Data System「DVR3100」
実勢価格:3万円前後
先日、量販店で話を聞いたら、いまやドライブレコーダーは前後ともに撮影できるタイプが圧倒的に売れ行きがよいのだそうだ。フロントだけ付けている筆者は思わず悔やんだ。前後同時録画できるドライブレコーダーにしておけばよかった、と。つい数日前、前方不注意の自転車に後ろから突っ込まれたからだ。
Data Systemが自信を持って送り出す「DVR3100」も、フロントカメラとリアカメラをパッケージした商品だからこんな状況に陥っても安心。DVR3100のカメラは前後とも1920×1080のフルハイビジョン画質で録画が可能。前を走る車も後ろをついてくる車もナンバープレートまでばっちり録画することができる。前後にカメラを配し、同時録画ができる何よりの強みはあおり運転されたときの決定的証拠が取れることである。フロントのみ、あるいはリアのみだと、あおってきた車が画角から外れたあと、あるいは前にどういう動きをしたか立証ができない。前後同時録画ができれば相手の動きをつなげて見ることができるので立派な状況証拠となる。ナンバープレートがわかる高精細録画であれば、逃げられても後から追うことができる。高精細録画が可能なDVR3100なら、そんな被害に遭っても強い味方になりそうだ。製品に同梱(どうこん)される「録画中」ステッカーを貼っておけば事故防止に役立つかもしれない。
DVR3100のカメラは前後ともに広角の6層ガラスレンズを採用する。ガラスレンズは樹脂レンズよりも透明度が高く、劣化による白濁なども発生しにくいという特質がある。ひずみを抑えたクリアな映像と死角の少ない広角画像を残せる上に長寿命も期待できそうだ。画質はコントラスト、シャープネス、ホワイトバランスをそれぞれ3段階で調整でき、露出補正機能も13段階あるので、よりイメージに近い画質、明るさで撮影が可能。センサーは1/2.9型CMOSを搭載、モニターは3.0インチのワイド型で、前、後ろ、前と後ろを2分の1ずつ、という3つのパターンで映像の確認ができる。
録画は車を始動したときからイグニッションをオフにするまで録画を続ける常時録画方式を採用。microSDカードの容量がいっぱいになると、古い映像から順に上書きする。この方式は録画のし忘れの心配がないので安心だが、この映像は上書きされたくないと思えば、手動でMODEスイッチを押して上書きされないフォルダーに保存できる。肝心の事故への対応は、強い衝撃を感知すると直前の20秒間、直後の40秒の計60秒間の記録ファイルが、上書きされないイベント記録フォルダに保存される。
Gセンサーは3段階に感度の調整ができ、録画された映像には緯度と経度の位置情報、車速情報、日時が記録される。映像を記録したmicroSDカードを持ち帰って専用の再生ソフトを使用すればPCで記録映像を見られるし、DVR3100本体に付属のHDMI端子を利用して本体とTVをつなげれば、手軽に映像を見ることができる。
【スペック】
- 録画解像度:1920×1080(高画質モード)
- 撮影素子:200万画素 1/2.9型CMOS
- レンズ画角:対角140°(水平125°・垂直60°)リアも
- フレームレート:27.5fps
- 後方録画:○ 1920×1080(フルHD)
- モニター:3.0インチ液晶 画質調整機能付き
- 記録媒体:microSDカード(16GB)同梱
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尾澤 英彦
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