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1/11日本でもファンの多い現行型こと3代目「ルノー・トゥインゴ」。しかし2023年いっぱいをもって、日本向けのモデルは生産終了となる。(写真:荒川正幸)
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2/111993年に市場投入された初代「トゥインゴ」。限られたサイズのなかで空間効率を追求したモデルで、機能性の高さと取り回しのしやすさ、かわいらしいデザインで人気を博した。
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3/11モノフォルムだった初代から一転して、スタンダードな2ボックススタイルのコンパクトカーとして登場した2代目「トゥインゴ」。モータースポーツ由来の高性能モデル「ルノースポール」(写真)の設定も話題を呼んだ。
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4/11現行型「トゥインゴ」の駆動レイアウトは、リアにエンジンを搭載し、後輪を駆動するRRだ。同じくRRの「スマート・フォーツー」とは基本構造を共有する兄弟車の関係にあり、ともにスロベニアにあるルノーの工場で生産されていた。
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5/11ルノーのデザイン部門を統括する、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏。
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6/11著者が所有していた初代「トゥインゴ」。フレキシブルに使えて、走りもよく、お気に入りの一台だったという。
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7/11おひざ元である欧州での「トゥインゴ」の販売は、すでにEVバージョンが主流となっている。
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8/11EVバージョンの「トゥインゴ」は、リアに搭載される最高出力82PS(60kW)のモーターで後輪を駆動。バッテリー容量は22kWhで、一充電走行距離はWLTPモードで190kmとされている。
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9/11「トゥインゴ」の誕生30周年を記念して制作されたアート作品「Twingo by Sabine Marcelis」。その名のとおり、オランダ人デザイナーのサビーヌ・マルセリス氏の手になるものだ。
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10/11このアートカーは、エンジンではなく電動パワートレインを搭載しているという。ルノーはこの作品に関して、「ルノーのEVに対するコミットメントとマルセリス氏の革新的なアプローチが、『トゥインゴ』というクルマに新しい光を当てている」としている。
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11/11ルノーでは、自社の著名なモデルのアニバーサリーイヤーにアートカーを発表し、それと呼応するように、新たな市販モデルに通じるコンセプトモデルをお披露目するケースが少なくない。ひょっとしたら新型「トゥインゴ」にも、このアート作品のエッセンスが取り入れられるのかもしれない。例えば、初代をモチーフにしたエクステリアデザインとか……。

森口 将之
モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。ヒストリックカーから自動運転車まで、さらにはモーターサイクルに自転車、公共交通、そして道路と、モビリティーにまつわる全般を分け隔てなく取材し、さまざまなメディアを通して発信する。グッドデザイン賞の審査委員を長年務めている関係もあり、デザインへの造詣も深い。プライベートではフランスおよびフランス車をこよなく愛しており、現在の所有車はルノーの「アヴァンタイム」と「トゥインゴ」。
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