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1/19今回の試乗会で試したコンチネンタルタイヤの最新製品。写真向かって左から、「コンフォートコンタクトCC7」「ウルトラコンタクトUC7」「スポーツコンタクト7」。
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2/19会場にずらりと並べられた試乗車。グローバルではグッドイヤーと販売シェア3位の座を競っているコンチネンタルだが、日本での知名度はまだまだ。それだけに、今後の伸長に期待を寄せているようだ。
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3/19試乗会でわれわれをアテンドしてくれた、コンチネンタルタイヤ・ジャパンのテストドライバー。同社のタイヤは日本車(ただし主に海外向け)でも純正装着されるケースが多く、彼らは普段、日本の自動車メーカーとの共同開発に従事しているのだ。
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4/19「コンフォートコンタクトCC7」のサイドウォールに誇らしげに書かれた「German Technology」の文字。コンチネンタルは1871年に独ハノーバーで創業。実に150年以上にわたり、タイヤをつくり続けてきたのだ。
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5/19今日におけるコンチネンタルタイヤのベーシックモデルに位置する「コンフォートコンタクトCC7」。サイズは175/70R13から225/60R17までの28種類で、軽自動車向けのサイズも6種類用意される。
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6/19エントリー商品とは思えない、凝ったサイドウォールのデザインに注目。音符とともに描かれた渦巻き模様は雲をイメージしたもので、静けさや心地よさを表現しているという。
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7/19リブを左右に横断しないサイプ(細ミゾ)のデザインに注目。リブをミゾで分断しないことでブロック剛性を高め、細かな振動の発生を抑制しているのだ。
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8/19サイプには、タイヤのノイズを吸収するレゾネーター(消音室)を配置。グルーブ(縦ミゾ)を通る音を分散する突起も、ノイズの低減に寄与する。
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9/19試乗では主に乗り心地をチェック。凹凸への当たりはやや硬いものの、振動の収縮は素早く、不快な揺れ残りなどは感じさせなかった。
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10/19安全性と快適性、ロングライフ性能を重視した新製品「ウルトラコンタクトUC7」。アジアパシフィック地域の顧客の要望に沿って開発されたタイヤで、地球12周分ものテスト走行を経て商品化にこぎ着けたという。
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11/19トレッドパターンはイン側とアウト側とで異なるキャラクターを実現する左右非対称デザイン。ウエット走行時に、路面の水をより素早く縦ミゾへと誘導できるよう、“アドバンスド・アクア・チャネル”と呼ばれる独自形状のサイプが用いられている。
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12/19ストレートグルーブに施された“ノイズ・ブレーカー3.0”。ノイズを分散させる効果があるほか、ミゾ内を通る水の流速を高めることで、ウエットグリップ性能の向上にも寄与する。
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13/19まずは散水された路面で80km/hからのフルブレーキングを試す。平均車速が高い欧州では、高速からのウエットブレーキ性能は特に重視されるのだ。
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14/19ダブルレーンチェンジでは写真のように派手な水しぶきを上げながらも、最後まで「ウルトラコンタクトUC7」はクルマの挙動を破綻させなかった。
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15/19サーキットユースにも対応する高いドライグリップ力やコントロール性に加え、ウエットグリップ性能や耐摩耗性も追求した「スポーツコンタクト7」。コンチネンタルのスポーツタイヤのフラッグシップである。
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16/19ゴムにより粒子の小さなカーボンブラックを使うことで、グリップ性能を向上。排水性を高めたり、コーナリング時のグリップ力を高めるため、接地面形状の最適化も図っている。
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17/19アウト側のストレートグルーブ内に設けられた”インターロック・エレメント”。負荷がかかった際のブロックの変形を抑制し、走行安定性の向上に寄与する。
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18/19パイロンスラロームに臨む、「スポーツコンタクト7」を横着した「日産スカイラインGT」。操舵に忠実に反応する応答性のよさと、横方向のグリップ力の高さを体感できた。
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19/19スポーツタイヤでありながら、安全性や耐摩耗性、さらには環境性能に優れている点も「スポーツコンタクト7」の特徴。その燃費性能は欧州のタイヤラベリング制度で「C」(日本における「A」評価に相当)の評価を得ている。こうしたところからも、コンチネンタルタイヤの製品づくりに対するこだわりを感じることができるだろう。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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