調整することで車内外を最適に撮影できるだけでなく、解像度の高いレンズ中央部をそれぞれ目的の方向に向けたことで、より鮮明な映像で撮影できるようになった。また、日本初のデュアルレックにも注目したい。360度撮影と同時にフロント部分を200万画素の高解像度で録画するので車両ナンバーの認識性能も向上した。
最大の特徴である全天球の映像が残せるメリットとは何だろうか。それは前方から後方までシームレスな映像が記録できるということ。そこが通常の前方、後方1個ずつのカメラによる「前後同時録画」と異なる点だ。ではシームレスな映像はどんなケースで役に立つか。最もその効用を感じられるのが、今大きな問題となっている「あおり運転」を受けたときである。後方に設置したカメラでは車両の後ろであおられた状態は撮影できるが、全天球カメラでは車両のサイドも撮影できるので、あおった車が自車を追い越して前方に回った場合も一連の動きとして記録することができる。また、後方から側面に衝突する二輪車なども連続した動きで捉えることができる。こうした記録が事故検証の際に役立つことは間違いない。
DC5000はオプションで駐車時の監視機能を備えることができる。バッテリーの消耗を考慮して駐車監視モードは3回自動で切り替わる。ひとつが買い物時の駐車などで、ドアぶつけなど衝撃を感じない程度の軽い衝撃に対応できる30分間の常時録画。続いて、衝撃を受けたときだけその前後を記録する16時間の衝撃録画。車通勤者には便利だ。そして最後は衝撃検知の約3秒後から30秒を録画するモードで最大2週間も動作する。週末ドライバーも安心できるだろう。
アクションカメラとして使用できることもこの機器ならでは。ドライブアクションモードで録画すればサーキット走行などでドライバーの動きと車両の動きが同時に記録できる。また、車から外してマウンテンバイクに取り付けることもできる。ドライブレコーダー機能も含めて撮った映像をスマホにダウンロードすれば、いつでも映像を見られて便利だ。
【スペック】
- 記録画素数:約410万画素+約200万画素(ドライブモード)/約410万画素または約730万画素(駐車監視/アクションモード時)
- 有効画素数:約2706万画素
- 撮影素子:ソニー製1/3.2型裏面照射型/CMOSセンサー×2個
- レンズ画角:水平360°/垂直360°
- フレームレート:27.5fps(ドライブモード)/13.75fpsまたは5.2fps(駐車監視時)
- 後方録画:○
- 駐車監視:○(オプション)
- 記録媒体:専用microSDカード(別売)
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尾澤 英彦
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