-
1/20
-
2/20マイナーチェンジした「BMW X6」のラインナップに、「xDrive35d Mスポーツ」が追加設定された。3リッター直6ディーゼルターボエンジンに改良型の48Vマイルドハイブリッド機構を組み合わせたほか、内外装のリニューアルと、インフォテインメントシステムのアップデートなどが行われている。
-
3/20「X6 xDrive35d Mスポーツ」の車両本体価格は1198万円。X6には同モデルと4.4リッターV8ターボエンジンを搭載する「X6 M60i xDrive」、そして「X6 Mコンペティション」がラインナップされる。
-
4/20BMWで初採用となる矢印型デイライトを組み込んだLEDヘッドランプや、デザイン変更されたフロントバンパーが目を引くフロントフェイス。キドニーグリルには引き続きイルミネーションが内蔵されている。従来型で五角形に近い形状だったバンパー左右のエアインテークはすっきりした縦型に変更され、ひと目で新旧を識別できる。
-
5/20今回試乗した車両は「BMWインディビジュアル スペシャルペイント」の「チョークユニ」と呼ばれる明るいグレー系の外板色をまとっていた。同ボディーカラーは71万円の有償色となる。
-
BMW X6 の中古車webCG中古車検索
-
6/2012.3インチの液晶メーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを組み合わせたカーブドディスプレイを搭載するインテリアは、「X5」のものと基本的に共通。スリムなエアコン吹き出し口やインパネのイルミネーション、ツマミ型シフトセレクターなどがマイナーチェンジでのリニューアルポイントだ。
-
7/20助手席の前には、「X6」のロゴが入ったイルミネーションが組み込まれている。発光色はアンビエントライトと連動しており、コントロールディスプレイ内の操作で任意に変更できる。
-
8/20ステアリングホイールの左スポーク部分に「アシステッドドライブ」のスイッチが配置される。最新世代のジョグダイヤル式ではなく従来タイプのままだが、車間距離設定だけが最新世代モデルと同様に、センターディスプレイ内での操作に変更された。
-
9/20サスペンションは「X5」と同じくフロントがダブルウイッシュボーン式、リアがマルチリンク式。可変ダンパーの「アダプティブMサスペンション」が標準で装備される。
-
10/203リッター直6ディーゼルターボにマイルドハイブリッド機構が組み合わされる「X6 xDrive35d Mスポーツ」のパワーユニット。エンジン単体で最高出力286PS、最大トルク650N・mを発生し、これに最高出力12PS、最大トルク200N・mのモーターが加わる。
-
11/20今回の試乗車では、エンジンのスタート/ストップボタンやiDriveのコントローラートップ、シフトセレクターに「クラフテッドクリスタルフィニッシュ」が用いられる94万4000円のオプション「ファーストクラスパッケージ」が選択されていた。
-
12/20「スカイラウンジパノラマガラスサンルーフ」は、総出力1475Wを誇るBowers&Wilkinsの「ダイヤモンドサラウンドサウンドシステム」などとともにオプションの「ファーストクラスパッケージ」に含まれるアイテム。
-
13/20切削加工が施された「21インチMライトアロイホイールYスポークスタイリング747Mバイカラー」は、13万4000円のオプションアイテム。今回の試乗車はフロントに275/40R21、リアに315/35R21サイズの「コンチネンタル・プレミアムコンタクト6 SSR」タイヤを組み合わせていた。
-
14/20「X6 xDrive35d Mスポーツ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4955×2005×1695mm、ホイールベースは2975mm。車重は2270kgと発表されている。
-
15/20アイボリーホワイトとアトラスグレーのコンビネーションカラーでコーディネートされた写真のシートは、オプションの「BMWインディビジュアル フルレザーメリノパッケージ」によるもの。
-
16/20ヒーター機能が内蔵されるリアシートも、フロントシートと同じくアイボリーホワイトとアトラスグレーのメリノレザー表皮で仕立てられている。
-
17/205人乗車時の荷室容量は580リッターで、後席を折りたためば1530リッターに拡大できる。リアシートの背もたれには40:20:40の分割可倒機構が組み込まれている。
-
18/20後輪操舵や可変レシオが備わらないステアリングの反応は終始マイルド。電子デバイスの採用を最小限にとどめたコイルスプリングサスの自然なステアリングフィールは、相変わらず気持ちいいと再確認できた。
-
19/20BMW X6 xDrive35d Mスポーツ
-
20/20

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
BMW X6 の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”【試乗記】 2025.9.12 レースやラリーで鍛えられた4WDスポーツ「トヨタGRヤリス」が、2025年モデルに進化。強化されたシャシーや新しいパワートレイン制御、新設定のエアロパーツは、その走りにどのような変化をもたらしたのか? クローズドコースで遠慮なく確かめた。
-
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.10 「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。
-
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】 2025.9.9 クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。
新着記事
-
NEW
スズキeビターラ
2025.9.17画像・写真スズキの電動化戦略の嚆矢(こうし)となる、新型電気自動車(BEV)「eビターラ」。小柄でありながら力強いデザインが特徴で、またBセグメントのBEVとしては貴重な4WDの設定もポイントだ。日本発表会の会場から、その詳細な姿を写真で紹介する。 -
NEW
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学
2025.9.17エディターから一言栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。 -
NEW
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】
2025.9.17試乗記最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。 -
NEW
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
2025.9.17カーデザイン曼荼羅ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。 -
NEW
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代
2025.9.17デイリーコラムトランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。 -
内燃機関を持たないEVに必要な「冷やす技術」とは何か?
2025.9.16あの多田哲哉のクルマQ&Aエンジンが搭載されていない電気自動車でも、冷却のメカニズムが必要なのはなぜか? どんなところをどのような仕組みで冷やすのか、元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。






























